2019年09月07日

禁止銃弾使用も発覚@作業所貫通 (兵庫県上郡町)

報道によると7月20日に兵庫県上郡町にて発生した銃猟駆除による不祥事(民間作業所外壁が銃弾被害および不適切銃弾の使用)が9月3日の同町議会で取り上げられ、遠山寛町長は「あってはならない重大な事故。猟友会にはルールを守るよう指導する」と答弁したそうです。
また現在までに。同町は、県猟友会上郡支部に出していた有害鳥獣駆除の許可を停止しているともいいます。
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鳥獣駆除の銃弾が作業所貫通 建物内の夫婦あわや
(略)
相生署や上郡町などによると、7月20日午後、県猟友会上郡支部のメンバー9人が現場近くで有害鳥獣駆除を行っていた。イノシシを追って数人のメンバーが猟銃を発砲。建物内にいた夫婦によると、「バチバチーン」と作業所に当たったような音がし、外壁に穴が確認された。

3発のうち2発が外壁を貫通し、1発がはじかれたとみられる。大日本猟友会(東京)が会員に使用禁止を通達している大粒散弾が使われたことも判明。
3日、上郡町議会本会議の一般質問で遠山寛町長は「あってはならない重大な事故。猟友会にはルールを守るよう指導する」と答弁した。
作業所では当時、夫婦が仕事中だった。穴の左右約60センチに窓ガラスがあり、夫の60代男性は「窓のそばに立っていて、命中してもおかしくなかった。二度とないようにしてほしい」と語気を強めた。

こちら※2019/9/3 21:05神戸新聞NEXT
銃弾が当たり、作業所の窓近くの外壁に開いた穴=上郡町野桑
画像検索結果※同

銃弾飛んできた? 鉄板の壁に直径1センチの穴 上郡
(略)
 当時、男性は妻と1階で仕事中だった。男性は「パーン、パーンと猟銃の音がするなと思っていたら、バチーンと建物に当たったような音がした。銃弾だったとしたら、数メートル下に飛んでいれば当たっていたかもしれない」と声を震わせた。

こちら※2019/7/20 20:45神戸新聞NEXT
発砲音の後、2階物置の壁に見つかった穴=20日午後4時57分、上郡町
画像検索結果※同
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上郡町担当課によると不祥事の発生した7月20日は土曜日で、事件は同日付のマスコミ報道で知ったといいます。
22日の月曜日には当地の地域猟友会の幹部が被害者宅に赴き謝罪されたとお聞きしましたが、前日・前々日に撃った当の本人が謝罪に同家に行かれたことは掌握していないそうです。まさか、民家作業所への誤射は知らなかったとの言い訳はないものと思いたいところですが、たとえそうであっても「知らなかった」で済まされる問題でもありません。
上郡町同課の掌握では猟銃の所持許可を預かる兵庫県警生活安全課は処分の結論はまだ未定といいますが、民家の壁を貫通させた時点で同許可取り消しは当然と私見します。

また同課によると当該のイノシシ追いは猟犬も使用されていたということです。現場は田園地帯ともいいますが、イノシシの生息域から銃弾や猟犬が逃げる個体を追い詰めていく経過の中で、民家外壁が被弾した可能性も高いのではないでしょうか。

同課は近日中に駆除を委託する個々の猟友会関係者らに銃器等の使用に関しての法令順守を心がける誓約書を提出させることも視野に入れていることも伺いましたが、上記銃弾や猟犬による深追いの事も含め住民の安全を第一とした実効性のある誓約書にすることが望まれることは言うまでもありません。
無論、このような事故は撃ち逃げを含め全国では頻発しているであろう現状も忘れてはなりません。一地方の一地域でたまさか偶発的に生じた不祥事と矮小化してはなりますまい。

それから大日本猟友会(東京)が会員に使用禁止を通達している大粒散弾が使われたことについても、一個人が引き起こした不祥事に矮小化するのではなく、そもそもの啓発主体にも問題があるとの構造に着目し是正していかなければなりません。

大粒散弾の使用禁止啓発を狩猟団体に任せる怪

2019年07月31日

平日の銃猟禁止措置を発表@北海道森林管理局・道庁

森林事務所職員の無念の被弾死からの教訓@地裁判決の続報です。

北海道森林管理局と道は29日、今年度の国有林と道有林での狩猟期間の対応を発表し、昨年11月に恵庭市でハンターが同局の男性森林官を猟銃で誤射し死亡させた事件を受け、平日は市町村や森林管理署が管理・実施する有害鳥獣捕獲、北海道猟友会による研修以外での銃猟は禁止する指針を明らかにしました。
同管理局HPからのpdfファイルにての指針をリンクで紹介します。
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北海道における令和元年度狩猟期間の対応について

昨年11月の狩猟者の誤射による北海道森林管理局職員の死亡事故を踏まえ、北海道森林管理局、北海道、北海道猟友会は、銃猟安全対策の徹底とエゾシカ対策について、連携して検討を進めてきました。
令和元年度狩猟期間においては、3者が連携して以下の方向で取り組むこととしています。
関係機関からのお知らせ(令和元年7月29日)
1.北海道における令和元年度狩猟期間の対応について(北海道森林管理局、北海道、北海道猟友会)(PDF : 120KB)

2.道内国有林における令和元年度狩猟期間の対応について(北海道森林管理局)(PDF : 132KB)

3.道有林における令和元年度狩猟期間の対応について(北海道)(PDF : 96KB)
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規制は当然でしょう。被弾死された方が森林管理局の職員であれ誰であれかけがいのない生命を安易な判断や行為で奪われたことを今後の猟銃が引き起こす事件事故防止を鑑みた行為として及第評価はできるものと考えます。
ただし、確かに当該事件が起きた2018年11月20日は平日の火曜日ですが、趣味猟目的で道の内外からの入山は土日・祝日に集中することを鑑みれば平日以外も何らかの規制が要されていませんでしょうか。

銃猟者増加促進政策は所詮無理あり(3)また誤射死亡事件発生

2019年07月01日

森林事務所職員の無念の被弾死からの教訓@地裁判決

人を撃ち殺して「在宅」で起訴か@猟銃誤射死亡事故の続報です。

去年11月、恵庭市盤尻の山の中で林野庁の恵庭森林事務所の職員、菅田健太郎さん(当時38)を猟銃で誤って撃って死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われた札幌市に住む銃猟趣味の自営業の男(50)に対する札幌地裁による一審判決の報道が出ました。
「少ない情報をもとに鹿だと判断した被告の行為は厳しい非難を免れない」との禁固2年の有罪としながらも、執行猶予のついた判決でした。
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恵庭猟銃誤射事件で有罪判決|NHK 北海道のニュース
(略)
26日の判決で、札幌地方裁判所の中川正隆裁判長は「猟銃を使って狩猟を行う者は、万一にも誤射することのないよう細心の注意を払って対象を確認すべきであり、少ない情報をもとに鹿だと判断した被告の行為は厳しい非難を免れない。森林官として業務にあたっていた被害者に何ら落ち度はなく、結果は重大だ」と指摘しました。
一方で「事実を認め、反省している」などとして、〇〇被告に禁錮2年、執行猶予5年を言い渡しました。

こちら06月26日 15時34分 NHK 北海道のニュース
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裁判所ははたして被告人が銃弾により無念の死を遂げられた被害者の勤務先でもある恵庭森林事務所入林届を出していなかったことへの審理は行ったのでしょうか?
狩猟入林届を出していなかったそうです@公道発砲死亡事故

もし国有林への入林届が規定通り出されていたのであれば、被害者職員も何らかの対処や心構えにより被弾死されることはなかったのではないでしょうか。ご遺族の心情は察するにつけあまりあります。
ともあれ主として環境省の実態を考えない机上指針による安易な銃猟趣味の推奨は即刻中止して然るべきでしょぷ。この趣味が銃器という究極の危険物を携行することで悲劇を拡大再生産する属性から免れないことは明白です。

サイト内検索結果@(銃猟者増加政策)

※2019年7月31日後記
平日の銃猟禁止措置を発表@北海道森林管理局・道庁

2019年04月02日

人を撃ち殺して「在宅」で起訴か@猟銃誤射死亡事故

被弾死させたふざけた理由@銃猟容疑者等からの続報です。

至近の報道によると札幌地方検察庁は3月29日、去年11月に恵庭市の山の中で、国の森林事務所の職員を猟銃で誤って撃って死亡させたとして逮捕された50歳の自営業者について、業務上過失致死の罪で在宅のまま起訴しました。
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恵庭の猟銃誤射で在宅起訴
(略)
恵庭森林事務所の職員、菅田健太郎さん(38)を猟銃で誤って撃って死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われています。
●●被告は逮捕後、釈放され、検察は在宅のまま捜査を続けていましたが、捜査の結果、過失が認められるとして、29日、起訴しました。
これまでの調べによりますと、●●被告は当時、鹿狩りをしており、鹿笛を吹いたところおよそ120メートル離れた場所で何かが動いたため、十分な確認を行わないまま、鹿と勘違いして菅田さんを撃ってしまったということです。
検察は、●●被告が起訴された内容を認めているかどうか明らかにしていません。

こちら03月29日 20時20分 NHK

恵庭の猟銃誤射死亡事故で男を起訴 札幌地検
(略)
起訴状によると、●●被告は昨年11月20日、恵庭市盤尻(ばんじり)の山林で狩猟中、約120メートル先の林道を巡回していた同管理局恵庭森林事務所の森林官菅田(すがた)健太郎さん=当時(38)=の腹部をエゾシカと間違えて猟銃で撃ち、多臓器損傷で死亡させたとしている。

こちら03/30 09:50 更新 北海道新聞
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銃器所持許可を持つ者にはそれなりの責任が課されています。不祥事が発生すればなおさらです。
それにしても人を撃ち殺して「在宅」起訴ですか。
しかも冒頭でリンクした飛弾死させたふざけた理由に加えて、公道からの発砲や入林届が未提出であった散漫さも事件当時に報じられていました。「4年前に狩猟免許を取ったばかり」と事件当時報じられていましたが、「狩猟免許を取ってからもう4年も経ている」と報じられるべきでしょう。
事件を契機に違法な公道発砲の警告強化を!北海道庁
狩猟入林届を出していなかったそうです@公道発砲死亡事故

これらの付帯不祥事が事実なら今回の検察の「在宅」のままでの起訴はあまりに甘すぎる対処であるとの論難は免れますまい。検察の甘い姿勢が今後の法廷に影響するのではないかと懸念するのは、はたして私だけでしょうか。「在宅」決定をご遺族や関係者各位がどう受け止めるのか地検は忖度すべきでした。
「狩猟者の皆様へのお願い」北海道森林局長


それから札幌市に住み農林業とは全く無関係の第三次産業(商業・サービス業)の自営業者でもあるという被告人が4年前にどのような動機で銃猟者になったのかは定かではありませんが、同人もまた官僚の机上からの安易な狩猟推進政策の犠牲者であると言えるのではないでしょうか?
来るべき法廷では検察側も弁護側もその観点にも少しは言及してもらいたいものだと思わざるをえないところです。

個人責任に押し込めた責任逃れはNG!銃猟人身事故

※2019年7月1日後記
森林事務所職員の無念の被弾死からの教訓@地裁判決

2019年03月24日

悪意がなくても処分や記録に残る厳重注意は必要@安芸高田市職員不祥事

トップ以外への処分や厳重注意も再発防止のため必須@紋別市職員不祥事(※前欄)関連です。

安芸高田市(広島県)での職員及び実施隊員(非常勤職員)の不祥事
安芸高田市等を「情状を全般を顧慮し不起訴処分@広島地検
については、3月18日での同市総務課への問い合わせによると現場に立ち会った担当課職員や身分を非常勤職員する同市鳥獣被害対策実施隊のメンバーである銃猟者に悪意がなかったことや突発的な状況から生じた不祥事ということで、現時点まで紋別市とは異なり市長など特別職への処分は出ていないそうです。

また同じ理由で上記の関係職員、非常勤職員へも、減給や戒告などの処分はおろか記録に残る口頭での厳重注意すら行われていないのが実情です。
むろん不起訴=冤罪等ではないことは同課もよく認識しておられました。

しかし、処分や口頭にての公式厳重注意は当事者への反省促進のためにのみ行うものではなく、時の風化に伴う再発を防ぐために行うものではないでしょうか。
正規職員らに悪意等がない結果的な過失事例であっても二度と同じことを起こさないために処分や永久に記録に残してある公式厳重注意は公務員の世界でもよくあることとお見受けしますが、なぜ安芸高田市ではそのような普通の対処が現時点までできていないのでしょうか。
加えて市長、副市長など特別職への対応は前欄にて言及した紋別市を見習うべきでしょう。

安芸高田市総務課からは現状までの処分や厳重注意の不作為は最終結論ではないとして、実質的な人事課としての公的作為に今後に向けて含みを持たせた御説明を受けたつもりですが、かりそめにも情実等が動いていることのないことを期待しておきましょう。投げやり対処も悪意のない不祥事を起こしたことで処分等をを受けたこれまでの他の職員さんらとのバランスを鑑みてもNGと言わざるをえません。
再発防止のための人事部署としての作為は公益に鑑みても不可欠と思われます。同市総務課の今後の分別を期待するところです。
同様の作為の必要性は安芸高田市に限った問題ではないことは言うまでもありません。

※2019年3月28日後記
トップ以外への処分や厳重注意も再発防止のため必須(2)紋別市職員不祥事
※2019年7月25日後記
猟銃取り消し処分等の重みは?砂川市(北海道)
※2019年7月26日後記
不祥事職員への行政処分の有無の掌握は人事行政に不可欠@安芸高田市
※2019年9月11日後記
公務員の駆除における瑕疵続報@安芸高田市(広島県)

2019年03月11日

30頭のシカ死骸の山林崖下への不法投棄が発覚

また狩猟不祥事が発覚しました。

共同通信社によると和歌山県田辺市の山林で約30頭のシカの死骸が見つかったことが6日、同社による新宮署への取材で分かったそうです。同署は廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで捜査を進めるといいます。
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和歌山の山林、30頭のシカ死骸 田辺市、不法投棄の疑いで捜査
(略)
同署によると、発見されたのは田辺市本宮町皆瀬川の山林の崖下で、白骨化している死骸もあった。崖は高さ約100メートルあり、何者かが崖の上の道路から死骸を捨てたとみて調べる。2月18日に同町の住民から情報提供があった。

こちら共同通信 / 2019年3月6日 21時21分
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捜査は手抜かりなく厳正に行われなければなりません。
違法廃棄が猟期内のレジャー猟のみならず駆除で仕留めた死骸も含まれているとするなら、どこの自治体かは定かではありませんが、当局の管理責任も発生してきましょう。

山中に捕殺個体を不法投棄させる構造は※関連文中リンク等も御参照

※2019年3月12日後記
鳥獣被害対策実施隊設置のメリット

2019年02月28日

一般人を被弾死させた被告人に有罪判決@千葉地裁

銃猟者増加促進政策は所詮無理あり(2)千葉県を例にに続報がでました。

昨日の報道によると昨年6月14日午後4時45分ごろ千葉県鴨川市にてサルを駆除するため撃った散弾銃の弾丸がたまたま現場付近に居合わせた70代の一般人男性の頭に命中し死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた無職の男性被告(68)に対し千葉地裁は25日、懲役2年6月、執行猶予3年(求刑・懲役2年6月)を言い渡したそうです。
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業過致死
狩猟誤射で死亡 被告に有罪判決 地裁 /千葉

こちら毎日新聞2019年2月26日 地方版
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故人は駆除関係者でも何でもなくたまたま住宅の裏山に居合わせた方であったそうです。
被告人は実刑こそ免れましたが、これからも猟銃で一般人の尊い命を奪ってしまったことについては贖罪して生きていかなければなりません。
また同人がいかに贖罪意識をもって生きていかれようと、それで御遺族等の悲しみが相殺されることはありますまい。
銃猟者増加促進政策は所詮は無理があることは言うまでもありません。

行政との癒着疑惑@アーカイブ

2019年02月19日

被弾重傷者が出た時点で捕獲主催部署は真摯な検証を!長野県

豚コレラ対策は狩猟自粛要請ではなく禁猟で!長野県(2)(※前欄)に続き長野県関連です。

おりしも報道によると10日午前10時10分ごろ、長野県中野市更科の山中で自営業の同市猟友会員(53)が一緒に銃猟を行っていた別の同猟友会員(68)が撃った銃弾に胸部を貫通され病院に運ばれ命に別状こそなけれど重傷との診断を受けたそうです。
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狩猟中に弾当たり、中野の男性重傷
(略)
同署は誤射や、周囲の木などに当たって弾が跳ね返った可能性を調べている。
現場は近くの民家から山中に約300メートル入った場所で、木が多く立ち積雪のある斜面。猟友会事務局がある中野市農政課によると、この日は午前9時ごろから猟友会員12人、市職員3人、県職員2人の計17人がシカやイノシシの駆除のため狩猟をしていた。

 同署によると、この日の狩猟は、銃を撃つ人と、動物を追い込む人に役割分担する「巻き狩り」の方法で実施。弾が当たった男性と撃った男性はともに銃を撃つ役割で、周囲から目立つようオレンジ色のジャケットを着ていた。猟友会員によると、現場は雪が舞う程度で、視界は悪くなかったという。

こちら(2月11日)信濃毎日新聞

狩猟中に53歳男性被弾し重傷

(略)
68歳の男性は動物を狙って撃ったということで、警察は狩りを行っていた関係者から話を聞くなどして当時の詳しい状況を調べています。

こちら02月10日 18時38分NHK
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最初に周囲から目立つようオレンジ色のジャケットを着ていたという被弾された方の早期完治を望むところです。
それから「狩猟」とは一般的には鳥獣捕殺の許可を受けたものによる猟期内の趣味猟を指します。駆除はその範疇に入りません。両メディアは狩猟と駆除の違いぐらいは分け隔てて報じるべきでした。

跳弾であれ何であれ重傷者を出してしまった時点で発砲者の責任はもとより捕獲主催の責任発生は不可避でしょう。視界が悪くなかったという点も事実ならこの責任はさらに敷衍されてきましょう。むろん発砲者一人に全責任を押し付けるべきではなく、主催責任のほうがより深刻に浮上してきているのではないでえしょうか。

そして信濃毎日新聞の、当日は現場には市と県の職員計5名が立ち会われていたとい報道から、狩猟ではなく駆除などの許可捕獲であったことが分かります。しかも市職のみならず県職2名までいたということで通常の有害鳥獣駆除を超えた臨時もしくは緊急的な特別捕獲の可能性が濃厚と思われます。
前欄等にて言及したよう、長野県庁は豚コレラ問題を事由に計5つの市町村からなるに一部区域での8日からの狩猟の自粛要請を県猟友会を通して行っていますが、今回の県職2名までが立ち会った「狩猟」はもしかすると同コレラに感染した個体の有無を確認するための許可捕獲だったのでしょうか?
同県庁の公開文書によると、 野生いのししにおける豚コレラウイルス感染拡大確認調査は捕獲いのししの確保 も含め2月9日から28日間行われることになっています。
豚コレラの発生に係る野生いのしし対策について 長野県HPよりPDF画面(前欄リンク再掲)

ともあれ豚コレラ問題を事由とした調査捕獲であるなしにかかわらず、市や県の立ち会う許可捕獲・調査捕獲の類であったからにはそれぞれの主管部署におかれては、事故の検証を真摯に行わなければならないことは言うまでもありません。

2019年01月10日

死亡事故を受けた許可捕獲と狩猟中止@下呂市猟友会

猟が終わった時点で脱包作業を!暴発死亡事案発生(※前欄)続報です。

報道によると3日発生した下呂市猟友会の男性(71)が仲間の散弾銃の暴発で死亡する事故を受け同会は同日夜に緊急役員会を開き、4日からの狩猟および許可捕獲の中止を決定したそうです。
今後は安全講習会を増やすなど再発防止に努めるとも報じられています。
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下呂市内での許可捕獲と狩猟中止 猟友会、男性の事故受け

岐阜県の下呂市猟友会の男性(71)が仲間の散弾銃の暴発で死亡する事故が同市馬瀬西村で3日に発生したことを受け、同会は4日から同市内での県と市の許可捕獲(有害鳥獣駆除・個体数調整)と狩猟(銃猟・わな猟)を中止した。中止期間は狩猟期間が終わる3月15日まで。
(略)

こちら2019年01月05日 07:44 岐阜新聞
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中止は生命の尊重の所産と言えましょう。ここは同市猟友会をはじめ関係当局に拍手を送りたいところです。

下呂市農務課によるとわな猟中止については、「@括り罠についてはすべて撤去」「A箱檻についてはすべて入り口を封鎖」ことで万全を期しているそうです。例外的に畑などに掲げられている食害防除用の網にかかって脱出できないものに関しては捕殺も認めているということです。おそらくはそうした網まで撤去指令は困難との判断からの例外事項でしょうが、ともあれ銃猟のみならず罠猟まで中止したということは、死亡事故を真摯に受け止めた下呂市猟友会及び市当局の英断と言えましょう。

同市猟友会員以外のハンターについてのシバリについては下呂市農務課によると、同市に在住する銃猟及び罠猟の有資格者はすべてが同市猟友会に加盟しているそうです。ただ、市外に住むハンターへの対策に関しては抑制力は無く、中止決定を無視する連中がいたとしても何もできないということもうかがったところです。

そうしたことからも同市猟友会におかれては対応策が不可欠となりましょう。例えば岐阜県庁の狩猟に関する通達HP画面平成30年度の岐阜県内の狩猟についてに中止決定の趣旨などを加筆していただくことで、同要請を無視する輩への世間の目をさらに厳しいものにさせる効果はあるのではないでしょうか。
下呂市HPにも御協力をお願いするなど中止決定の精神を狩猟者のみならず不特定に敷衍することが要されてきましょう。

無視される自粛要請等@アーカイブ

※2019年1月21日後記
大日本猟友会も自粛要請推進@北海道人身事故
※2019年2月3日後記
自粛要請周知なしは疑問(1)岐阜県庁HP
※2019年2月5日後記
狩猟がもたらす危険性からも銃猟者増加政策は疑問(2)
※2019年2月10日後記
銃猟制限は不可欠@豚コレラ感染拡大阻止
※2019年2月17日後記
密猟等への対策も抜かりなく!「豚コレラ」問題

2019年01月08日

撃ち逃げハンターは人間の屑@北海道

道猟友会は自粛要請破りへは毅然とした対応を!(2)(※前々欄)の関連です。

今度は加害ハンターについて言及しましょう。
昨日の北海道森林管理局への問い合わせ結果によると銃を他人に被弾させたハンターあるいは猟仲間からの警察等への出頭は19時過ぎの時点で全く聞いていないということです。報道でも出頭のニュースは見当たりません。
今回の苫小牧市山林での被弾事案については大きく全国ニュースでも報道され、加えて11月の人身死亡事故事案を契機とする狩猟自粛要請の報道や通達などからも加害ハンターが知らないわけがありません!
猟仲間がいる場合も然りです。

なぜ警察に出頭しないのでしょうか。なぜ入院されているという被弾者やご家族関係者等に謝罪しないのでしょうか。結局はわが身が可愛いのでしょう。むろん出頭すれば身柄が拘束されたうえ銃所持許可や狩猟免許はそれぞれの主管当局からはく奪となりましょう。それが嫌で出頭しないのでしょうか。
撃ち逃げをしながら今後も臆面なく狩猟を続ける魂胆なのでしょうか。

こんな手合いに限り、道猟友会や北海道森林管理局による狩猟自粛要請や同要請予定に対して「そんなの関係なーい!」と嘯き批判する態度あるいは内心でいたのでありましょう。
撃ち逃げやその後の頬かむりは、自粛要請が2018年11月20日、恵庭市内の山林でハンターにも判別させるべく敢えて目立った衣服を身にまとい作業をされていた何ら落ち度のない一般公務員の方のかけがえのない生命を奪った事案からのものであることすらまともに理解できない否、理解しようともしない人間の屑の所業でしょう。
もし加害者がこのブログを見たなら、即座に警察に出頭しなければなりません。猟仲間がいた場合は加害者を知りながら警察に情報提供しないのであれば同様に人間の屑です。
加害者をはじめ屑の所業は畢竟、因果応報であると洋の古今東西等を問わず様々な先哲も明言していることも恐々謹言ながら付記しておきましょう。

時効を阻止せよ!厚真猟銃撃ち逃げ殺人(2)

※2019年1月9日後記
猟が終わった時点で脱包作業を!暴発死亡事案発生
※2019年2月7日後記
同行者に告ぐ@厚真猟銃撃ち逃げ殺人

2019年01月04日

水平撃ちですか?流れ弾による人身被弾@茨城県

先月は茨城県笠間市の山林にて5人のグループでカモを撃ち殺そうとしていたハンター(70)が、猟仲間によるものと思われる流れ弾に右足の太ももに被弾し全治1週間のけがをした事例も報じられています。

NHK記事によると16日午前9時半ごろ、笠間市福原の山林でかも猟をしていた男性から、「仲間が流れ弾に当たってけがをした」と、警察に通報がありました。
産経記事によると狩猟仲間で、東京都新宿区の飲食業の男性(46)が撃った散弾銃の弾が当たったと警察はみて詳しい状況を調べているそうです。
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かも猟の流れ弾に当たり男性軽傷
(略)
警察によりますと、けがをしたのは茨城県桜川市に住む70歳の男性で、一緒に猟をしていた東京・新宿区の46歳の男性がかもに向けて撃った散弾銃の弾が誤って右足の太ももに当たったということです。
男性は仲間の車で市内の病院に運ばれ、全治1週間の軽いけがと診断されたということです。
男性は16日朝から5人のグループで猟をしていたということで、警察は46歳の男性が周囲をしっかりと確認せずに銃を撃った可能性が高いと見て、当時の状況を詳しく調べています。

こちら12月16日 18時02分 NHKニュース茨城 NEWS WEB

カモ猟中に散弾銃誤射し男性軽傷 茨城
(略)
署によると、飲食業の男性がカモに向かって撃った数発のうち、少なくとも2発が無職の男性に当たった。発砲した当時、2人は50メートルほど離れていた。
2人は同日午前7時ごろから、ほかの仲間3人とカモを撃ちに来ていた。

こちら2018.12.16 17:26 産経新聞
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北海道恵庭市の国有林で11月に北海道猟友会会員の男が起こした猟銃の誤射による死亡事故については行政がHPやそうでなくても通達等で禁じている水平撃ちだった可能性が否めないのではないかと思っています。
水平撃ちですか?事故防止講習会
茨城県笠間市の今事案も、もしかしたら水平撃ちの所産でしょうか?

ちなみに茨城県庁が銃猟者増加政策の中で使用しているポスター画像も水平撃ちのイラストがあるように思えてなりません。
こちら※PDF 茨城県HPより
確かに「クレー射撃実演」は水平撃ちですが、野山での銃猟をイメージするのであれば安全上問題のある水平撃ちイラストは使うべきではありませんね。

※2018年1月5日後記
いつから自粛要請が始まったのか明確に!北海道猟友会

2018年12月29日

安芸高田市等を「情状を全般を顧慮し不起訴処分@広島地検

県への迅速な不祥事連絡を怠った安芸高田市(広島県)に続報が出ました。
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住宅地でシカに発砲 安芸高田市と男性を不起訴

広島地検は27日、猟銃を使った鳥獣の捕獲が禁止されている住宅地でシカに発砲したとして広島県警に鳥獣保護法違反などの疑いで書類送検されていた安芸高田市の会社役員男性(64)と、男性に捕獲を依頼した使用者責任があるとして同法違反容疑で書類送検された同市を不起訴処分とした。地検は「情状全般を考慮した」としている。
(略)

2018年12月28日 中国新聞
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不起訴あるいは起訴猶予処分は決して証拠不十分とか俗にいう無罪などではないことは一般通念ですが、奇しくも当ブログで取り上げた最近の事案に対して同日に報じられた不起訴処分を鑑みてもそれは明らかなことです。
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群馬・みなかみ前町長を不起訴 セクハラ疑惑問題 女性が示談に応じる

地検は処分理由について、関係者のプライバシーの保護を理由に明かさないとしているが、女性の弁護士が、〇〇氏が反省の態度を示したため、女性が同日までに示談に応じたと明らかにした。弁護士は「これを踏まえた判断と承知している」としている。

こちら2018.12.27 16:43| 産経新聞(抜粋)
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まずは広聴業務の充実から@町長不祥事の出直し(みなかみ町)

広島県安芸高田市の事案では被害者は言わば地域全体ですので特定の示談の対象者はいません。おそらくは猛省と再発防止に向けての決意を地検に述べたうえでの情状考慮なのでしょう。あまつさえ同市側からの言い訳や情状要求などはなかったものと信じてあげたいところではあります。

参考まで広島県庁自然環境課はは安芸高田市の不祥事事案を受け14日、県内すべての市町の鳥獣担当者を集め対策会議を開き、このような事態の再発防止を呼び掛けています。参加した某市担当課によると広島県警察本部も出席されていたといいます。
また同県西部農林事務所は19日、安芸高田市の課長以下2名を呼び、当該不祥事及び県への迅速な不祥事連絡を怠ったことに対して再発防止を含め厳重に注意喚起をされたとも伺っております。

いずれにせよこの問題は安芸高田市の瑕疵や怠慢に限定されることなく全国の鳥獣行政は他山の石とすることが要されてきましょう。

※2019年3月24日後記
悪意がなくても処分や記録に残る厳重注意は必要@安芸高田市職員不祥事
※2019年7月25日後記
猟銃取り消し処分等の重みは?砂川市(北海道)
※2019年9月11日後記
公務員の駆除における瑕疵続報@安芸高田市(広島県)

2018年11月24日

狩猟入林届を出していなかったそうです@公道発砲死亡事故

(※前欄)
に続き趣味猟ハンターが国有林の林道からは風倒木などの調査を行っていた北海道森林管理局の森林官の方をを射殺した罪で逮捕された事案を続けます。

事件は道道からおよそ2キロ入った林道上での出来事にして逮捕・送検された容疑者は国有林で狩猟を行う際の入林届の提出という最低限の義務さえ怠っていたことも報じられています。
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誤射ハンター入林届出さずシカ狩り「シカの尻だと思い撃った」 倒木調査の森林官死亡  北海道恵庭市

20日、恵庭の山林で、林野庁職員の男性を誤って散弾銃で撃って死亡させたとして逮捕された49歳のハンターの男が、国有林に入る際の入林届を出していなかったことがわかりました。
〇〇容疑者は、プライベートで一人で山に入りシカ狩りをしていましたが、石狩森林管理署によりますと、国有林に入る際に必要な入林届を出していませんでした。

こちら最終更新:11/21(水) 19:36 北海道放送 (抜粋)
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もし入林届が被害者が生前勤務されていたと思われる北海道森林管理局に提出されていたならば、今回の森林作業に際しても警戒がより敷衍されこのような死亡事故は起きなかったことも考えられましょう。
その意味でも提出不履行は大きく糾弾されて然るべき怠慢と言えましょう。また警察や道庁はなぜ彼が提出しなかったということも厳しく追及しなければなりますまい。
もしかすると容疑者ハンターはこれまでも入林届なしで国有林に狩猟入山していたのでしょうか?
また無届けでの国有林入山狩猟がこの世界でまま行われているかどうかも大変気になるところです。

狩猟行為は個人登山でも入山許可が必要@国有林

※2018年11月25日後記
再発防止に向けて真摯な啓発を!北海道庁
※2019年4月2日後記
人を撃ち殺して「在宅」で起訴か@猟銃誤射死亡事故
※2019年7月1日後記
森林事務所職員の無念の被弾死からの教訓@地裁判決

2018年11月21日

銃猟者増加促進政策は所詮無理あり(3)また誤射死亡事件発生

またハンターの猟銃が入林者の死亡事故をもたらしました。
報道によると20日午後1時50分ごろ、北海道恵庭市盤尻の山中で、北海道森林管理局恵庭森林事務所の男性森林官(38)=千歳市=が、近くで猟をしていた札幌市の40代のハンターの男性に誤って猟銃で撃たれ意識不明の重体になりドクターヘリで病院に搬送されたが、午後3時半過ぎに死亡が確認されたそうです。
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北海道:誤射で森林官死亡 男性「動物と間違った」
(略)
道警千歳署は業務上過失傷害容疑で、撃った男性から任意で事情を聴いている。男性は「動物と間違って撃ってしまった」と話しているという。
同署などによると、森林官は50代の同僚と山中で作業中で、2時15分に同僚が「銃で撃たれた」と110番した。ハンターの男性は狩猟免許を持っており、狩猟中に誤射したとみて原因を調べている。

こちらInfoseekニュース(毎日新聞 / 2018年11月20日 16時43分)
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まずは不幸にもかけがえのない生命を失われた男性森林官(38)へは心よりご冥福をお祈りする所存です。

札幌市から猟目的で入山したという「動物と間違えた」とのハンターの弁ですが、言い訳に全然なっていないことは言うまでもありません。また警察通報は故人と一緒に作業をしていた同僚の方がなされたとのことですが、本来なら撃った本人が通報すべき事案でしょう。

そしてガサゴソとの音でもあったのか動物と思い込み発砲したとすれば猟銃所持者としての基本的な注意事項を怠ったこととなり、結果として猟と何ら無関係の山中作業者の方を殺してしまったという事実は当該ハンターの悪質性が論難されても仕方ありますまい。

それにしても2名の作業員が出す音声をどうして動物と思い込んだのでしょうか?ここで考えられるのは銃猟者の多くにみられるという難聴症状です。人の声も含め人間の所作音として銃猟者の耳に入らなかった可能性を警察は厳しく尋問すべきでしょう。
むろん難聴性のことだけでなく銃猟が危機管理や安全面での加害者とも被害者とも十二分になりうる可能性を勘案すれば現行の狩猟者増加促進政策は現場知らずの机上の空論であることは明白ではないでしょうか。

※本日追記
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ハンターが誤射...男性死亡 シカ猟で「動物と間違えた」
(略)
猟銃を撃ったのは、シカ猟に来ていた札幌市の40代の男性ハンターで、菅田さんまでの距離は、およそ130メートルだった。
警察の調べに対し、男性は「何かゴソゴソと音がして、動物と間違えて撃ってしまった」と話している。
警察は、男性の容疑が固まり次第、業務上過失傷害の疑いで逮捕する方針。

こちら2018年11月21日 水曜 午前6:21 (北海道文化放送)
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※追記以上

逮捕は当然でしょう。
趣味猟ハンターになったことはさぞかし後悔後に立たずといったところでしょうか?

銃猟者増加促進政策は所詮無理あり(2)千葉県を例に等々

※2018年11月22日後記
被弾死させたふざけた理由@銃猟容疑者
※2019年7月31日後記
平日の銃猟禁止措置を発表@北海道森林管理局・道庁

2018年11月15日

ハンターのみならず安芸高田市(広島県)も送検される★追記あり

また銃猟駆除での不祥事が発覚しました。

鳥獣保護法では住宅集合地域での銃猟を禁止しています。 具体的には、最高裁が半径200メートル以内に住宅が10軒以上があるような、地域での銃の使用は認められないという判断を示しています。
しかるに昨日付の報道によると広島県警は14日、鳥獣保護法違反容疑などで、同県安芸高田市の猟友会に所属する自営業男性(64)と、鹿の駆除を委託した同市を書類送検したそうです。
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住宅付近で鹿に散弾銃=猟友会員と市を書類送検−広島県警
(略)
送検容疑は8月19日午前10時半ごろ、同市内の住宅が集合する地域にある土手で、散弾銃を発射して鹿を捕獲した疑い。
県警生活安全総務課によると、この日、近隣住民から「鹿が転落防止ネットに引っ掛かっている」と110番があり、市に連絡。委託を受けた猟友会の男性が駆け付けたという。現場は約20メートル先に民家があり、付近には商業施設や学校もあった。 

こちら2018年11月14日(水)12時43分 時事通信

散弾銃でシカ捕獲 書類送検の理由は

警察によりますとことし8月19日の朝ネットにひっかかっているシカを目撃した住民が警察に通報、警察が市に連絡し、市から依頼を受けた猟友会の男性が、市の職員の立ち合いのもと散弾銃を2発発砲しシカを処分しました。
一方、今回の現場の半径200メートルの範囲には、一般住宅30軒以上や中学校などがあったというのですこのため、警察は猟友会の男性と安芸高田市を鳥獣保護法違反などの疑いで書類送検しました。
(安芸高田市担当者)
「市としても監督責任を重く受け止め、今後同様の事象が発生しないよう、適切な指導を行うことで、鳥獣保護法を遵守した捕獲活動をしていきたい」
男性も容疑を認めているということです。

こちら最終更新:11/14(水) 19:28RCC中国放送 (抜粋)
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「鹿が転落防止ネットに引っ掛かっている」時点で市もハンターも銃猟禁止区域かどうかはわかりそうなものですが・・・
また発砲を安芸高田市が依頼したのであれば発覚事案は氷山の一角にして従前からの構造的な不祥事の可能性も出てきましょう。
同市は国の特措法に基づきハンターなど外部隊員を非常勤公務員とする「鳥獣被害対策実施隊」を設置している自治体です。またその設置要綱からも、駆除行政の事務方のみならず銃猟ハンターが隊員として参加しているものと思われます。今回の不祥事ハンターが実施隊隊員であるかどうかは現時点では定かではありません。昨夜、県内の各自治体が設置する実施隊を管轄する広島県庁農業技術課への問い合わせによると県には特に安芸高田市から実施隊員によるの不祥事報告は上がってきていないそうですから、これは実施隊員ではないハンターによる所為である可能性もありましょう。
その場合、業務中の人身事故などに際しては狩猟保険しか保障があてがわれず、公的労災が受給できないにもかかわらず非隊員に銃猟発砲という危険行為を依頼したということにもなりましょう。
駆除事故死亡(3)岩出市(和歌山県)はなぜ公務労災のつく実施隊業務にしなかった?

一方、実施隊員であった場合は、広島県庁への隊員による不祥事報告を怠っていたということにもなりましょう。同隊所属ハンターは非常勤とはいえ公務員であることを忘れてはなりません。

ともあれ実施隊員による鳥獣保護法抵触事案であったかどうかについての事実関係については追記させていただくつもりですが、
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★本日追記
安芸高田市主管課によるとハンターは同市鳥獣被害対策実施隊隊員でした。ただ当該業務は実施隊業務としてではなく任意グループである「捕獲隊」の業務として依頼・同行したそうです。この件についてはまた欄を改めるつもりです。(欄末2018年11月16日後記リンク御参照)
★同追記以上
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いずれにせよ今回発覚した不祥事はハンターの個人責任に帰する事案とは到底言えず、市の依頼責任・管理責任が強く問われる事案であることは間違いないことと思われます。

実施隊は非常勤公務員につき部位役得はNG!(アーカイブ)

参考まで安芸高田市当局はかつて鳥獣による農作物被害算定の際に総務省より実質上の水増し指摘を受けたことがあることも付記しておきましょう。
隠れ蓑にも精査が必要(6)

※2018年11月16日後記
実施隊業務にしなかった怪@住宅街での違法発砲(安芸高田市)

2018年07月10日

一斗缶かぶりクマ射殺の怪(4)「司法警察員」の業務事案では

一斗缶かぶりクマ射殺の怪(3)実質的な包括回答は疑惑が深めるばかりでは?の関連です。

鳥獣保護管理法の第76条に基づき、違法狩猟等の取り締まりに従事する「特別司法警察職員」(通称は司法警察員)といわれる方々が各都道府県にいらっしゃいます。地方検察庁と各都道府県庁が協議して構成メンバーを後者から人選し、例えば私の住む広島県によると同県では計12名が司法警察員を拝命されています。内訳は本庁主管課の自然環境課から3名、県内三箇所の農林水産事務所から3名ずつといいます。
司法警察員の業務は警察と連携して取り締まりのための実質的な捜査を行うことです。
むろん。県民等から違法狩猟など通報が入れば警察とも協議して動かなければなりません。
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参考
逮捕権・捜査権を持つ警察以外の職種一覧(特別司法警察職員の一覧)
こちら
画面中段「都道府県の職員(鳥獣の保護や狩猟に関する職員)」の項目を御参照
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鳥取県ではかつて対応に疑問があるという県民の声を受け、県行政監察室は生活環境部長と総務部長に改善を促す調査結果を発表したことがあります。詳細は拙ブログ過去ログ画面こちらの一番下から二番目の欄
手抜きの狩猟取締り
狩猟取り締まり不適切 県行政監察室が指摘=鳥取を御参照。

岩手県でも広島県や鳥取県同様に法律に基づく司法警察員制度があるはずです。業務を怠れば鳥取県での事例のように県行政監察室は生活環境部長と総務部長に改善を促すことになりましょう。
岩手県宮古市で今年5月に発生したという一斗缶かぶりクマ射殺目撃や画像を鑑みれば、岩手県庁は後手後手に回るのではなくまず特別司法警察職員を拝命している県職員が警察をも動かしたうえで積極的に調査に乗り出して然るべきではないでしょうか。

※2018年9月23日後記
一斗缶かぶりクマ射殺の怪(5)「司法警察員」の業務事案では@読者
※2019年3月2日後記
警察官出向は自然環境課へも配するべき!広島県庁等

2018年06月27日

一斗缶かぶりクマ射殺の怪(2)密猟の可能性は?

一斗缶かぶりクマ射殺の怪@宮古市(岩手県)の続報です。

上記の被続報画面は表題に「怪」の文字を表示しましたが、射殺は岩手県も宮古市も許可をだしていないことなど報道とはかなり食い違う部分があることが、昨日、当ブログ閲覧者の方の情報に基づく同市への問合せでわかりました。
まずは情報を提供くださった方による問合せ情報をご覧ください。(情報提供者の方から転載許可はいただいております。)
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○○様
以下は一斗缶かぶりクマ射殺を報じた新聞記事について宮古市の担当課から聴き取った現時点までの同市の見解です。

これは記事にお名前が出ていたAという肩が写真を岩手日報に持ち込んで、記事になった。
猟友会が射殺したというのは岩手日報が勝手に書いたことである。宮古市は猟友会に確認したが、そのような行為は行っていない。岩手県も捕獲許可は出していない。A氏が見たのは猟友会ではないようで何らかの見間違いである。市役所も何がどうなっているのか分からず対応できない。この件、問い合わせが多くこまっている。
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当ブログ閲覧者の方による宮古市の見解への聴き取り内容は以上です。

聴き取られた方は、市が許可をしていないにもかかわらず、囮の餌を入れた一斗缶でクマを誘引したうえでの射殺が行われたのであれば犯罪(密猟)の可能性もありうることを懸念されていますが、私も同様に考えております。ちなみに一斗缶に蜂蜜を入れて個体を誘引する手法は昔から実施されているクマ猟法だという宮城県の山奥に住んでいる方からの声も伝え聞いております。

ともあれ昨日は私も宮古市当局に問い合わせてみたところおおむね上記読者の方が下さった聴き取り情報と当然ながら合致していました。おっしゃる情報の通りで市も困惑しているそうです。射殺の確認もしていないとのこと。
同市によると、そもそも鉱山跡地やその周辺は山域にして人の気配もないところで従ってクマ出没情報も全くないところです。市としては撮影者A氏にも聴き取ったそうですが、銃音も聞いていなく射殺見聞はなかったそうで、市は岩手日報にもそのことや上記困惑を伝えたそうです。警察にも事情説明済みとか。

ただし腑に落ちないところや十分な検証がされたかどうか等々も気になるところです。同市へはあらためて文言にて複数項目を申し入れたうえでの箇条質問を送付させていただきました。
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2018年6月26日送付
宮古市環境生活課御中
続きを読む

2018年06月16日

銃猟者増加促進政策は所詮無理あり(2)千葉県を例に

銃猟者増加促進政策は所詮無理あり@千葉県を例にの続報です。

昨日の報道によると14日午後4時45分ごろ、千葉県鴨川市小湊の山林で、60代の男性がサルの駆除をするために散弾銃を発砲したところ、70代の男性にあたりました。70代の男性は頭から血を流していて、病院に運ばれましたが、NHK報道によるとその後死亡が確認されています。
むろん発砲者は逮捕されました。
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サルと間違え誤射、散弾銃の弾あたり男性重体

警察によりますと、散弾銃を撃った男性は、住宅近くにある山で複数のサルを見つけたため、追い払うために散弾銃を発砲したということです。
警察は、男性が誤って撃ったとみて、業務上過失傷害の疑いも視野に当時の状況を調べています。

こちら6/15(金) 4:54配信 TBS系(JNN)※Yahooニュースより

サルに向けて発砲 男性の頭に当たり死亡 千葉 鴨川

14日夕方、千葉県鴨川市の住宅の裏山で、60代の男性がサルを追い払おうと散弾銃を撃ったところ、付近の山中にいた70代くらいの男性の頭に弾が当たり、運ばれた病院で死亡が確認されました。警察が、銃を撃った男性から事情を聴いて当時の状況を調べています。
14日午後5時前、千葉県鴨川市小湊の山あいで、「サルを追い払おうと鉄砲を撃ったら、人がいて頭に当たったようだ」と消防に通報がありました。
(略)
この男性は、鳥獣駆除のために銃を所持する免許を持っているということです。
警察は、サルに向けて撃った流れ弾が当たったと見て、さらに事情を聴いて当時の状況を調べるとともに、亡くなった男性の身元の確認を進めています。

こちら2018年6月15日 5時04分 NHKニュース

サル駆除で誤射、男性死亡 千葉・鴨川で67歳男逮捕
こちら2018.6.15 11:46 産経新聞
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まずは亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
鴨川市によると故人は駆除関係者でも何でもなくたまたま住宅の裏山に居合わせた方であったそうです。御遺族の悲しみや怒りは察するに余りあります。市が委託した有害鳥獣対策協議会の一駆除員としての単独行動であったとの説明もお受けしましたが、これでもって市の責任が相殺されることはないと思います。
市は委託先である同協議会に単独での銃猟駆除の自粛要請をしていたとは聞いていません。道義上の責任は構造面を鑑みれば時として法的責任よりも深刻な場合もありえるのではないでしょうか。

市の道義上の責任はともかく、発砲者に関しては無関係な方を被弾させ死に至らしめたというとですので警察の容疑は倍加しましょう。むろん死亡が確認された時点で当初の業務上過失傷害の容疑は業務上過失致死に切り替わったようです。

それにしても本当に追い払いのための発砲だったのでしょうか?
自衛官や警官あるいは役所職員などの公務ハンターでない方々の駆除における銃猟行為はどうしても撃ち手が本来もつ捕殺指向が気になります。銃猟における大部分は今回のような行政からの委託とも言える駆除ではなくレジャー猟です。捕殺指向に基づき半矢などでの無益な鳥獣への損傷行為が発生する可能性の高さにもかかわらす同猟にいそしむ方々がいわば片手まで駆除を行っているのであれば、そのような疑念をもたれても仕方ありますまい。

加えて銃猟が難聴をもたらすことは医学的にも証明されているようですが、今回の発砲者に健常な聴力があったのかどうかも気になるところです。捜査機関や市・県はそのあたりも真摯に検証しなければなりません。
猟銃器補助は疑問!(2)山形県

いずれにせよ今回の重大な事故事案は千葉県に限らず全国的な銃猟者増加政策の見直しの十分な根拠となりましょう。
鴨川市によると発砲者は同市が設置する鳥獣被害対策実施隊員ではなく加害補償も狩猟保険からしか出ないとのことでした。非常勤職員業務による公務労災としての補償が出ないことは先月の岩出市のケースと同じことになります。
駆除事故死亡(3)岩出市(和歌山県)はなぜ公務労災のつく実施隊業務にしなかった?

故人御遺族の無念もさることながら逮捕された発砲者もさぞかし銃猟者になったことを後悔しておられるのではないでしょうか?被害者はもちろんのこと発砲者まで不幸のどん底につき落とす陥穽を持つ同政策がはたしてこのまま続いていいのでしょうか。所詮は官僚の机上から生まれた安易な政策の不幸製造機の性格を当局は真摯に認識しなければなりません。

※2018年11月21日後記
銃猟者増加促進政策は所詮無理あり(3)また誤射死亡事件発生
※2019年2月28日後記
一般人を被弾死させた被告人に有罪判決@千葉地裁

2018年03月04日

NHK記者の無謀な単独猟がもたらした救援者の死

急速に発達した低気圧の影響で猛吹雪となった北海道苫小牧市の林道で、28日から休暇でシカ猟のため車で入山していたNHK苫小牧支局の男性記者(27)からの救出要請を受け現場に向かったロードサービス会社に勤務する男性社員(28)が2日未明、意識不明の状態で見つかり、死亡が確認されたそうです。一方、狩猟者でもあるNHK記者は死亡した社員とともに一緒に現場へ向かったサービス会社の従業員2人とともに保護されたそうです。

NHKの報道では、悪天候の中、結果的に救助者の死亡事故をもたらした冬のかかる状況下で無謀とも思える単独猟に入山した苫小牧支局の記者名はおろか狩猟のための入山であったことすらも報道していないようです。
報道は2日の正午過ぎのみの放映と認識しております。同日夕方のNHK札幌放送局への問い合わせでもこの事故への後報道があったことは聞いておりません。また現時点での検索でも新たな報道画面には当たりませんでした。
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猛吹雪  救援の男性死亡 鹿狩りのNHK記者要請 北海道・苫小牧
(略)
NHK札幌放送局によると、男性記者は休暇中で、鹿狩りのため林道を車で1人で走っていた。同局は「救助に来られた方が亡くなったのは痛恨の思い。ご迷惑をかけた関係者におわびする」と謝罪した。

こちら毎日新聞2018年3月2日 東京夕刊

NHK記者を救出に向かったロードサービス男性死亡

死因は低体温症だった。筒井さんは他の従業員と計3人で、シカを狩猟するため休暇中に1人で林道に行って動けなくなったNHK苫小牧支局の男性記者(27)の車の救援に向かっていた。

こちら[2018年3月3日9時23分 ]日刊スポーツ (抜粋)

雪で車動けず 1人死亡3人救助 北海道 苫小牧
(略)
最初に動けなくなった記者は、休暇を取って2月28日、この林道を車で走っていたところ雪で動けなくなり助けを求めていたということで、警察が当時の詳しい状況を調べています。
NHK札幌放送局は「救助に来られた方が亡くなられたことは痛恨の思いで、心よりお悔やみ申し上げます。また、ご迷惑をおかけした関係者の皆様におわびいたします」とコメントしています。

こちら3月2日 12時11分NHK
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「コメントしています」の三人称報道に違和感を感じるのははたして私だけでしょうか。加えてNHKは遭難事故の従前には視聴者に向けておりしもの悪天候から不要不急な外出を差し控えるよう呼び掛けていたそうですが、記者の趣味猟とも思える休暇入山が必要差し迫った行動であるとはよもや思われません。
もしかすると猟欲がまともな判断力を鈍らせてしまったのでしょうか。

いずれにせよNHKは報道の中でありきたりの謝罪コメントだけでお茶を濁すのではなく、記者の無謀な単独猟がもたらした救援者の死であることを深く認識し局員の危機管理教育に活用しなければなりません。こと報道に携わる者はその公器性からも非番時だから何をしてもいいというわけではないのです。さらに言うと狩猟への見方は様々にあります。公正中立であるべき報道が記者の個人的趣向によってゆがめられる可能性もこの際検証すべきでしょう。
県庁とメディア記者の暴走@長野

特にNHK札幌放送局および室蘭放送局は今回のロードサービス会社社員の死亡事故に関わる記者が勤務する苫小牧支局を統括する拠点局・責任局として記者が然るべき入山許可を得ての狩猟入山であったのかどうかも事情聴取したうえ結果も公表しなければばなりますまい。
web情報では2日夕方17時32分ごろのHBC北海道放送の報道にて国有林を管理する森林管理署の話として「入山ゲートには鍵がかかっていたはずだが、何らかの形で開けて入ったのであろうが、どうやって入ったかわからない 」との趣意の話もインタビューの中で出たそうです。許可を受けている場合は狩猟団体への包括としての会員許可なのかもしれませんが、その場合、合鍵の共有などがあったのでしょうか?いずれにせよ入山管理面での手落ちがなかったかどうかも当局は今回の死亡事故を受け検証しなければなりますまい。
ただし、現在はリンク切れにつきそのニュース報道は確認できないので代わりに現場(国有林)や状況等を検証されたサイトをリンクしておきましょう。

NHK は「苫小牧支局の男性記者がシカ撃ち時の規則等を遵守していたのか」という点を調査・公表すべきだ
こちら2018-03-03井戸端会議・瓦版

★2018年3月6日追記
北海道森林管理局石狩森林管理署の次長(※テロップによる)の方の見解を報じるHBC北海道放送報道の林道ゲートと思われる静止画はweb上にありました。2日の15時44分付とクレジットされています。

>一応鍵はかけている
>何らかの形で開けて入ったのか
※テロップ文言引用
こちら

web上には動画もありました。ただし閲覧の際はパスワードが必要です。
>一応鍵はかけている
>何らかの形で開けて入ったのか
※同
こちら

鍵の番号は所轄の森林管理暑が公開していたようです。
こちら※胆振東部森林管理署

まだまだ不明な点は残りますが、林道入山ゲートの鍵の番号の公開の是非や管理の在り様等も問われてくるのではないでしょうか。

2018年01月01日

今すぐ禁猟区に@自宅軒下で女性被弾(2)自粛要請効果は疑問

今すぐ禁猟区に@自宅軒下で女性被弾からの続報です。

年末から年始にかけての休日は平日よりも狩猟者出没の蓋然性も高く、また事件を知らない狩猟者もいると思われます。
よって滋賀県当局には26日、多賀町での事故に関して、県として例えば年内に現地河川敷での狩猟を周辺住民の安全に鑑み、今猟期の銃猟可能を強制力を伴い一時凍結する、もしくは狩猟団体に対して現場付近での銃猟を実質的に自粛要請を行う案を口頭にて申しあげたうえ翌27日に電子メールにて狩猟に際して同様の事件・不祥事が起きた際の他の自治体の啓発の例示等を送付させていただきました。
以下は滋賀県から翌27日にいただいた御回答です。
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○○ ○○ 様

メールにて失礼します。
昨晩お電話を頂戴いたしました●●でございます。
県警とも協議を行い、事故防止に向けた注意喚起を行うことといたしました。
明日、県ホームページにアップする予定です。また警察でも別途対応して頂く予定です。
内容につきましては、お時間のございます時にでも本県のホームページをご覧いただければ幸いです。
末筆になりましたが○○様のご健勝をお祈り申し上げ、失礼させていただきます。
***********************************
〒520-8577 大津市京町四丁目1番1号
滋賀県 琵琶湖環境部 自然環境保全課
(略)
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くだんのHPの内容は28日、同県サイトより
狩猟による事故防止について(多賀町での事故を受けて)(PDF:260KB)にて確認しました。以下、転載します。
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ハンターの皆さんへ
狩猟による事故防止
〜基本的な安全対策の徹底を〜
平成 29 年 12 月 23 日、多賀町久徳において、狩猟中の県外銃砲所持者が散弾銃を発砲したところ、約 100 メートル離れた民家軒下にいた女性の右足に散弾と思われるものが当たり、負傷する事故が発生しています。
出猟の際には、絶対に事故を起こさないため、次のことに十分注意してください。
(略)※前欄後段で転載した「猟銃等取り扱い五原則」以下と同文です。
狩猟に関する情報(お知らせ・更新講習の案内)
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確かに事故防止のための啓発にはなっていますが、現場河川敷での今猟期での銃猟自粛要請にはなっていません。今回の加害者ハンターも県外者でしたが、今回の不祥事事故を知らないハンターも県の内外を問わずいるものと思われます。また不祥事を知りながら平然とこの河川敷で銃猟行為を行う輩ふが出てくることも十分ありえることです。付近住民としてはたまったものでもありますまい。
啓発の中で自粛要請を行い狩猟界の内外に周知することこそ狩猟を管轄する県行政の責務と思われます。

末筆ながら速やかに電子メール御回答をくださった滋賀県当局へはこの場にてお礼を申しあげます。

問い合わせへの御回答は絶好の広報機会のはずですが・・未回答行政当局

※2018年1月4日後記
猟犬使用に関する十分な啓発を!滋賀県を例に

2017年12月05日

撃ち逃げには厳罰を!民家敷地内飼育ヤギ惨殺

また卑劣な猟銃撃ち逃げ事案が禁猟区域にて発生しました。しかも凶器は散弾銃使用歴10年を要するライフル猟銃です。
報道によると3日午後5時ごろ、山梨県甲府市善光寺町にて、畑での雑草を食べさせるために民家の敷地内で飼われていたヤギ2頭のうち1頭が、背中から血を流して死んでいるのを帰宅したこの家の住人が見つけての通報を受け警察は、ヤギの背中にはライフル銃のようなもので撃たれたと見られる銃弾1発が貫通した痕が見つかったことから何者かが猟銃で撃ったと見て、鳥獣保護法違反の疑いで捜査しています。
これまでに銃弾自体は見つかっていませんが、飼い主の男性によりますと、近所の住民が3日の午後4時ごろに1発の銃声を聞いているとも報じられています。
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飼育のヤギが猟銃で撃たれる 山梨 甲府

飼い主の男性は、自宅の敷地内に新たに畑を作るために、周辺の雑草を食べさせる目的で2頭のヤギをリードにつないで、ことし4月から飼育していたということです。
現場一帯は、狩猟が禁止されている県の鳥獣保護区に指定されていて、警察は、飼い主の男性がヤギを最後に確認した3日午後1時ごろから午後4時ごろの間に、何者かが猟銃で撃った可能性があると見て鳥獣保護法違反の疑いで捜査しています。

ヤギの飼い主「民家から近くありえない」

ヤギの飼い主の男性は「民家からこんなに近いところで銃で殺されるのはありえないことで、いらだちを感じます。狩猟をする人には、もっと責任感を持って正しく銃を使ってほしい」と話していました。

こちら12月4日 14時18分  NHKニュース (抜粋)

死んだヤギに“銃弾貫通”の痕 飼い主の男性に怒り(17/12/04)
(略)
現場一帯は県の鳥獣保護区に指定されていて、狩猟はできない。有害鳥獣を駆除するのにも市町村の許可が必要だ。警察は何者かが猟銃でヤギを射殺した可能性があるとして、鳥獣保護法違反などの疑いで捜査している。

こちらANNnewsCH動画2017/12/04 に公開

家畜のヤギ撃たれ死ぬ 甲府の禁猟区域、鳥獣保護法違反容疑で捜査

男性は3日午後1時から4時まで外出しており、この間に射殺されたとみている。4時ごろに、近所の農家の男性(86)が発砲のような音を聞いたという。
男性は「撃たれたヤギは雄で毛が茶色なので、シカと思って撃たれたのではないか。顔を見ればわかるのに」と語った。男性も地元の猟友会に入っており、「背骨を直撃するのは相当なベテランだ。周辺の子供たちにも人気だったので、殺されて悲しい」と肩を落とした。

こちら2017.12.4 21:39 産経新聞 (抜粋)
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そもそもが鳥獣保護区ですから、犯人に禁猟区破りの意図がない場合は、甲府市が例えば1年間単位で包括的に駆除許可を銃猟者に与えている場合の誤射撃ち逃げも考えられます。包括許可の場合、このような有事の際の駆除者特定が個別被害に伴う個別許可に比すれば困難であることは言うまでもありません。同市にかぎらず包括許可が本当に妥当なのかどうか再考の余地もあるのではないでしょうか。

それでも撃ち逃げとなればやはり趣味猟で入った者による仕業の可能性のほうが駆除と比すれば特定が困難な点から蓋然性としては高いのではないでしょうか。またヤギを見てシカと思い、禁猟区域もなんのそのの猟欲の高まりは、遵法意識の欠落を感じざるをえません。犯人は散弾銃歴10年以上を要するライフル猟銃所持者と思われますが、いかに所持年数が分別と比例することが当てにならないかということは今回の事件のみならず、ライフル猟銃器による様々な事件・事故を鑑みても明白ではないでしょうか。
現行の罰則をさらに引き上げることも必要でしょう。この種の事件事故が一向になくならないのも関連する複数の法令自体がハンターからなめられていることも否定のしようがありません。

所詮、娯楽で鳥獣殺生を行うものにとっては撃つ対象が周辺の子どもたちに人気があることなど思いもつかない貧困な感性の持ち主に違いありません。今回、殺されたヤギの飼い主の方も産経の報道どおり猟友会員なのであればこれを契機に本質を見極められて狩猟をおやめになられたほうがいいと思います。狩猟不祥事は決してほんの一部の不心得者の仕業ではなく悪意の有無にかかわらず構造的なものであることはもはや様々な観点からも世間に周知されている状況にあるのではないでしょうか?

撃ち逃げへは毅然たる対処を!三重県警、いなべ市役所

※2017年12月6日後記
事件を契機に市役所、県庁は銃猟者に啓発を!

2017年11月26日

山中に捕殺個体を不法投棄させる構造は

また駆除に際しての悪質事案が発覚しました。

報道によると佐賀県警伊万里署は、同県伊万里市の男(69)を駆除したイノシシ約20頭を他人が所有する市内の山中に不法に捨てたとして、廃棄物処理法違反(不法投棄)の容疑で佐賀地検武雄支部に8日付にて書類送検していたことが、捜査関係者への取材で分かったそうです。
男は市に対し、有害鳥獣の捕獲報奨金を申請しており、「捨てるのに適した場所がなかった」などと供述しているとも報じられています。
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報奨金目的で駆除のイノシシ20頭を山中に投棄
(略)
捜査関係者らによると、男は10月、餌でおびきよせる箱わなを使って捕獲、駆除したイノシシ約20頭を、他人が所有する市内の山中に不法投棄した疑い。10月末に付近を巡回していた同署の警察官が異臭に気づき、発覚した。
男はイノシシ(成獣)1頭につき1万3000円が支給される報奨金目的で駆除。申請に必要な死骸の写真、切断した尾、耳を市に提出していた。市の指導では、駆除したイノシシは申請者が埋葬処理することになっている。

こちら11/24(金) 11:28配信 読売新聞
駆除イノシシ不法投棄 伊万里署、容疑で書類送検 増えすぎて処分困った?

伊万里署などによると、男性は県猟友会に所属し、イノシシの成獣1頭につき1万3千円の報奨金を受け取る申請を市にしていた。提出用の耳や尾を切り取った後、死骸を捨てていた。鳥獣を駆除した場合、所有者の許可を得た土地に埋却する必要がある。
駆除数が増加傾向にあるため専用の処分場の設置を求める声も出ている。
市農業振興課は「猟友会の協力がなければイノシシを減らすことはできない。会の幹部には、適切に処理するよう周知を図ってもらっている」と話している。

こちら11/25 10:45 佐賀新聞 (抜粋)
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書類送検ですか。逮捕のうえ身柄送検しないことが公益に適う事は到底思われません。
温情は反公益@残滓放置への起訴猶予
また今回はこのような形で不法が発覚したのですが、はたしてこの種の不法が初めてだったのかどうかも気になるところです。いままでうまく見つからなかったケースがあったのかどうかも佐賀地検武雄支部は精査すべきです。

さて今回の場合いかにイノシシの増殖に伴い駆除数も増加傾向にあり、関係者が処分に困っている側面があるとしてもそれは他人の山への不法投棄には一切の言い訳にはなりえません。あまつさえ犯罪者の蛮行を動機に、何やら専用の処分場を公費を使って設置する自己都合による要望を採用することがあっては本末転倒にもほどがありましょう。
それにしても容疑者が捕殺イノシシから切り取ったのは報奨金と引き換えの提出用の耳や尾だけだったのでしょうか?そもそも高額な駆除報奨金を支払う市当局が狩猟者の獲物から取れる有用部位の私物化を許さず、同当局が市のゴミ焼却施設等で焼却すれば提出された耳や尾による確認作業の手間は省けましょう。そうすれば「処分に困っている側面」存在することはありえません。実際、クマの場合は駆除業務からの部位私物化を名実ともに禁じる主として西日本から関東にかけての分別ある各自治体は捕殺個体処理を狩猟者に関与させない自治体による処分を敢行することで役得を防止しています。
何よりも自治体が行う駆除は対象鳥獣が何であれ狩猟者に獲物利用の自由裁量が認められる猟期内自由猟とは本質的に異なることからも私物化防止対策は駆除を行う当局としては当然の施策と言えましょう。

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2017年09月18日

親鳥が射殺された保護鳥コウノトリの幼鳥も死ぬ

市長の決意と現時点までの説明責任放棄@コウノトリ受難(島根県雲南市)の関連です。

その後の報道によると雲南市教育委員会は先月9日、「7月中旬に雲南市内から野生へ放した国の特別天然記念物コウノトリの幼鳥が、鳥取市内で死んでいた」と発表したそうです。死んでいたのは親鳥が猟友会員に誤射され、兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(同県豊岡市)が保護して育てた4羽のうちの1羽だそうです。
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コウノトリの幼鳥、死ぬ 親鳥が誤射され保護 島根

鳥取県教委によると、8日午前6時半ごろ、雲南市から約100キロ離れた鳥取市内の用水路に浮かんでいるのを住民が見つけた。雄の「げんちゃん」とみられ、7月下旬ごろから目撃されていた。死因は不明。残る3羽は8日現在、雲南市周辺で元気に過ごしているという。

こちら2017年8月9日18時54分 朝日新聞

島根)コウノトリ誤射の猟友会、雲南市に餌代を寄付

贈呈式で、県猟友会の山根武文会長が、「会員には絶対に同じ事故を起こさないよう徹底している」と述べると、速水雄一市長は「不幸なできごとではあったが、コウノトリを大切にし、生息にふさわしい地域づくりをしなければという思いを新たにした」と応じていた。

こちら2017年8月1日03時00分 同
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確かにコウノトリの郷公園の広報担当者が記事中にて言うようにコウノトリはすべてが成鳥に育つわけではなく、巣立ち後に死んでしまうのは珍しいことではありますまい。しかし本件の場合、猟友会員が親鳥を射殺したことで「巣立ち」がすこぶる人為的なものになってしまってる以上は、自然な巣立ちからの自然死と比べて
自然現象視することは到底できません。
すべては親鳥射殺からの由来の現象です。その意味でたとえ猟友会が残されたヒナ4羽の放鳥までの餌代を寄付したとしてもそれはストレートに謝意としてストレートに受け取り難いことではないでしょうか。

それにしても餌の寄付ですが何のための「贈呈式」なのでしょうか。もしかすると自らの不祥事を寄付で相殺する魂胆での世間へのイメージ戦略でしょうか?応じる市長も歯の浮いたような決意が本心であるなら、私を含め今回の射殺で心を痛めている者らへの真摯な市政質問への回答を拒否するといった暴挙は取れないはずと思われてなりません。
また「贈呈式」や催促に対する回答拒否は市と同会のなあなあ体質を垣間みやような気持ちを拭えないことも正直な思いです。

雲南市への回答(御連絡)催促に対する木で鼻をくくったような回答拒否宣言については後日、以下のカテゴリにて欄を改めることにしましょう。
説明責任義務を果たすべし@官庁(アーカイブ)

2017年09月17日

銃器の実質上の野放しがある以上は・・・

また民家への銃弾被弾事案が発覚しました。

報道によると5日午前7時15分ごろ、山梨県道志村内の畑で、同村の無職男性(70)がシカ駆除のため発射した散弾銃の弾が約100メートル離れた民家2階の窓のガラス戸と軒先に命中した。民家には3人が在宅していましたが、命中時には幸い1階におり無事だったそうです。。
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シカ駆除の散弾銃が民家に ガラス戸命中も家族3人無事 山梨県
(略)
大月署によると、男性は猟友会員。自分の畑でシカを見つけ、1人で駆除していた。現場は個体数調整の捕獲許可区域。同署は民家に撃つことなどを禁じた鳥獣保護法違反(狩猟の制限)の疑いもあるとして、男性から事情を聴くなど詳しい状況を調べている。

こちら2017.9.7 06:51 産経新聞
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午前7時15分ごろといえば日の出後につき違法射撃ではないかもしれませんが、このような早朝の時間帯に至近に民家が位置する場所があるにもかかわらず散弾銃をぶっ放す神経を疑います。もしかしたらこの人は銃猟がもたらす難聴症状があって実際の発砲音への感覚が麻痺した結果、たいした音量ではないとの思い込みでもあったのでしょうか?
そうでない場合もおそらくシカを見つけて獲物のことに夢中になって正常な判断機能が働かなかったのでありましょう。
違法でなければどんな射撃をしてもいいというわけではありません。道義的配慮を持たない方々が危険物の代表格でもある銃器を所持し使用している現状が浮き彫りになっているのではないでしょうか。
そのうえで、記事にあるよう民家に向かって撃つ事は明確に鳥獣保護法違反(狩猟の制限)でしょう。警察はこの猟友会員からこれまで同様の発砲をしなかったかどうかや猟仲間の発砲のことも含め、厳しく事情聴取をしたうえ、ルール違反が見受けられた場合は然るべき公安処分を行わなければなりますまい。

いずれにせよ当地のたまさかの発覚事案に限らず、いったんは猟銃の所持許可を得た方々への銃器の実質上の野放しがある以上は、官僚の机上発案よろしくの銃器所持者増加政策は危険このうえないことを各当局は知ろうとしなければなりません。

銃猟者増加促進は無理あり@千葉県を例に

2017年08月05日

何事も包み隠さず責任所在と再発防止に厳格対処を!丹波市

報道によると先月22日午後0時半ごろ兵庫県丹波市春日町野上野の山林で、兵庫県猟友会丹波支部の男性会員がイノシシを駆除しようと撃った銃弾が民家の壁を貫通していたことが26日、新聞社による波署や同市への取材で分かったそうです。
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イノシシ撃った銃弾、民家の壁貫通 丹波市
(略)
同署や市農業振興課によると、22日午後0時半ごろ、男性会員はやぶに逃げ込んだイノシシに向けてライフルの弾を発砲。弾はイノシシに命中した後、民家の壁も突き破ったという。男性会員は「やぶの奥に民家があることに気付かなかった」と話しているという。
同署が鳥獣保護法違反などの疑いで調べている。

こちら2017/7/26 19:17神戸新聞NEXT
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これは22日のお昼過ぎの出来事ですね。神戸新聞社が取材するまで丹波市や警察はこの事案についてのプレス(報道資料発表)しなかったのでしょうか?
それとも26日になってはじめて撃った猟友会員が特定できたから事件発生日時からの伝達の進展が遅くなったのでしょうか?
いずれにせよ猟友会員の言い訳を言い訳で済ましてはなりません。警察は鳥獣保護法のみならず銃刀法関係でも瑕疵がなかったどうか厳しく取り調べたうえ結果の公表を怠ってはなりません。
丹波市役所も猟期外駆除の主管が市である以上は何事も包み隠さず責任の所在や再発防止について対処しなければばなりません。

2017年07月03日

撃ち逃げへは毅然たる対処を!三重県警、いなべ市役所

これは一体、どうしたことでしょうか。7月1日11時30分ごろの出来事です。
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三重・サバゲーフィールド付近で地元猟師がシカを狙って実弾発砲 警察が事情聴く騒ぎに
こちら2017年07月01日 18時23分 更新 ねとらぼ
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この不祥事を報じているのが上記メディアだけであることも気になります。現在は非猟期につき報道が事実であるなら市の許可による駆除での違法事案である可能性はきわめて濃厚であると思われます。
幸い発砲による負傷者などは出ていないとはいえ、はたして、いなべ市役所は事実関係確認の着手や水面下処理を排した公開での処理を行っているのでしょうか。
ちなみに現時点では市役所HPにはこの件に関しての言及はありません。

被害現場と思われる、いなべ市内のサバゲーフィールドについてはおそらくは上述の「ねとらぼ」記事を読まれた方が画像と事件についてのコメント等を発信しておられます。
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三重県いなべ市サバゲーに実弾使われる?誰がそんなことを!犯人は?
こちら
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いずれにせよ、警察はもちろんのこと、駆除の主催者たる市当局におかれては水面上での厳正かつ迅速な対応が責務となりましょう。

三重県では先月18日にも名張市においてシカ駆除における深刻な人身不祥事が発生していることも付記しておきましょう。
草刈り中の83歳女性の頭への被弾原因を考える

※2017年12月5日後記
撃ち逃げには厳罰を!民家敷地内飼育ヤギ惨殺

2017年06月20日

草刈り中の83歳女性の頭への被弾原因を考える

報道によると18日午後2時50分ごろ、三重県名張市布生で、ニホンジカの駆除をしていた名張市猟友会所属で同市の無職男性(78)が発射した散弾が、草刈りをしていた同市の無職女性(83)の頭に当たり2週間のけがを負わせました。幸い命に別条はありませんでした。別報道では女性は頭を10針縫うけがをしたということですが、名張署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて、状況を調べているといいます。
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シカ駆除の流れ弾が頭に、草刈りの83歳女性けが 三重・名張

三重県警名張署によると、女性は男性とシカの間にある田んぼの、のり面で作業していた。男性からは見えにくい位置だったという。男性に同行していた猟友会メンバーが異変に気付き119番した。

こちら2017.6.18 22:20 産経新聞 (抜粋)

鹿を狙った散弾銃の弾が女性に当たり軽傷 三重・名張市

男性は当時、猟友会の仲間と鹿の駆除作業をしていて、「田んぼで作業をしていた女性に気づかずに撃ってしまった」と話しているということです。警察は業務上過失傷害の疑いもあるとみて男性から事情を聴いています。

こちら名古屋テレビ 更新時間:2017年6月18日 23:12 (抜粋)
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まずは何の落ち度もない被弾女性の早期完治を切望するところです。
さて、
見えにくい位置だからこそ聴覚が重要となります。
もしかすると撃った男性は難聴気味だったのでしょうか?銃猟の場合、射撃場と異なり猟仲間からの合図や人や獣のガサコソ音を聞き分ける必要からイヤープロテクターの着用普及がままならない現状もありましょう。
狩猟と難聴@人も犬も

もちろん、上述リンクの両記事だけでは撃ち手と女性の実際の距離は定かではありません。また、たとえ別のメディアでそれが報じられている場合も任意の思惑に基づいた一方的な情報源からの推測距離である可能性も否めません。本当に健常聴覚でも相当の距離があり聴こえない場合は、今回の誤射は難聴によるものではない可能性もありえましょう。
しかし、だからといって銃猟がもたらす難聴が原因の不祥事想定を矮小化したりに手抜かりを与えてはなりません。特に銃器に関する想定は綿密にして細かなものでなければならぬことは論を待ちません。

三重県に限らず聴覚不備による事故・事件防止のためにも銃猟資格更新の適正検査の際の聴覚試験の厳格化が要されてくるのではないでしょうか。現状では例えば同県の狩猟免許更新講習および適性検査によると、更新に要される聴力検査は「10mの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえる聴力(補聴器により補正された聴力を含む)を有すること。」です。
(3)狩猟免許更新に関わる講習及び適正試験※「講習会の案内」

おそらくは他都道府県もこれに同じものと思われますが、一発の発砲で難聴になる可能性(こちら※再掲画面より難聴の予防 - シーメンス補聴器御参照)を鑑みれば合格基準のハードルを挙げるべきであることは自明と考えます。

もっとも肝心要の三重県庁官製の適正試験の案内のほうには目の検査と異なり聴覚検査については言及すらありません。
平成29年度狩猟免許更新講習会及び適性検査案内PDF
ここからも聴力検査が実質上、形式のみであることが裏付けられているのではないでしょうか。

加えて補聴器がなければ補正された聴力基準に満たない更新通過者および新規合格者へは猟場に補聴器を身につけることを罰則付きで義務化しなければならないことも論を待ちますまい。

※2017年6月21日後記
大粒散弾の使用禁止啓発を狩猟団体に任せる怪
※2017年7月3日後記
撃ち逃げへは毅然たる対処を!三重県警、いなべ市役所

2017年05月20日

銃猟者が保護鳥コウノトリを射殺@島根県

「建設は死闘、破壊は一瞬」コウノトリ保護の関連です。

懸案のことが起きてしまいました。保護鳥コウノトリが銃猟ハンターに射殺されました。
報道によると島根県雲南市教委は19日、市内に飛来していた国の特別天然記念物・コウノトリが、ハンターの誤射で死んだと発表しました。射殺されたのは兵庫県豊岡市の野外で巣立った5歳の雌です。雲南市内で2歳雄とペアになって巣作りし、今年4月にひなの誕生が確認されたばかりだったといいます。
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コウノトリ ハンター誤射で死ぬ 島根
(略)
雲南市教委によると、19日午前10時ごろ、地元猟友会の60代男性が同市内の田でサギの駆除をしていた際、誤って散弾銃で撃った。兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)が付けた足輪があり、男性が猟友会に連絡した。
巣には計4羽のひなが残されており、市教委は雄だけで餌の世話を続けられるか確認した上で、ひなを保護するか判断する。
国内の野生コウノトリは1971年に絶滅。2005年に野外放鳥を始めた後、豊岡市周辺以外の遠隔地で、ひなが生まれたのは徳島県鳴門市に続いて全国2例目だった。
同公園の山岸哲園長は「ひなが無事成長することを願ってやみません」とコメントした。

こちら毎日新聞2017年5月19日 21時17分(最終更新 5月19日 23時10分)
コウノトリのペア。このうちの雌が死んだ=島根県雲南市教委提供
画像検索結果

※参考
コウノトリ、島根でもふ化

島根県雲南市教育委員会は26日、国の特別天然記念物コウノトリのペアから1羽のヒナがふ化したと発表した。2005年に兵庫県豊岡市で放鳥されてから、同市と周辺以外の野外でコウノトリのヒナが誕生したのは、今年3月の徳島県鳴門市に次いで2例目。
(略)
オスは昨年11月、メスは今年2月、松江市南部に隣接する雲南市大東町に飛来したとみられる。3月ごろに電柱の上に木の枝などで巣を作り、4月になって兵庫県立コウノトリの郷公園の職員がヒナの存在を確認した。

こちら(2017/04/26-17:33)時事通信
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私も毎日新聞で報じられている兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)園長同様に、ひなが無事成長することを願ってやみません。むろん、本来ならヒナは雄とメスがつがいで育てることが摂理であるだけに射殺者はもちろんのことサギ駆除に関しての構造的な責任と今後の同様な事件防止対策が強く希求されてきましょう。

さて射殺したハンターは地元でも大きく報道された近くにコウノトリが営巣していることを知らなかったのでしょうか?あるいは知りながら発砲していたのでしょうか?
加えてこの個体を射程に入れた際に形状から同種とコウノトリと特定はできなかったのでしょうか?そのような知識或いは視力を持ち合わせていなかったとの弁明があるとするなら全く言い訳にもなりません。処分の有無発表を待つまでもなく今すぐ、銃所持資格を島根県公安委員会(警察)に返納を意思表示すべきです。

また、捜査当局も島根県に限らず水面上下にかかわらずの保護鳥獣殺戮への今後の戒めとして単なる申告誤射事案として実名日公表の書類送検あたりでお茶を濁すのではなく、毅然たる立件が行われなければ法治国家としての体をなしません。他の分野での過失事案同様に厳しく立件しない場合はいわば猟・警癒着の構造も疑われかねない事案ではないでしょうか。

今回、コウノトリを射殺した銃猟者は正直に申告したようですが、全国では、誰もいない野山においてはかかる保護鳥獣は射殺者の意図の有無に限らず少なからずが誤射あるいは確信射殺されていることは推して知れるのではないでしょうか。何しろ、目撃者はいないか、いても通報しない事例も多々あることは考えすぎとは言い切れますまい。

また、以下がもっとも大事な点ですが、コウノトリなどの保護鳥がいるかもしれない場所が銃猟、罠猟に限らず猟期内狩猟(狩猟)や駆除を行う猟場になっていることがもたらした人災とも言えるのではないでしょうか。かりそめにも保護鳥獣が生息している区域を銃猟者が知らないという言い訳があるのであれば、より低次元な別の人為問題も発生してきましょう。環境省はもちろんのこと各都道府県は狩猟・駆除を問わず捕獲が禁じられている保護鳥獣保護との整合性を鑑みれば、保護鳥獣生息域の禁猟区域化への推進を強化しなければなりません。

特にいったん激減したコウノトリのような希少種への保護は「建設は死闘、破壊は一瞬」であることを関連当局や狩猟者各位は片時も忘れてはなりません。

保護鳥獣違法射殺は構造問題

※2017年5月21日後記
「注意喚起なし」の構造@コウノトリ射殺(雲南市)

2017年04月30日

「撃ち逃げ」の罪を立法すべし(8)あやうく真実は闇の中に・・

過去欄の復刻の前に過日の出来事を紹介しましょう。

報道によると愛知県警西尾署は、2017年4月14日午前11時15分ごろ、西尾市吉良町の竹林でタケノコ採りをしていた70代の男性が白骨化した人の頭蓋骨の一部を発見したと発表し身元や事件性の有無を調べているそうです。
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竹林から頭蓋骨の一部発見 愛知・西尾市
(略)
翌15日に交番に届け出て、署員が確認した。頭蓋骨は下顎部分がなかった。周辺を捜索したが、他の骨や所持品は見つかっていないという。
こちら2017.4.15 19:06 産経新聞

愛知・西尾の竹林に頭蓋骨の一部
(略)
骨には下アゴの部分がなく、性別や年齢も不明で、今のところ周辺から他の部分の骨や衣服などは見つかっていません。
警察は身元の確認を進めるとともに、事件と事故の両面で捜査を進める方針です。

こちら<方南白骨.com>※2017年 4月16日CBCテレビ報道より
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まずは性別や年齢も不明の死亡者のご冥福をお祈りいたすところです。通報者の73歳の男性には国民の変死等への通報義務遂行の観点から敬意を表します。

さて、警察当局は当然ながら後述するコンピューター断層撮影(CT)機器にて頭蓋骨を調べたものと思われますが、事件・事故の判発表には確かに慎重さが求められましょう。死者の特定なども何とか歯型などから可能であることを期待せざるをえません。
CT機器の性能については10年前より精度ははるかに向上しているものと思われます。いずれにせよ不可解な状態での頭蓋骨へは愛知県警の枠を超えて地方・国を問わずの各機関によるハード提供が望まれてきましょう。

さて、以下は
常在の遵法申し入れこそ肝要@事件の教訓に続き、猟銃による撃ち逃げ関連の復刻です。
当欄表題は
「撃ち逃げ」の罪を立法すべし(8)道路付近での発砲と同じく「同(8)」となっていますが、無論それも深刻かつ由々しき事案ですが、本欄は後述リンク「同(7)甘すぎる猶予判決」からの続きです。両タイトルの類似に他意はありません。

以下復刻です
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★2007年10月09日掲載
「撃ち逃げ」の罪を立法すべし(8)あやうく真実は闇の中に・・

1月10日付「撃ち逃げ」の罪を立法すべし(7)甘すぎる猶予判決の続報です。

千葉県勝浦市でのハンターによる老婆撃ち殺し逃亡事件ではもしコンピューター断層撮影(CT)機器がなければ、イノシシの仕業として処理され、犯人は逮捕されることもなく真実は闇の中に消えるところでした。

司法解剖 現場からの警鐘 」(2007年10月7日東京新聞)より以下に一部引用もしておきましょう。
続きを読む

2017年03月28日

常在の遵法申し入れこそ肝要@事件の教訓

インタビュー記事への感想@厚真猟銃撃ち逃げ事件からの続きです。

★2007年12月21日掲載
また故意の撃ち逃げ@厚真 /北海道

午前4時45分の民家への銃弾(2)犯人逮捕!からの続きです。

また北海道で違法発砲です。これも故意の撃ち逃げと思われます。
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鳥獣保護法違反:林道標識に弾痕 故意か、ライフルと散弾銃19日(毎日)

胆振支庁は18日、胆振管内厚真町幌内の道有林の林道で、道路標識5枚にライフル銃と散弾銃で撃たれたとみられる弾痕が見つかったと発表した。弾痕はいずれも標識の中央付近を貫通しており、苫小牧署は故意に狙った可能性が高いとみて、鳥獣保護法違反などの疑いで捜査している。
同支庁などによると、標識5枚のうち4枚で直径約1センチの弾痕が計7カ所見つかった。残る1枚は散弾銃で撃たれた跡があった。標識はいずれも高さ約2メートルで、林道沿いの約500メートルの範囲内に集中していた。これまでのところ、弾は見つかっていないという。

続く

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※以下は復刻ではなく本日付追記です。

残念ながら「続き」以下は復刻できませんでした。

弾痕が発見された2007年12月18日は猟期です。猟期内の事件なら後に発生する撃ち逃げ殺人と同様に道内はもちろん道外からやってきた銃猟者の仕業である可能性もでてきます。
この弾痕事案と後の撃ち逃げ殺人との因果関係は定かではありませんが、確実に言えるのはいずれの所在であれ銃猟者の仕業であるからには、警察や行政は再発防止に備えて事態を深刻にとらえたうえでの厳格な会員への遵法意識の徹底申し入れ等を北海道猟友会あるいは大日本猟友会に申し入れるべきと考えますが、実際はどうだったのでしょうか。
今後も然りです。むろん官にまかせっきりでいいはずもありません。官民ともどもに最大公益たる安全な生活環境に鑑みしつこいど常在的に遵法を申し入れ且つ警告するの肝要となってきましょう。
そのうえでさらなる猟銃器への規制強化が望まれることは言うまでもありません。

※2007年10月09日付分後記
「撃ち逃げ」の罪を立法すべし(8)あやうく真実は闇の中に・・

2017年03月27日

インタビュー記事への感想@厚真猟銃撃ち逃げ事件

時効を阻止せよ!厚真猟銃撃ち逃げ殺人(2)の関連です。

当地の銃猟関連の地域振興画面が過日よりリリースされています。
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地域を豊かにする
挑戦者たち
2017.3.22
厚真町猟友会・狩猟歴33年。「外に出たらすぐ猟場」の厚真に移住して、マイペースに流し猟を楽しむ

こちら※ グルグル リパブリック
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インタビューを現時点で拝見させていただいた限りにおいていわゆる厚真猟銃撃ち逃げ殺人事件に直接言及した質疑が見当たりません。
率直に申して、厚真(北海道)の狩猟を取り上げるのであれば、未解決の当該事件について地元ハンターがどのようにとらえていらっしゃるか等についても取材されるべきであると思ってしまいました。

もとより被取材者の方は3年半前に厚真に移住されていて事件については同時系列の枠外にいらっしゃった方のようですが、(猟友会厚真部会)に属されていますので、地元狩猟家の方々の事件への受け止めようは十分お聞きできるものではなかったでしょうか?
また被取材者はインタビュー内容(※後段質疑– 猟をやる上で、なにか注意した方がいいことってありますか。)からも遵法徹底意識がお強いと思われる方のようですので、狩猟にまつわる事故・事件の防止の観点からも事件に関連した質問にも快く答えてくださったものと思われます。

加えて北海道厚真と狩猟といえばどうしてもこの事件を連想する不特定も多いのではないでしょうか?

※次欄も同事件関連を予定しております。
常在の遵法申し入れこそ肝要@事件の教訓

2017年03月08日

当局の責任と最低分別の喪失@寺院発砲撃ち逃げから

人格的見地からの強制力強化を!寺院発砲撃ち逃げからの続報です。

上記画面のTBS Newsはリンク切れしていたので同一のものに差し替えておきました。
スポニチ記事については現時点で差し替え可能な同一記事がweb上に見当たりませんので、まだ閲覧可能な寺院のガラス戸に刻まれた生々しい弾痕後の画像入り記事を以下にリンクしておきましょう。

滋賀の寺で銃弾見つかる 動物駆除や狩猟か
こちら※産経フォト 2016.6.19のニュース
以下は将来のリンク切れに備えた予備画面です。

滋賀県高島市高島の願竜寺で見つかった弾痕=19日午後
画像検索※同

犯人が警察に自首したとの情報は寡聞にして存じ上げません。この時期は猟期ではありませんので、密猟でない限りは自治体が主催する駆除の範疇での出来事と思われます。はたして滋賀県および高島市主管課はサル等の駆除に携わった駆除班を徹底的に調べたのでしょうか。

そもそも、誰に言われなくても加害ハンターが自主的に名乗り出るというのが筋。密猟の場合は言語道断として、より蓋然性が高いと思われる駆除の場合も鳥獣殺戮に慣れてしまえばそのような人間としての最低の分別さえ持てなくなる典型例なのでありましょう。

2017年02月10日

「掌握しない」の怪@駆除における猟銃紛失事案

スノーモービルで移動している際に猟銃を紛失か@北海道(※前欄)関連です。

現時点で残念ながら猟銃発見の報は聞いておりません。

北海道オホーツク総合振興局(所在地網走市)によるとキタキツネ駆除は市・町に権限を移譲しているそうです。加えて、猟銃紛失は同局が管轄する駆除の際の不祥事と鳥獣保護法(通称狩猟法)関連ではなく警察が管轄する銃刀法事案につき当局としては関知しないそうで現場が振興局管内の23市・町のうちどこであるかということも掌握していないし今後も掌握する意思はないそうです。

確かに、市町に移譲したものであればオホーツク総合振興局は責任や釈明などの義務はありますまい。ただし、移譲した市・町が主催する駆除行動の中での銃の紛失や理解に苦しまざるをえない翌日通報という深刻な事態発生に際しては最低、現場がどこの市町であったかぐらいは掌握する責務は同総合振興局にはあるものと思えてなりません。
それにより今後の同種事案の防止などを含めた有るべき方向での各市・町への指針が可能になるのではないでしょうか。内部での記録もまた重要です。

概略を掌握することは関係機関への電話一本ですむ簡単なことです。また、それを公開するかどうかはまた別の問題です。にもかかわらず掌握そのものを頑強に拒否する同振興局の姿勢には不可解なものすら感じてしまいました。

加えて、猟銃がまだ紛失状態であるのであれば同振興局はいわば当方面の基幹行政府として住民の安全や防犯上からも警察との連携が要されてくることは自明の理ですが、同局主管課は今回の紛失事案を管内7つある警察署のどこが管轄しているのかも昨日の時点でも掌握されていないし掌握する意思もないそうです。

確かに主管課は鳥獣保護法(同)管轄の課ですが、同振興局には住民の安全な暮らしを所轄する部署もあるはずです。市・町や警察暑を特定のうえ局内他課や警察や地域猟友会など外部団体とも連携のうえ然るべき対策や準備をなされるのがごくあたりまえの分別ではないでしょうか。

2017年02月01日

環境省は水平撃ち禁止等への積極啓発の音頭を取れ!

水平撃ち?秋田でリンクした狩猟者向け長野県HPから水平撃ち厳禁条項が消えていたので先々月、同県に確認および水平撃ち禁止や電波法令遵守の啓発要請をさせていただいたところ、同県当局より先月20日、新たな啓発画面
今日も無事故をおみやげに※pdf
を作成したとのご連絡をいただきました。意見を採用していただいた同県当局にはこの場にてお礼を申しあげます。

結論から申しあげましたが、以下は上記啓発画面を掲載されるに至るまでの同県主管課との電子メールでの質疑です。
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★2016年12月26日 08:09送信

長野県御中

続きを読む

2016年12月18日

格納庫被弾不祥事の背景@大分

また狩猟不祥事です。
報道によると15日、大分県豊後大野市大野町の県央飛行場の格納庫の鉄製扉に丸いへこみ(2センチ四方、深さ1センチ)があり、5メートルほど手前に銃弾が落ちていたのを同飛行場管理事務所職員が見つけました。前日の午後3時半ごろ、飛行場を取り囲む金網フェンス外側沿いをイノシシと数人が走っているのを職員が目撃後に発砲音と金属音がしたことから、発砲したのは近くでイノシシ猟をしていたグループであることが判明しました。メンバーの一人は大分合同新聞の取材に「騒がせて申し訳ない」と話しているといいます。
現場は禁猟区域ではないものの豊後大野署は建物や人に向けて撃つことを禁じた鳥獣保護法違反の疑いがあるとみて調べているそうです。
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県央飛行場格納庫に流れ弾 イノシシ狩猟中に発砲
(略)
猟をしていた人たちはそのまま立ち去った。通報を受けた同署の捜査で、狩猟していたのは市内のグループだったことが判明。銃弾は滑走路を挟んで約200メートル離れた場所から撃たれたとみられる。
狩猟メンバーの60代男性によると、当時は計4人で1キロほど離れた山中からイノシシを追い、現場では男性を含む2人が計5発を撃った。男性は「(飛行場や民家がある)撃つべきではない場所という認識はあったが、興奮しているイノシシが人に危害を与える恐れがあるため、仕留めなければと思った」と話している

こちら※12月16日大分合同新聞
流れ弾が当たりへこんだ格納庫の鉄製扉=15日、豊後大野市の県央飛行場
画像検索結果※同
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言い訳もここまでくれば滑稽で見え透いた違法性阻却の目論といったところでしょうか。そんな理屈がまかり通るのであれば法令も警察も不要となってしまいましょう。
畢竟、殺生道楽の願望が撃つべき場所でないところで撃たせてしまったころを発砲両名は率直に認めて厳正なる処分を待たなければなりません。また銃弾が格納庫に当たった、或いは当たったかもしれないという感触がなかったとは万人は認め難いのではないでしょうか。感触があったのならそのまま警察暑に出頭すべきでした。そうでなければ撃ち逃げと指弾されても仕方ないのではないでしょうか?警察もそのあたりのところもしっかり追及しなければなろません。
加えて、もし猟犬マーカーなど備えていたのであればその合法性の有無も検証しなければならないことは言うまでもありません。
それにしても飛行場など公共輸送施設付近はこの事件を機に禁猟区への転化が強く望まれてきましょう。飛行場の至近区域が可猟区とは行政瑕疵にもほどがあります。

禁猟区にすべき!(アーカイブ)

2016年07月19日

2競走馬射殺の犯人はやはり狩猟用銃器の所持者だった

蓋然性に勝るハンター犯行説(2)の続報が出ました。
2頭の競走馬を射殺した犯人が逮捕されました。

報道によると18日、道警静内署が動物愛護法違反と銃刀法違反(用途外発射)の疑いで逮捕した人物は射殺された当該の牧場の元経営者の男(60)にして狩猟用の猟銃所持の許可を受けていた人物でした。
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射殺された競走馬には保険がかけられていたという情報 北海道・新冠町
(略)
○容疑者はシカの駆除や狩猟のために、許可を得て、散弾銃などとともにライフル銃1丁を所持していた。

こちら2016.7.18 17:22更新 産経
競走馬2頭射殺、牧場経営者だった男を逮捕
(略)
○容疑者は同署の調べに対し、「弁解することはありません」と容疑を認めているという。
○容疑者はシカの駆除や狩猟のために許可を得て、ライフル銃や散弾銃などを所持していた。同署はこのライフル銃が使われたとみて調べている。2頭には保険がかけられていたが、○容疑者は保険金を請求していなかったという。

こちら2016年07月18日 13時57分 読売
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産経が報じる関係者によるところの、今年4月に札幌地裁浦河支部から破産手続きの開始決定を受けたことなど経済的苦境に陥っていたことが事実だとしても、自らが丹精込めて飼育していたと思われる競走馬2頭を平然と殺してしまう神経は一体どこから来ているのでしょうか。
容疑者が銃猟など最初からしなければよかったと思う者は決して私一人だけではありますまい。

読売が報じる保険金未請求については、やはりすぐに保険金を請求したら真っ先に疑われると思ったのでしょうか?それとも射殺後に及んでさすがに良心の咎めにさいなまれたのでしょうか?もし請求していたなら保険会社に対する偽計の罪も加算されていたことになりましょう。
いずれにせよ見通しのない浅はかな計画であったとの指弾は免れないと思います。

※2016年10月9日後記
2競走馬射殺の犯人はやはり狩猟用銃器の所持者だった(2)判決

2016年07月15日

警察の対応は?住宅密集地付近まで早朝の違法発砲

報道によると6月3日、石川県内灘町の猟銃の使用は禁止されている住宅地の近くで猟友会の男性会員がカラスを駆除するために違法発砲していることが発覚したそうです。
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カラス駆除のため民家近くで発砲
(石川県)
(略)
しかし、6月3日。住民が、畑近くの住宅街で猟銃を持って歩く猟友会の男性を発見し、警察に通報。これがきっかけで男性が、住宅街から数十メールほどの場所で木々に向かって猟銃を数発、発砲していたことがわかった。
住宅地密集地での猟銃の使用は法律で禁止されている。警察は、男性から猟銃を押収し、任意で事情を聴いている。現場近くには住宅のほか、保育園や複数の公園もある。猟友会の男性が発砲した時間は、午前4時半から午前6時までと早朝だったというが、住民からは不安の声が聞かれた。

こちら[ 7/13 20:17 テレビ金沢]
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違法発砲が発覚した地点から400メートルほど先にあるスイカ畑で畑を荒らすカラスを駆除発砲していたが、対象を追っているうちに住宅街近くでも発砲してしまったと思われるとの趣意も報じられていますが、記事で知るだけでも情状酌量できる余地は到底ありますまい。
畑での駆除は農業関係者からの要請を受け内灘町当局が猟友会に許可したものと思われることから町の許可・管理責任も問われてきましょう。

住宅地に追うまでの銃猟駆除可能区域にしても午前4時半以前の発砲はいかがなものでしょうか。確かに昨年の5月29日の改正法施行で「指定管理鳥獣」となったニホンジカとイノシシに対して捕獲の専門事業者に限り夜にも発砲できるようになりましたが、今回の猟友会員によるカラス駆除がこの規定に該当しないことは歴然としていましょう。
加えて、住宅地までの追い上げ発砲は銃器の違法運搬の可能性も出てくるのではないでしょうか。

それにしても警察は先月の3日に住民からの通報を受け事件を掌握しながら、いまだに事情聴取の段階だというのも違和感がぬぐえません。本来なら事案の住民に及ぼす危険性、悪質性等を鑑みれば現時点では逮捕や取調べを終え既に地検に送検済みで然るべきではないでしょうか。そうした迅速かつ厳格な対処が同種事件の再発防止にもつながるにもかかわらず、警察の対応はあまりに遅いのではないでしょうか?
県警が住民の安全を第一義とした厳格な姿勢がとれていないのは、もしかすると石川県は猟友会の力が比較的強固な県であることとも関係しているのでしょうか?

いずれにせよ、こと銃器事案に関しては、住民の安全確保の観点からも一罰百戒が妥当と考えます。
警察は自らの職務でもある社会安全の定義を再認識したうえで立件を急がなくてはなりません。そのためにも発砲に証拠や目撃者がいる以上は、様々な意味からも当該の猟友会員の身柄拘束(逮捕)は不可欠ではないでしょうか?
かりそめにも駆除を請け負っていたのが一個人ではなく地域猟友会である場合は、上述の許可した町当局のみならず同会関係者へも事情聴取することでこのような瑕疵や蛮行が構造的に黙認されていたのかどうかも厳しく調べる必要もありましょう。

2016年03月29日

蓋然性に勝るハンター犯行説(2)

蓋然性に勝るハンター犯行説の続報です。

二頭もの競走馬が射殺された事件は昨日で発覚後一ヶ月を経過しました。現場付近の複数の住民が発見前日の2月27日午後9時ごろ、銃声のような音を聞いたといい、付近には猟銃の空の薬きょう3個が落ちていたことは分かってはいるものの、未だ卑劣な猟銃使いは逮捕されていません。
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競走馬なぜ撃たれた 新冠で死骸発見から1カ月 馬産地に不安
(略)
新冠町内では、牧草への食害を防ぐため、エゾシカの駆除が通年で行われている。日高振興局によると、町内では昨年度、2414頭が駆除された。道猟友会日高中部支部(新ひだか、新冠両町)の会員は131人(昨年3月末時点)で、牧場関係者が猟銃免許を持っている例も珍しくない。
ただ、馬が撃たれたとみられる夜間にエゾシカを駆除することは、鳥獣保護法(銃猟の制限)で原則禁止されており、「エゾシカと間違えて誤射したとは考えにくい」(牧場周辺住民)という。何者かが競走馬を銃で撃ったとすれば、馬産地に与える影響は大きい。近隣牧場の従業員は競走馬が銃で撃たれた可能性があることについて「ショックだし、新冠のイメージが悪くなるのはつらい」と肩を落とす。
(略)

こちら03/27 05:00、03/28 10:47 更新※北海道新聞
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またぞろ「夜間銃猟が禁止されているから誤射は考えられない」との説が報じられていますが、銃猟者の不祥事はルール破りが前提であることを忘れてはなりません。まして非地元銃猟者の場合は以前の三石町(現新ひだか町)での同種犯罪を鑑みても法令違反の線がいっそうの蓋然性を持ちえていましょう。※新冠町も旧三石町も奇しくも静内署の管轄です。
その後、苫小牧署管轄内でも競走馬への被弾事件がありました。
放牧馬が被弾死か@苫小牧

加えて厚真町での撃ち逃げ殺人では銃弾すら見つかっておりません。
一方、今回は事件発覚の時点で既に猟銃の空の薬きょう3個も発見されています。「3月4日には捜査員約30人が金属探知機を使い、反応があった地点を掘り起こしたが、銃弾は見つからなかった。」とも報じられていますが、当時を含め初動捜査の時ならまだしもその後の進展がこの期に及んでないのであれば、薬きょう3個が発見されたことや被弾馬の存在等の状況を有力な証拠として銃猟者による犯行としての確証を持たなければなりません。

警察は何をもたもたしているのでしょうか。まさか射殺された1頭は目を動物にかじられたような痕があったとすることを奇貨にヒグマに襲撃された可能性も視野に入れているのでしょうか。それとも非銃猟者が何らかの意図で射殺等の非現実的な可能性にとらわれているのでしょうか。いずれにせよ銃猟者犯行説に比べると状況とつじつまが合わないことこのうえありません。捜査当局は的外れな検証に経費や時間を割いてはいけません。
一般的にも言えることですが、捜査の停滞や無駄の堂々巡りは根拠なき予断や悪質なデマなどの発生の温床にもなりかねないことも憂慮されてきましょう。それは真犯人にとっては喜ばしい事態であることは言うまでもありません。
報道も、何か銃猟者以外の犯行の可能性をちらつかせてはなりません。状況や過去の同種犯罪を鑑みても猟銃所持者の犯行以外は考えられないのではないでしょうか。

警察は余計な可能性への検証でいたずらに時間をつぶすのではなく、犯人像を道の内外を問わず銃猟者或いは同グループに絞るのが事件解決に向けての唯一にして最善の方策と思われてなりません。

ロット刻印義務化等を急げ(3)薬莢

※2016年7月19日後記
2競走馬射殺の犯人はやはり狩猟用銃器の所持者だった

2016年03月01日

蓋然性に勝るハンター犯行説

前欄 また2競走馬を撃ち逃げ射殺@北海道 の関連です。

その後の一部報道は地元猟友会の話を紹介したうえ誤射ではない可能性も視野に入れて報じています。
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名門牧場で競走馬2頭射殺か…死体近くに猟銃の空薬莢3個 (1/4ページ)
(略)
★地元猟友会、02年競走馬誤射も「シカと区別つく」

地元猟友会によると、28日午前中に新ひだか町でシカの一斉駆除が行われたが新冠町は範囲外で、27日は行っていない。関係者は「シカは夜行性だが発砲が禁止されており、地元の人なら夜も牧場に馬がいるかもしれないと分かっている。暗くても馬との区別はつく」と首をひねった。
過去には新ひだか町で2002年11月、シカ猟中の男性2人が放牧中のサラブレッドを誤射。天皇賞馬・バブルガムフェローの子など3頭が死に、狩猟法違反容疑などで静内署に逮捕されている。
(略)

こちら2016.2.29 05:03※サンスポ(3ページ目)

※追記(2016/3/31)
死体付近で発見された薬きょうはその後1つ増えて計4個になっているそうです。詳細は当欄末リンク ロット刻印義務化等を急げ(3)薬莢 御参照
※追記以上
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今はまだ趣味猟期です。銃猟は地元猟友会による駆除だけではありません。まして道内他地域はおろか道外からもレジャーハンティングを目的に来道する狩猟者の存在も忘れてはなりません。

夜間発砲については前欄でも述べた通りですが、同発砲が禁じられているからハンターの犯行ではないというのは全国各地での様々な触法行為を含めた不祥事の多さを鑑みると到底、納得できるものでもありますまい。まして、新ひだか町での事案(※前欄リンク御参照)では道外からシカ猟にやってきた銃猟者2名が逮捕されている事実もあります。
厚真撃ち逃げ殺人(※同)とて目撃証言や諸状況からも2名の銃猟者の犯行であることは狩猟団体でさえ認めているからこそHPに緊急アピールを出されている事案なのではないでしょうか?
こちら※北海道猟友会HPより

もとより今回の犯人が道内者か道外者であることは未定です。さらに言えば蓋然性は極小ながら猟銃所持の許可なきものの犯行も可能性はゼロではありません。しかし、記事中曰く、「駆除はなかったから」、「夜間発砲は法が禁じているから」、或いは「シカと馬の見分けがつくから」銃猟者の犯行ではないと暗に示しているのであれば、もしかすると現時点でもっとも可能性の強いものと思われる誤射を含めたハンター犯行説から逃避したいとの心理の表れではないでしょうか?
むろん、ハンターによる卑劣極まりない誤射・逃亡であってほしくないとの気持ちは分からないでもありませんが、道内に限らず狩猟・駆除における不祥事史を比較的知る一人として私は記事中のメディアへの疑念の提示へは逆に提示返しをしたくもなってきます。

またメディアの側も犯罪事象を報じる際の加害者の目星についてはたとえ明確に言い切らない場合であっても比較的蓋然性の高いものを優先しなければなりません。逆に根拠が脆弱なものを先とした場合、どうしても無理が生じてしまいそれは図らずも受け手の考察へ投げやりをもたらし、ひいては被害関係者への根も葉もない憶測等を読者や視聴者の心理に刷り込むことにもなりかねないことを公器として重々留意しなければなりません。

※2016年3月2日後記
ロット刻印義務化等を急げ(3)薬莢
※2016年3月29日後記
蓋然性に勝るハンター犯行説(2)

2016年02月29日

また2競走馬を撃ち逃げ射殺@北海道

2011年03月07日競走馬射殺(2)等からの続きです。

北海道の牧場敷地内にてまた銃猟者によるものと思われるデビュー前の若いオスの競走馬2頭への凶行が発生しました。
報道によると、28日午前7時頃、北海道新冠町朝日にある競走馬の生産・育成牧場から「馬2頭が死んでいる」との通報を受け警察が調べたところ、2頭は牧場の離れた場所で死んでいて、わき腹や頭部に銃弾が当たったような傷があったほか、1頭の近くにはライフル銃のものとみられる空の薬きょうが4個落ちていたそうです。
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競走馬2頭死ぬ 銃で撃たれたか 北海道・新冠町
(略)
2頭はいずれもデビュー前の若いオスで、牧場では27日の昼前から28日朝までの予定で放牧していたということです。
27日の夕方には生きているのが確認されていましたが、27日午後9時ごろに、近くに住む人が銃声のような音を聞いたということです。
この地域は全国有数の競走馬の産地で牧場が多く、周辺ではシカが牧場に侵入して牧草を食べるのを防ぐため猟銃を撃つことがあるということです。
警察は、2頭が銃で撃たれて死んだとみて詳しい状況を調べています。

こちら2月28日 17時29分※NHK

牧場の競走馬2頭死ぬ 銃で撃たれたか 北海道新冠町
(略)
現場周辺は競走馬の牧場が多い地域で、牧場に侵入したシカを駆除するため、猟銃を撃つことがあるが、静内署によると、夜間の射撃は禁止されているという。

こちら[ 2016年2月28日 14:10 ]※スポニチ
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撃ち逃げの卑劣さは当地や当事案に限らずままあることです。牧場内に逃げ込んだ獲物を追うことに夢中になり一番重要な安全確認を怠った私有地や公的管理区域等への無断発砲や同進入もままあることでありましょう。大切に育成した若駒2頭を身勝手な銃猟者に奪われた飼い主の悲しみと怒りは計り知れないものがありましょう。
前回の2競走馬射殺(死傷は計3頭。残る一頭は被弾後、殺処分を余儀なくされました)においても摘発されたハンターは猟が禁じられている日の出前・日没後の時間帯に銃殺生を行っていました。
競走馬射殺@日没後の狩猟発砲事件(3)

そして、今回も午後9時頃という時間外での銃猟です。

そもそも現在、一部条件付で認められたとはいえ夜間発砲はどのハンターにも許されているわけではありません。国が課す新たな実技試験等に一発にて合格した者だけへの許可事案です。
夜間銃猟試験への的外れな論難

むろん、現時点で犯人が特定されていないところを見ると、今回の蛮行及び逃亡者は無許可での夜間銃猟と思われます。むろん前回の競走馬射殺や厚真での殺人撃ち逃げ(※欄末リンク御参照)同様に犯行は複数人の可能性も十分ありましょう。
そもそも長年に及ぶ夜間猟禁止はいわばバンドラの箱でした。その絶対に開けてはならない箱を条件付とはいえ少しでも開けてしまったのですから、猟欲に任せるまま違反を承知で模倣する輩も出てきましょう。夜間銃猟が一部認められるべく法改悪が行われら際このようなことは十分予見できたことに違いありません。今後も然りです。夜間銃猟については廃止に向けての見直しもしくは更なる厳格化が望まれてきましょう。

また前回、2頭の競走馬を撃ち逃げ射殺後に摘発された道外ハンターは北海道では当時も水鳥や猛禽類の鉛中毒を防止すべく使用が禁じられていた鉛弾を使用していたことが発覚しています。
こちら※後段御参照(既リンク)

ライフル鉛弾は現在も北海道では明確に使用が禁じらていることは言うまでもありません。
【規制対象となる鉛弾】道庁HPより

今回も警察はこのことも併せて捜査し且つ公表しなければなりません。

前回の撃ち逃げ凶行の際は狩猟界から「早朝に馬を放牧していた牧場も問題がある!」というとんでもない暴論もでたようですが、ある競走馬生産の専門家の方が分別で斬っていますのでこの場に手も紹介しておきましょう。
競走馬誤射事件の波紋
こちら「生産地便り」より

いずれにせよ撃ち逃げ殺人ハンター二人組をいまだに逮捕できないでいる北海道警はこの事案においては警察の威信にかけても早急に解決しなければなりません。
時効を阻止せよ!厚真猟銃撃ち逃げ殺人

いつもながら狩猟犯罪の様々な法令違反や非道徳等が錯綜する可能性を鑑みるにつけ構造問題として暗澹たる気持ちにならざるをえません。

※2016年3月1日後記
蓋然性に勝るハンター犯行説

2016年01月30日

温情は反公益@残滓放置への起訴猶予

残滓放置で生態系攪乱が懸念(3)の続報です。

報道によると岐阜地検大垣支部は28日までに、昨年山中にシカの死骸や骨が大量に放置したことが発覚し廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、書類送検されていた男性猟友会員を27日付で起訴猶予処分としたそうです。報道記事を一部引用しておきましょう。

養老の山中にシカ死骸放置 猟友会員を起訴猶予

地検は「本人が反省し、動機や経緯に酌むべき事情が認められた」と説明している。
シカの死骸は、鳥獣保護法に基づき土に埋めるか、焼却施設に持ち込むことになっている。
男性は、県警に「手間がかかるので人目につかない谷に捨てた」と容疑を認め、岐阜新聞の取材にも「埋設するのに労力がかかる」と語っていた。

こちら2016/01/29 09:16 【岐阜新聞】

地検は土中埋設か焼却施設への持込を規定する鳥獣保護法のほうがおかしいと判断してしまったと揶揄されても仕方ありません。。残滓処理に関しては法を遵守する狩猟者がいる以上は動機や経緯に酌むべき事情が認められません。狩猟は銃や死骸など特殊物件を扱う以上特に遵法が絶対的に不可欠の行為です。あまつさえこの猟友会員の廃棄は供述報道を見た限りでも過去からのものです。

シカ死骸捨てた疑い 猟友会員の男性を書類送検

死骸が見つかった現場では、他にもシカの骨が大量に見つかっている。県警の調べに、男性は「平成25年7月ごろから5、6頭捨てた」と話している。

こちら2015.10.19 17:32更新※産経

全国各地での狩猟における残滓放置は構造的な問題です。そしていまだ発覚していない例も少なからずあると思われる中、地検がこの体たらくでは同問題の抜本的解決は到底及びもつかないないのではないでしょうか。
残滓放置は「法が不備だから、法が悪いから仕方がない」とする悪質な確信犯がほとんどと思われます。無論、そういった犯罪正当化は本末転倒の極みでありましょう。しかし現状ではたまさか発覚した事例に対して厳罰処分をすることで防止する以外対策は見当たりません。
それを思えば今回の検察官の下手な温情は公益に反しているとしか言いようがない起訴猶予でありましょう。

※2017年11月26日後記
山中に捕殺個体を不法投棄させる構造は

2015年11月13日

恥の山捨て@残滓放置

北海道関連を続けます。

また狩猟者による残滓の放置が発覚・摘発されました。

シカ内臓物の不法投棄相次ぐ 根室の山林、警戒強化
こちら北海道新聞2015/11/05 07:00、11/05 14:11 更新
※Life Investigation Agency画面より

今回、北海道警根室署に容疑を認めているのはいずれも群馬県や愛知県、三重県など道外から狩猟に訪れた連中であったことに加えて同署が昨年12月と今年1月に書類送致したのも千葉県と青森県のハンターであったとも報じられています。
いずれも旅の恥のかき捨てならぬ猟の恥の山捨てとはこのことでしょうか。 むろん恥の上塗りであることは言うまでもありますまい。

残滓放置で生態系攪乱が懸念(3)

※2016年1月28日後記
違法も合法も@死後切断の可能性

2015年10月21日

残滓放置で生態系攪乱が懸念(3)

残滓放置で生態系攪乱が懸念(2)の続報です。

岐阜県養老の山中における残滓の不法投棄はやはり猟友会関係者の仕業であることがどうやら発覚したようです。
各紙報道によると岐阜県警は19日、養老町柏尾の山中でシカの死骸が見つかった問題で、一頭の死骸を捨てたとして廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、同町在住で養老郡猟友会所属の60代の自営業者を書類送検したそうです。
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猟友会員を書類送検 シカ死骸、養老で不法投棄か
(略)
現場では約二十頭分の死骸や骨が見つかっており、猟友会会員らが、駆除などで殺処分した動物の「捨て場」にしていた可能性がある。鳥獣保護法では、動物の死骸は焼却施設に持ち込むか、穴を掘って埋めるよう定めている。
(略)

こちら2015/10/20 00:00【中日新聞】
シカ死骸放置、猟友会員を書類送検 県警、養老署 
(略)
現場には、シカ2頭の死骸のほか、21頭分の頭蓋骨が放置されていた。会員は「2013年7月以降に5、6頭捨てた」と話しているという。
(略)

こちら2015/10/20 09:35 【岐阜新聞】
シカ死骸捨てた疑い 猟友会員の男性を書類送検
(略)
送検容疑は7月2日午前5時半ごろ、養老町柏尾の山林に一般廃棄物であるシカ1頭の死骸を捨てた疑い。死骸が見つかった現場では、他にもシカの骨が大量に見つかっている。
(略)

こちら2015.10.19 17:32更新(産経)
----------------------------
早朝の5時半頃にこそこそと残滓遺棄ですか。
事案の深刻性や悪質性を鑑みると書類送検といういたって軽い処分も気になるところです。
また頑なまで実名報道を社是とする産経が匿名報道をしているところからもそもそも警察は不法遺棄者の実名を公表しなかったものと思われますが、他の実名公表事案とのバランスを鑑みても極めて甘すぎる対応と受け取られても仕方ありません。

町内に焼却施設がないことを口実とした「やむにやまれず投棄を続けた」との弁明や擁護があるとするならば言い訳等にもほどがありましょう。猟友会は遵法義務が免れる特別扱いの対象でもありますまい。否、銃器などを扱っている以上は彼らの遵法義務はいっそう厳格になることは当然です。

それから駆除などでの「捨て場」になっているとすれば繊細なロースなどの上質部位だけを切り取った残滓を捨てているのでありましょうが、それは生態系自体を撹乱する主因ともなりえましょう。
白鳥などへの鉛中毒を引き起こす鉛弾の所持・使用は北海道でこそ罰則付きで禁じられていますが、本州以南ではなんら制限がないことが問題となっています。鉛中毒被害は北海道だけの現象ではないことは言うまでもありません。
鉛弾で仕留めた残滓を山中に捨てることはこの観点でも絶対にやってはならないことであることを忘れてはなりません。
鉛中毒問題(アーカイブ)

※2015年11月13日後記
恥の山捨て@残滓放置
※2016年1月30日後記
温情は反公益@残滓放置への起訴猶予

2015年09月26日

児童学習船がいることを知りながら・・@琵琶湖

★2007年07月21日掲載

2012年01月28日復刻一体、何のために・・@海外に赴いての大物猟ハンティング等から続く滋賀県等の関連です。

2007年7月13日配信の日刊スポーツ記事をご覧ください。
児童いるのに散弾銃でカワウ駆除
こちら※復刻時リンク切れにつき記事残存画面にリンクします。

翌14日配信のスポーツニッポン記事も見過ごせません。児童たちの心的悪影響が心配です。
小学生の服に血…課外授業中カワウ駆除
こちら※同

さらにその後の調査で、猟友会のメンバーは学習船がいることを知りながら駆除を行っていたことがわかりました。これが猟銃使いの本性でしょうね。むろん、言語道断です。

しかもその後の報道によると滋賀県はその日のうちに問題を把握しながら保護者などから指摘されるまで公表を控えていたことが分かりました。公表をしたのは3日後の12日になってからですが、さらに散弾の粒が見つかったことは翌13日まで公表しませんでした。
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見学中散弾銃使用 公表遅れる
(略)
その理由について滋賀県は、調査が進んでいなかったとしていますが「安全確保への危機意識が足りなかった」として公表が遅かったことを認めました。
また児童がいるのに駆除が行われた理由については、見学について連絡を受けていた猟友会の責任者が当日、欠席したためと説明していましたが、その後の調査で、猟友会のメンバーは学習船がいることを知りながら駆除を行っていたことがわかりました。
滋賀県は、さらに関係者から事情を聴くとともに、今週中にも現地調査を行うことにしています。

※7月18日配信NHK報道
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滋賀県は公表の遅れを本当に反省しているのであれば、今回の不祥事を従前のことも含めて徹底的に調査しなければなりません。むろん、場合によっては同県警とも連携し、連中の銃所持許可取り消し等の行政処分へと道を開くことが責任行政として強く望まれましょう。

★当欄は翌日付次欄「琵琶湖へも鉛弾が・・・(鉛中毒問題カテゴリ)」へと続きます。※復刻同

※09月08日付後記
児童学習船がいることを知りながら・・(2)※未復刻

2015年09月08日

午前4時45分の民家への銃弾

★2007年07月07日掲載


撃ち逃げの罪を立法すべし(6)「違法と分かっていながら撃った」

に続く、北海道警浦河署管内での違法発砲事件の発覚です。

07月05日配信の毎日新聞記事
ライフル銃弾:民家寝室の壁貫く ハンターが誤射か※記事内容は以下にあります。
こちら
この方面では行政は狩猟の管理監督については無策なのでしょうか。実質、年中、「有害鳥獣駆除」の名目で狩猟が許されている土地柄だけに、行政においては普段から特に厳しい監視が必要ですね。
しかも悪質なことに当該ハンターは、この世界のご多分に漏れずそのまま撃ち逃げで、警察への自首もしていないようです。

それにしても実弾が民家寝室に貫通したのは午前4時45分とは・・・
「緯度が高い地方だから、日の出時刻は内地より早い。法令に言う(銃器使用は日の出以後日没以前)の条項はクリアーしている。文句を言うな!」などの住民の安全を一顧だにしない勝手極まりない都合いい言い訳は一切通用するはずもありません。

続きを読む※リンク切れ

※2007年07月25日付分後記
午前4時45分の民家への銃弾(2)犯人逮捕!
※2015年10月16日後記
早朝駆除の禁止を!民家被弾



2015年09月01日

(サル駆除)包括許可の所産か@死亡事故発生

また猟銃による人身死亡事故が発生しました。

報道によると29日午後5時ごろ、徳島県那賀町海川の民家から北へ約30メートルのユズ畑に隣接するよう竹やぶで午前9時ごろからサルの駆除をしていた銃猟者の男性(73)が撃った散弾銃の弾が、同ユズ畑所有者の会社役員女性(82)の頭に当たり町内の病院に運ばれたものの脳損傷のため約1時間半後に死亡されたそうです。
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猟銃誤射、女性が死亡 73歳男性がサルの駆除作業中 那賀町
(略)
有害鳥獣駆除の許可区域で、許可期間は6月30日〜9月27日だった。
県警捜査1課と那賀署は、○○さんに過失がなかったかどうかも含め、○○さんや近隣住民らから当時の状況を詳しく聞いている。

こちら2015/08/30 12:06 【徳島新聞】
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駆除は被弾死された女性のサル出没の頻発を事由とした依頼で行われていたとも報じられていますが、記事を読む限りは許可期間内での実質的な包括許可だったものと思われます。やはり駆除はその都度、行政当局がその必要性や駆除者の適性等々を吟味したうえで行わないと当地に限らずこのような惨事はいつまでも再発してしまうことが憂慮されてきましょう。

猿を狙って作業小屋内への人身被弾

※2015年11月10日後記
巨大クマ射殺(2)駆除は包括許可か
※2017年2月26日後記
銃猟者へのドローン使用に向けた公費支援は疑問

2015年08月28日

人の命(5)狩猟免許返納が酌量事由?

人の命(4)伊豆誤射も「書類」送検の続報です。

静岡地裁裁沼津支部は昨日、伊豆市でシカの駆除中に赤い服を着た仲間の男性をシカの胴体だと思い込み誤射して死亡させた天城猟友会に所属していた被告人男性(69)に判決を言い渡したそうです。
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猟銃死亡事故で男に猶予付き有罪判決(静岡県)
(略)
27日の判決公判で、地裁沼津支部の柴田誠裁判官は「注意義務を怠って深刻な結果を招いたが、狩猟免許を返納し、反省している」などとして、木村被告に禁錮2年・執行猶予3年の判決を言い渡した。

こちら[ 8/27 12:08 静岡第一テレビ]
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「狩猟免許の返納」が情状酌量の判断材料になったのであれば同免許の構造的な問題を指摘せざるをえません。
不祥事や犯罪があれば同免許は銃の所持許可同様に当局から取り消されて然るべきです。もし免許所持者が返納しなければ更新が切れるまで有効であるのなら当局は同免許の失効規定を厳しく改めるべきですね。無論、これは静岡県に限った問題でもありません。
あまつさえ当事案は死亡事故です。「返納」が情状酌量の事由になっていいはずもありません。
例えば自動車での死亡事故を起こし逮捕された人間が運転免許証を「返納」することで実刑を免れることができるのなら交通刑務所は不要になりますね。一事が万事です。
いいかげん行政も司法も狩猟者への優遇はやめていただかないとこの種の不祥事は今後も頻発してしまうことは想像に難くはありますまい。

2015年05月07日

分別の欠落では

2日、また猟銃誤射による人身事故が発生したようです。現場は熊本県八代市川田町東の山中です。
詳細は同県御在住の森林研究者でいらっしゃる平野虎丸氏が発信されるこちらの画面後段記事を御参照。

同氏のお考えに同感致します。当該地域やゴールデンウイーク中に限らず、山に人が入る機会の多い時期に猟銃を携行したての入山はやめてもらいたいものです。分別の欠落と思わざるをえません。特に関連行政は心すべしです。
加えて、かりそめにも一般人の入山規制がある場合、銃器や猟犬等の属性や情報行き渡りの限界などを鑑みるにつけそれは本末転倒であることは言うまでもありますまい。


※2015年5月10日後記
その後、4日(みどりの日)には猟銃による死亡事案まで発生しました。
事件多発は必然(4)銃猟者増加政策

2015年04月13日

不祥事当事者の狩猟免許はどうなる?

前欄「イノシシ猟ワナ貸借のもつれから@福岡」から続きます。

暴力行為等処罰法違反の疑いで現行犯逮捕された容疑者ははたして狩猟免許取り消しにはなるのでしょうか?
法令では、狩猟免許を受けた者が狩猟に関する法令(本法)などに違反して罰金刑以上に処せられれば狩猟免許は効力を失う(趣意)とありますが、暴力行為だけであれば本法違反ではないので取り消しにはならない可能性があります。ちょうど、詐欺罪などで摘発されたハンターは狩猟免許も銃器所持も取り消しにならないのと同じ図式と思われます。
しかし報道どおり包丁を取り出したのが事実であれば銃刀法にも抵触する可能性が濃厚だと思います。その場合、本法への違反にもなりますので容疑者が銃猟者でもある場合は銃所持取り消しは免れられますまい。併せて狩猟免許も自動的に効力を失うこともありえましょう。

ただし、取り消されるのではなく1年以内の期間を決めて狩猟免許の効力を停止することもできるようにもなっているそうです。
それから狩猟免許の取り消しを受けた者は、取り消しを受けてから3年後には、新たに狩猟免許を得るための狩猟免許試験を受けることができるそうです。また狩猟免許の効力の停止を受けた者は、効力の停止の期間満了には、新たに狩猟者登録を受けることができるそうですが、いずれも不祥事を起こしたものへの救済よろしくの措置ですね。狩猟に伴う防犯効果を上げたいのであればこのよう救済制度は廃止されて然るべきです。

今事案は憎むべき暴力行為です。被害者がワナを返さなかったことは加害者への酌量の事由にはなりえません。一方、暴力被害者は返さなかったことについては道義的な責任は発生していましょう。

福岡県当局ははたしてどのような処分を下すのでしょうか。そもそも処分は再発防止のための公益事項です。特に狩猟のように危険性を伴うものについてはその意味合いはさらに強まりましょう。当局はくれぐれも密室での非公開処分ではなくオープンな形での処理が望まれてきましょう。

※2016年4月29日後記
狩猟免許、甘い甘い取り消し要件

2015年03月19日

人の命(5)有罪判決は出たけれど

誤射事件関連を続けます。

一般人被弾死と官僚の無責任感覚の続報です。
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誤射:男性死亡、被告に有罪判決 地裁行橋支部 /福岡

イノシシ猟の最中に男性を誤射して死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われたみやこ町勝山浦河内、無職、○○○被告(74)に対し、地裁行橋支部(杉原崇夫裁判官)は23日、禁錮2年、執行猶予5年(求刑・禁錮2年)を言い渡した。
(略)

こちら2015年2月24日(毎日)
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また執行猶予ですか。この種の事件は撃ち逃げや隠匿工作をしない限りは猶予がつくようです。しかし、交通事故で人を死に至らしめた者は実刑が下り交通刑務所での服役を余儀なくさせられる事案も多々あることを鑑みれば猟銃での致死事案への判例の甘さが気になります。裁判所は結果的に人の死に軽重がを付けていると論難されても仕方ありますまい。
こういうことでは有罪判決による猟銃事件の威抑制効果もあまり期待できないのではないでしょうか。

人の命(4)伊豆誤射も「書類」送検

2015年03月18日

また誤射事故発生

報道によると14日夕方、熊本県芦北郡芦北町古石の山中で、イノシシ猟をしていた球磨郡相良村の会社役員の男性(64)が一緒に来ていた近くに住む農業男性(67)を誤って撃ち腹部に銃弾を受ける重傷を負わせたそうです。
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イノシシ猟で誤射男性が重傷
(熊本県)
(略)
男性は「急斜面で足を滑らせ引き金を引いてしまった」と話しているという。警察は男性を業務上過失傷害の疑いで書類送検する方針。

こちら[ 3/15 17:53 熊本県民テレビ]
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急斜面云々で暴発したということを言いたいのであれば理由にもなりません。あらかた獲物に夢中になった安全確認意識の欠落の所産でありましょう。
行政が趣味の銃猟者を増やす方針を改めない限り猟期の風物詩たる「誤射事故」は今後も陸続と発生することが憂慮されてきましょう。

「狩りガール」の出所と環境省・メディア

2015年02月17日

また人身事故発生@国家の愚

報道によると15日午後2時15分ごろ、三重県津市美杉町太郎生(たろう)の山中で鹿狩猟をやっていた大阪府堺市からやってきた男性(65)がやはり堺市民の男性猟仲間(65)の顔や右腕に被弾させたそうです。
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鹿狩り中の男性発砲、猟仲間が右腕にけが 三重の山中
(略)
津南署は業務上過失致傷の疑いもあるとみて調べている。
署によると、○さんは山中で見つけたシカを狙って撃ち、シカを挟んで向こう側にいた○○さんに誤って弾が当たったと説明している。現場は奈良県との境に近い津市西部の山中で、付近に民家はなかった。

こちら2015年2月16日11時03分(朝日)
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もはや誤射での被弾は猟期の風物詩です。現状の中で国家が危険このうえない殺生遊びを推奨する愚を犯しているのは到底否定できますまい。

行政との癒着部分がありませんか?(アーカイブ)

※当日付後記
やはり大都市からのレジャーハンティングの所為です。
遭遇・横取りは自然現象@北海道原野山中

2015年02月15日

あれから4年@厚真猟銃撃ち逃げ殺人

あれから1年@厚真猟銃撃ち逃げ殺人からの続きです。

林業作業員銃弾死事件から4年 情報提供呼び掛け
こちら
(2015年 2/4)※苫小牧民報

狩猟関係者や同関連行政はこの撃ち逃げ殺人を事故ではなくあくまで悪質きわまりない事件として認識しなければならないことは言うまでもありません。

※2015年3月12日後記
詳細な銃猟事前届出制度が必要!(2)

※2016円2月19日後記
時効を阻止せよ!厚真猟銃撃ち逃げ殺人

2015年02月10日

人の命(4)伊豆誤射も「書類」送検

人の命(1)伊豆誤射の続報です。

案の定、静岡県警は駆除や猟とは無関係の一般人が犠牲になった事案であるにもかかわらず立件は書類送検で片付けました。
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猟銃誤射業務上過失致死で送検

去年7月、伊豆市の山中でニホンジカの駆除作業中に猟友会の仲間を誤って散弾銃で撃って 死亡させたとして、69歳の男が業務上過失致死の疑いで書類送検されました。
(略)
これまでの調べに対して男は 「男性が赤い服(猟友会ベスト)を着ていてシカと間違えてしまった」 と容疑を認めているということです。

こちら2015年01月16日 19時26分※NHK
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被害者が赤い服を着ていたことが酌量要件になろうはずもありません。あまつさえ事件の前の月(6月)には「フート」を着ていた一般人が誤射死しています。
人の命とは銃猟者が殺戮する鳥獣の命と同様にかくも軽い扱いでいいのでしょうか。
また猟銃死亡事故事案を書類送検で済ませていたらこの種の散漫による死亡は陸続としてなくならない事を警察は知るべきです。
それにしても事件発生が去年の7月であったことを考えると書類送検という甘すぎる立件まで期間がかかりすぎたことも気になります。証拠集め等がかくも日数を要するとは到底思えませんが、何か証言等の収集が円滑に進まない事情でもあったのでしょうか。

人の命(3)銃猟者の身柄拘束は?

※2015年3月19日後記
人の命(5)有罪判決は出たけれど
※2015年7月12日後記
広島市は鳥獣駆除からアマチュア無線を追放決定(2)
※2015年8月28日後記
人の命(5)狩猟免許返納が酌量事由?

2015年01月11日

人の命(3)銃猟者の身柄拘束は?

前欄に続き銃猟者による一般人への誤射関連をです。

一般人を死亡させた事案で書類送検?静岡県警の続報です。

報道によると今月8日に静岡地裁沼津支部にて初公判が開かれたそうです。被告人は起訴内容を認め、検察側は、「被害者は持参した笛を吹いて人の存在をアピールしていた」「被告人は違う角度からの確認をしなかった」などとし、禁固2年を求刑したそうです。

猟銃誤射事故の初公判
(静岡県)

こちら[ 1/8 12:18 静岡第一テレビ]

弁護側は執行猶予付き判決を求め、裁判は即日、結審したとも報じられていますが、被告人はこの事件で自らの銃器で一般人を死に至らしめながらも業務上過失致死などで拘置所に身柄拘束された経験はあるのでしょうか?もし逮捕されることなく書類送検されただけであったなら代用監獄たる警察署の留置場にも拘留されなかったということでしょうか?
交通事故など他の事例では人を死に至らしめた場合、たとr判決前であれ一定期間の身柄拘束は必定でしょう。車よりはるかに危険で注意や心構えが要されるのが銃器です。にもかかわらず銃猟者にはずいぶん甘い措置をとっていないでしょうか?このうえ、猶予判決が出るのであれば人の死とは何だったのだと問いかけたくもなります。

人の命(2)伊豆誤射

※2015年2月10日後記
人の命(4)伊豆誤射も「書類」送検

2015年01月10日

また一般人が被弾@猟銃

報道によると暮れもおしせまった先月30日の午後2時過ぎ頃、熊本県小国町宮原の山中で正月飾り用の植物を採集していた農業男性(58)の腹部にハンター男性(60)の放った銃弾が当たったそうです。
見通しの悪い雑木林に現場で、両者は十数メートル離れていたとも報じられていますが、不幸中の幸いで撃たれた男性の意識はあるそうです。熊本県警小国署は「イノシシと間違えて撃った」と話すこのハンターを業務上過失致傷容疑で調べているそうです。

正月飾り用の植物採集中、イノシシと間違われ…
こちら2014年12月31日 10時47分(読売)

楽しいはずのお正月が一転して被弾の災いをかぶられた被害者の一刻も早い全快を願っています。

>「イノシシと間違えて撃った」

冗談ではありません!また、現場の見通しの悪さといい何の言い訳にもなりません。すべての責は銃猟者にあります。対象が人であれ保護鳥獣であれ自他のペットであれ施設・物品であれ被弾被害を加えた時点で銃弾は凶弾に他なりますまい。
被弾場所(腹部)や射程距離を鑑みると重傷事案であることは推して知るべしです。カテゴリ前欄(2014年12月20日付)「銃猟不祥事の原因」でも述べたよう猟欲にかられた誤射である可能性は強いと言わざるをえません。

2014年12月20日

銃猟不祥事の原因

また狩猟中の誤射事故が発覚しました。
報道によると14日午後4時半頃、神奈川県厚木市飯山の山中で、猟友会の11人の仲間と同日午後1時半頃から鹿狩りをしていた同市の無職男性(65)が被弾し左腕などに重傷を負われました。警察は仲間2人が鹿に向けて発射した計3発のうちの1発が当たったとみて、業務上過失傷害容疑で調べているそうです。
こちら2014年12月15日(読売)

まさに各地で頻発の事態があります。厚木市では7月に開かれた「初心者講習」の見出しがむなしく感じてしまいます。娯楽殺生のスリルを味わいたいがためのはやる心の発生に関してはベテランも初心者もありますまい。
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若きハンター育成に力 狩猟免許へ初心者講習・県猟友会
(略)
講習会は、午前に銃刀法や鳥獣保護法などの関係法令、対象動物の判別法に関する座学、午後からは銃器やわなの取り扱いの実技を行った。
銃器使用の場合、猟が禁止されている動物か否かを瞬時に判断しなければならないため、「尾が背中側に巻いているのは大半が非狩猟」など判別のポイントを説明。実技は「銃口を絶対に人に向けない」など安全対策の徹底を求めた。
(略)

こちら2014.07.20 03:00:00 ※神奈川新聞
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殺生願望等がある限りは安全対策を啓発したとしても不祥事は免れないのではないでしょうか?全国津々浦々で陸続して発生してきたこれまでの各事例でも加害ハンターは安全対策は教え込まれていただろうし事故防止は強く意識していたはずです。
事故の原因は安全意識の欠如ではなく実はレジャー殺生のスリルや醍醐味を味わいたいという愚かな欲望にあるものと思われてなりません。

2014年11月08日

一般人被弾死と官僚の無責任感覚

また一般人が猟友会員の手により猟銃の犠牲になりました。

報道によると6日午前、福岡県の山の中で銀杏(ぎんなん)採りをしていた男性(72)が、イノシシと間違えられ、 散弾銃で撃たれ病院に運ばれましたが、まもなく死亡したそうです。 警察は、男性を誤って撃って死亡させた地元の猟友会の男性(74)を業務上過失致死の疑いで逮捕したそうです。

銃猟者は発砲する際にの矢先の安全を十分に確認する義務があることは言うまでもありません。
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イノシシと間違え・・・誤射で男性死亡
(略)
「確認はしてないと思います。確認してたら撃たんはずです。ただ犬がほえたから、そっちの方向で撃ったという感じでしょうね」(京都猟友会 定村武則副会長)

○○容疑者は、「連れて行った猟犬がほえたため、その方向に撃ったら人だった」などと話しているということです。

こちら 06日17:34 ※TBSニュース
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安全確認を怠った結果の射殺でしょう。犬のせいにしてはいけません。しかも死んだ方はよくある猟仲間ではなく狩猟と全く関係のない方と思われます。もしかすると木立に隠れて待ち伏せる「隠れながら猟」だったのでしょうか。また水平撃ちの疑念すら出てきましょう。
「隠れながら猟」は禁止を!

今、環境省は狩猟税を撤廃することを国会に上程するなどなりふりかまわない机上での狩猟者増加政策を目論んでいるようですが、一般人をも巻き込んだ事故・事件の増加は明らかです。そのあたりの責任を役人はどう感じているのでしょうか。それとも無責任体制や政治家へのへつらいが官庁内ではびこっているのでしょうか。
それから、猟犬の致死率が高いこともこの報道からも明らかですね。猟犬問題のみならず狩猟の暗部を封印した官僚の荒唐無稽ともいえる各地での狩猟PR路線は明らかに作為的なものが感じられてなりません。

また滑落事故発生
行政との癒着部分がありませんか? (アーカイブ)

※2014年11月12日後記
荒唐無稽の極み@狩猟税廃止
※2015年3月19日後記
人の命(5)有罪判決は出たけれど

2014年10月05日

安易なサル駆除の所産か@乗用車被弾

読売報道「猿に向け砂防公園で猟銃発砲、流れ弾が乗用車に」(2014年10月03日 07時32分配信)
によると2日午前9時20分頃、山梨県韮崎市旭町の甘利沢川砂防公園で、市内に住む男性(76)が、木から下りてくる猿に向けて猟銃で1発撃ったところ、流れ弾が公園から道を挟んだ向かい側にあった空き地に駐車中の乗用車に当たったそうです。幸いけが人はいませんでしたが韮崎署は銃刀法違反(発射の禁止)の疑いで調べているそうです。
男性は「有害鳥獣駆除のために猿を狙って撃った」と話しているそうで自ら通報し発覚したそうです。
こちら

駐車スペースがあるような場を銃猟駆除の対象地として許可した行政のほうに根本的な問題が発生していましょう。当局は猿を殺すことより人間の生命や財産の安全のほうが重要であることあらためて認識すべきですね。
銃猟者については射程内に駐車してあることが頭に入らないぐらい猿撃ちのことで頭がいっぱいであった可能性もありましょう。もしかすると流れ弾被弾を防ぐための事前の調査すらしていなかったのでしょうか?
また行政の厳格な注意喚起の有無も大変気になるところです。

猿を狙って作業小屋内への人身被弾

2014年07月25日

人の命(2)伊豆誤射

人の命(1)伊豆誤射から続きます。

その後の報道によると静岡県猟友会は今回の事故を受け死亡者への追悼と草が生い茂り見通しが悪くなるこの時期の危険を回避するため全ての猟(駆除)と銃の使用を一時的に中止したそうです。
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県猟友会 誤射死亡事故を受け緊急会議(静岡県)
(略)
、また、 草が生い茂るこの時期の狩猟は見通しが悪く危険が伴うことから全ての猟と鉄砲の使用を一旦、中止することを決めた。

こちら[ 7/22 12:10 静岡第一テレビ]
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「一旦、中止することを決めた。」 と報じられていますが、やはり駆除は行政主導ではなく猟友会主導で行われているのでしょうか。その場合、事故の根本的原因はそのあたりにないかどうか当局は検証しなければなりますまい。

静岡県猟友会は前回の誤射死亡事件(201311/3)の直後も同じような緊急会議を開いていますね。
要請と責任@誤射死亡事故2013年11月09日

そして一昨日(23日)の「緊急会議」の模様も報じられています。
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続く誤射事件 県猟友会が悲痛な叫び (静岡県)
(略)
同様の死亡事故は2013年11月に長泉町であったばかりで、理事会では再発防止に向けての意見交換などが行われた。しかし、会の途中で伊藤政夫会長が、「足跡ひとつあると、猟友会は何をしているんだということじゃ、違うと思う」と、猟友会を取り巻く環境に疑問を呈すと、出席者たちも胸に秘めた思いを吐き出した。その後、出席者からは農作物への被害などを懸念する声もあがったが、最終的に、県猟友会は銃による猟だけでなく、わなを用いた猟についても当面の間見送ると決定した。猟の再開時期について伊藤会長は「まったくめどは立たない」と話している。

こちら[ 7/23 20:42 静岡第一テレビ]
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記事で読む限り、会の途中からの「悲痛な叫び」への違和感は否めません。猟友会を取り巻く環境よりは人命や安全でしょう。そもそも猟期に趣味で鳥獣を殺している限りは世間からの白眼視は避けられません。
人命ほど尊いものはありません。死亡事件などに際しては厳しい結果主義で判別されて然るべきです。
前回の事故から一年も経たないうちにまた死亡事故が発生したことへの真摯な検証姿勢があるならば、好き好んで入ったと思われる自分たちを取り巻く社会的環境への忸怩たる思いの吐露など会議では出てこないはずではないでしょうか?

※2015年1月11日後記
人の命(3)銃猟者の身柄拘束は?