2013年01月01日

春グマ猟復活への動きにNO!を(3)

春グマ猟復活への動きにNO!を(2)から続きます。

日本熊森協会による岩手県へのパブコメ内容です。同会HP先月18日付
岩手県 第3次ツキノワグマ保護管理計画にご意見を   意見公募しめきり2013年1月4日
に記されていることを箇条でまとめたものと思われます。先月24日発行の「くまもり通信74号」から以下に引用させていただきましょう。
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「岩手県第3次ツキノワグマ保護管理計画(案)についての意見・提案

計画案は、狩猟が毎年確実に実施できるように配慮して狩猟者たちを喜ばせるためのものであり、クマ捕殺をさらに増大させるもので、一般国民としてはとうてい認められません。
豊かな森を形成してくれているクマの命への畏敬の念や、クマたちとの共存を忘れた計画案であり、生物の多様性を守る観点からも、根本的に見直していただくよう求めます。

(計画案への要望)

1 捕獲数の管理年次を猟期が始まる11月15日とすることは、狩猟を確実に保証することで、後に続く有害駆除は止められず、過剰捕獲を招くだけなのでやめてください。
現行どおりに4月1日から捕獲数をカウントしてください。

2 春季捕獲は熊の胆を高く売るためのもので、表向きの口実である秋のクマ被害の防止になるとは考えられません。クマにとっての理不尽で残酷な殺され方であり、過剰捕獲にもつながるのでやめてください。
県は予察捕獲はしないとうたいながら、一方で、予察捕獲となる春季捕獲(春グマ狩り)を導入しようとしているのは矛盾しています。

3 岩手県の人口林率は44%にも達しており過剰です。県は生息地の復元を第一目標として急ぎ、被害防除を徹底させて、クマを殺さないでクマ問題に対処するよう願います。

4 有害捕獲したクマの原則奥山放獣体制を確立してください。

5 狩猟者や狩猟奨励派だけを集めた検討会ではなく、自然保護団体や動物愛護団体、倫理学者、教育者など各方面の識者を入れ、県民の声を反映した公正な検討をすべきです。
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各項目全てに同意します。
以下は冒頭リンクの既述「同(2)」あるいは同(1)に基づいた私の追加意見です。

2については熊の胆を売らない場合でも、特別猟許可が被害防止という公益を振りかざしたものであるならばその中できわめて付加価値の高い役得が発生することはよろしくありません。あまつさえ福島第一原発事故の余波でセシウム熊の胆が時系列を越えて知らず知らずのうちに供給されることは絶対避けるのが行政の責務ではないでしょうか。

4については捕獲した個体を傷めないステンレス製等のクマ専用檻を使用することが望まれましょう。

5については検討会、審議会等の議事録では誰がどのようなことを主張したかはガラス張りになるべきです。特にもし狩猟者が春グマ猟を主張しているのであればそれは公開されてしかるべきでありましょう。

※翌日の次欄「春グマ猟復活への動きにNO!を(4)パブコメ全文」へと続きます。
posted by yutan at 00:00| パブリックコメント