2016年12月05日

行政側の矜持の貫徹を!鳥取県

報道によると鳥取県は2日、県議会本会議にて県東部を中心にツキノワグマによる人身・農作物被害が相次いでいることを事由にクマの生息頭数などを管理する保護管理計画を本年度中に見直すべく専門家会議を開き、保護する目標頭数を国の基準より下げることや、狩猟の解禁の是非などを検討することで明らかにしました。
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クマ管理計画見直し 鳥取県、頭数下げなど検討
(略)
県によると、今年はブナやミズナラなどクマの餌となるドングリが凶作で、人里に出没するケースが急増。本年度の出没件数は453件(11月末現在)に上り、昨年同期の4・5倍となっている。10月には鳥取市国府町で男性がクマに襲われけがをするなど、今年に入って人身被害は3件報告されている。
県内のクマの生息数は400頭以上と推定。県は同計画の見直しで、国が個体管理の目安とする800頭より低く目標を設定する方向で検討する。
(略)

こちら2016年12月3日 日本海新聞
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山中のドングリが凶作になるたびに捕殺への基準を緩和するのはいかがなものでしょうか。そこには生態系保全や共存の概念は希薄でただ即物的に議員の要望に応じるだけという図式がないでしょうか。
たしかに議員は地域の有力者などからの陳情を受けそれを実現するために知事部局に働きかけることは通常業務です。ただし、行政側はそれを唯々諾々と受けるのではなく、即物や時系列を越えた広い尺度で物事を判断しなくてはいけません。要するに生態系保護や人道、共存は議員らにとっては直接的な票獲得の手段にはなりえず、往々にしてその反対事項が票になりやすい状況の中、行政側は人間側の利害を超え将来や教育など他分野への影響もふまえたうえで即物・利害論に対峙しより普遍的な施策を遂行していくのが業務の一環であるはずです。

クマについては捕殺基準の緩和よりはいかにして出没を抑えるかが行政が選ぶべき方策です。現状は生ゴミなどなど人間の側によるいわば嗅覚誘引が多すぎる現状をまずは改めるべきでありましょう。
例えば県が引き合いに出す10月鳥取市の国府町における人身事故とて柿の実対策さえ事前に施していれば起こりえなかった事案ではないでしょうか。
狩猟者による「捜索」よりは嗅覚誘引の防止徹底を!(2)

また捕殺基準の緩和がかりそめにも近い将来のレアジャーでのクマ狩猟解禁を視野にいれているのであれば、あまりに安易で意図的な展望です。あまつさえ隣県の兵庫では推定生息数の計測に関する瑕疵も数理統計学者からも指摘されている現状を忘れてはなりません。それから鳥取のレジャークマ猟禁止は2007年に満を持して始まりました。
鳥取県、クマ禁猟決定へ!
翻って現在、人為出没への人間側への対策をろくにすることもないままにレジャー熊猟復活は拙速にもほどがありましょう。
もっとも鳥取県は7月には狩猟解禁は思惑の外との定見を示しておられます。
鳥取県は禁猟政策を維持
くれぐれも即物や利害関係からの圧力で上述した行政側の大義・矜持をないがしろにするような展開がないことを期待するところです。
posted by yutan at 00:00| クマ猟禁止決定への道のり

2016年12月04日

シカ刺身にしか見えないのですが(5)町役場提供画像

前欄に続き古座川町(和歌山県)町役場がメディアに提供した提供の画像関連です。

シカ刺身にしか見えないのですが(2)町役場提供画像の中段にて古座川町当局に石川県小松市の同種事案に対しての取り組みを情報提供させていただきました。以下その部分の再掲です。

※情報提供 8月8日 午前1時11分送付
古座川町御中

前略
同時期に同様の誤解誘引を問題提起させていただいた石川県小松市御中は、同市商工会議所が新聞社(日刊工業新聞)に提供した画像については付帯文言の加筆を同社に依頼するそうです。
貴古座川町におかれても産経新聞社への付帯文言加筆をお願いするよう重ねて提起さしあげます。
(略)
再掲以上

小松市の加筆要請(8月)を受け日刊工業新聞社は当該画面からは生食と見まがう可能性も懸念される提供画像を削除されていますが、古座川町当局にも趣旨を情報提供させていただいた小松市との質疑を以下に紹介させていただきます。
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posted by yutan at 00:00| 野生肉の危険性等

2016年12月03日

シカ刺身にしか見えないのですが(4)町役場提供画像

前欄続きです。

古座川町(和歌山県)主管課御中との質疑を続けます。
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御回答日付 2016年9月8日 午前7時12分
広島市 在住
○○○○ 様

産経新聞は対応する方向で進めてくれてるみたいです。
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posted by yutan at 00:00| 野生肉の危険性等

2016年12月02日

シカ刺身にしか見えないのですが(3)町役場提供画像

前欄の続きです。

和歌山県新宮保健所串本支部が産経新聞にくだんの画像を提供した古座川町主管課に対して野生肉の危険性について専門機関としての情報提供をしていただいたところ、古座川町からは再質問後約一ヶ月経てやっと御回答が届きました。

当欄を結論から述べると古座川町主管課は産経新聞社に対し9月2日の時点で計3回ほど提供画像からの誤解を防ぐべく加筆要請を「口頭」で行ったそうで今後も要請実現に向けて取り組むそうですが、現時点で加筆付記はありません。
同町はいまだに担当者による口頭での要請実績で済ましているのでしょうか?そうであるなら、要請はWスタンダードにして画像記事がリンク切れするまでのお茶濁しと受け取られても仕方ありますまい。
古座川町は本気で加筆要請に取り組むのであれば町長名義での正式な文言要請を産経新聞大阪本社におこなうべきと当初から申しているのですが実際はどうなっているのでしょうか。

ともあれ以下は古座川町当局との質疑の続きです。
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posted by yutan at 00:00| 野生肉の危険性等

2016年12月01日

シカ刺身にしか見えないのですが(2)町役場提供画像

シカ刺身にしか見えないのですが@町役場提供画像の続報です。

古座川町(和歌山県)へは8月3日付けで以下文を提起させていただいております。第一回目のご回答は翌4日に迅速に御回答くださいました。それ以降も回答までの期間こそ落差はあれど質問には回答をくださっています。その点については同町主管課にこの場にてお礼を申しあげます。
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古座川町御中

質問1
4月25日付の産経新聞のネット配信記事
【関西の議論】「ジビエバーガー」学校給食で提供…獣臭さ抜き「清流鹿」をブランド展開へ
こちらを拝見しました。
その中の町内で捕獲されたシカ肉を使った古座川の清流鹿(古座川町役場提供の画像が気になっています。
画像中の鹿肉は十分に加熱されたものなのでしょうか?
それとも刺身や叩きなのでしょうか?
(後者の場合、食品衛生法令上、問題が発生しますので保健所等にもお問い合わせくださいませ。 )

質問2
もし、パフォーマンスとしての盛り付けであり実際に食べるときは十分加熱する場合であっても見るものに「生食は町がお墨付き」との誤解を生じる可能性がありましょう。
また、たとえ被写体が十分加熱されたものであっても、素人目も含め一般にはそうは見えないところからも
、(これは十分加熱されていて決して刺身やタタキ等の生食ではありません)付帯文言付記が提供条件ともなるべきと考えます。加熱済みの場合は今からでも産経新聞社に上記文言を入れるよう要請すべきと考えますが、いかがでしょうか?
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posted by yutan at 00:00| 野生肉の危険性等

2016年11月30日

共存を教えるのが大人の責務(3)逃げグマ追いは逆効果

猟友会による「巡回」拡大等に異議あり!白老町(北海道)の続報です。

至近の報道によると白老町はヒグマ2頭の目撃情報に基づき狩猟者団体部会とタイアップしたうえで14日朝から18日までの毎日、登下校の時間帯に合わせて猟友会が巡回を行ったそうです。
同町は9月末に目撃情報頻発を事由にポロト自然休養林に箱わなを設置して捕獲を試みたが、捕まらなかったそうです。直近では10月2日に若草町で足跡が見つかって以降、確認情報はなく沈静化すると見られていたとも報じられています。
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白老東高近くでヒグマ目撃 看板設置し注意呼び掛け
こちら※苫小牧民報(2016年 11/15)
クマ2頭が目撃された現場周辺に設置された注意看板
画像検索結果※同
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箱わなと囮の餌、そして7キロ先からでも好物を知覚することができるというクマの嗅覚はリンクしていましょう。そして大変用心深いのもクマの習性です。捕獲檻の餌の臭いがクマを引き寄せ、出没だけさせておいて捕獲できないとの循環が発生していないでしょうか。
町当局におかれては良かれと思ってやったことが逆効果になることへの認識が望まれてきましょう。
畢竟、逃げグマを人為誘引してはなりません。学校があるのであればなおさらです。捕殺志向の強い猟銃所持資格者の方々に「警戒」はややもすれば行き過ぎた刺激行為に直結することが、猟犬連行の有無にかかわらず懸念されてきましょう。かりそめにも猟銃を携行しての「警戒」であるなら一般人の安全を鑑みても「警戒」の本末転倒性すらにじみ出てくるのではないでしょうか。

クマ対策は諸刃の刃である人為誘引モドキの方策に頼るのではなく、生ゴミ、残ガソリンなどなど嗅覚誘引を引き起こすものを放置しないことが肝要です。クマ警戒がクマ誘引・捕殺行為になることは分別からも不整合そのものであることは否めないのではないでしょうか。
加えて表題通りです。北海道のこの方面あるいは道の内外に限ら、共存を教えるのが大人の責務にして逃げグマ追いは逆効果であることを当局及び学校関係者等はよくよく認識しなければなりますまい。

共存を教えるのが大人の責務(2)逃げグマ追いは逆効果
posted by yutan at 00:09| クマ誘引・刺激は逆効果

2016年11月29日

脱出穴取り付け啓発を!群馬県

無許可での罠設置がもたらした不幸@群馬県の続報です。

群馬県農政部鳥獣被害対策支援センター(高崎市箕郷町)によると案の定、罠は括り罠であったそうです。同罠の直径何センチ以内という類の規制は事故のあった桐生市では特段なかったということは問い合わせをするまでもなく当方でも掌握していました。
また無許可で罠を架設された方は罠猟の免許を持っていらっしゃらなかったということです。

その後の報道です。

イノシシ事故受け、県が注意喚起と捕獲ルール周知を要請 /群馬
こちら毎日新聞2016年11月19日 地方版

具体的には群馬県HPより
イノシシによる人身被害の再発防止に向けて(※11月21日掲載)御参照
※都道府県の各HP画面は年度ごとにURLが変わる場合もありますので将来、もしリンク切れなどがありましたら県名と画面タイトルを検索さあれればヒットするものと思われます。

ただし、括り罠と並び箱檻の形状での罠について言及すると群馬県のようなクマ生息地では合法ならどんな箱罠を使ってもいいというわけではありません。
国(農水省)も奨励する錯誤捕獲防止のために箱檻上部にクマ脱出穴(口)装着することへは同県も同省同様のスタンスを取っているわけですが、上記画面にその事が啓発として記載されていないことが気になります。「相談を受けてはじめて指導する」という大まかで受け身の姿勢ではなく、二種類の罠の相違やそれぞれの使用に際しての注意事項及び法令違反行為への警告も含めた基本的な注意事項を記したうえで具体的な事象に関する相談であるべきではないでしょうか。

もとより箱檻上部へのクマ脱出穴取り付け奨励は錯誤捕獲防止だけのためではありません。箱檻で錯誤捕獲したクマと接する際の人身事故発生防止の観点からもイノシシ等の他獣捕獲目的箱檻への脱出穴(口)装着は上記画面には掲載すべき必須事項です。
先月も群馬県の隣県では隣県でも錯誤捕獲処理に際しての事故発生が報じられています
なぜ国や県が推奨する脱出穴を取り付けない?栄村(長野)

また群馬県が作成したツキノワグマに関しての啓発画面にも錯誤捕獲について言及されているのは現時点で以下の文言にすぎません。
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近年、野生動物による被害が増加しています。特に獣類によるものが多く、それに伴う農業被害なども発生していることから、県ではサル、イノシシ、シカ、ハクビシン、アライグマ等の捕獲を強化・促進しています。
そのため、これらの動物を捕獲するための捕獲オリやククリワナが増加しており、ツキノワグマが誤ってワナに掛かることがあります。(目的の動物以外が捕獲されたことを、錯誤捕獲といいます。)錯誤捕獲については、ツキノワグマに限らず、速やかに捕獲オリ等から解放し、本来の生息地に戻す対策をお願いしています。
ツキノワグマの出没等について群馬県HPより
※同
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なぜ錯誤捕獲が生じるかのについて認識が残念ながら見当たりません。錯誤捕獲を防止することが肝要との観点が欠落していることは明白です。

クマの嗅覚は一説では7キロ離れたところからでも好物を知覚できることさえあるそうです。そしてその秀逸な嗅覚を事由とする出没の要因でもある誘引箱檻の囮の餌等への認識を高めたうえで、とりあえず当局として出来ることとして、HPにてのイノシシなど他獣捕獲目的箱檻へのクマ脱出穴装着を促進する文言、画像、リンクなどの掲載、加筆が急務となってきましょう。
そしてそれらを教材に粘り強く啓発していくことが責務となります。

群馬県におかれてはこの事案に関する画面の充実はそう困難な事案でもなく、錯誤捕獲問題を抱える他県HP等にもいい意味での影響力も期待できましょう。また群馬県居住であるなしにかかわらず、箱檻所有者がクマ脱出穴(口)の装着の施工あるいは研究を推進させる公益事案として是非お願いしたいと考えています。

脱出穴取り付け方法のリンクを!岡山県
posted by yutan at 00:19| 錯誤捕獲を防止せよ!

2016年11月28日

不整合や茶番を敷衍するだけでは?クマ猟復活

20年ぶりに娯楽クマ猟が解禁された兵庫県では解禁後、10日経った時点で捕獲は2頭しか報告されていません。そして狩猟者の一部は1か月限定の猟期の短さや一連の規制を遡上にあげて不満を表明するなど本末転倒ぶりを世にさらけだしているとも思われます。
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解禁クマ猟、10日でわずか2頭

絶滅の恐れがあるとして、県が禁止してきたツキノワグマ猟が解禁されて、25日で10日が過ぎた。解禁後、これまでに県内で捕獲されたのは2頭。県は、適正頭数とした800頭を超える140頭を上限に、狩猟での頭数削減を期待するが、猟期は1か月限定で、狩猟者からは「中途半端な対応。意欲的に猟をする気にはならない」と不満の声も聞こえる。

以上引用
こちら※2016年11月26日 読売新聞
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捕獲は本当にすべてが報告されているのかは先だって熊森協会に寄せられたクマ猟に批判的なハンターの方々からの意見にみられるよう疑念の余地も残るところではないでしょうか。
ゆがんだ猟欲@クマ猟復活の必然か
※画面中 2016-11-16 (水)くまもりNEWS へのリンク御参照

そもそも推定生息数自体が問題があることは数理統計学者を含め様々な方々が問題視していることは過去にも紹介した通りです。
「2つの重大な計算ミス」か@兵庫県のクマ娯楽猟解禁

兵庫県クマ狩猟枠140頭の計算が、完全破たん  なのに狩猟再開?!
こちら2016-11-15 (火)くまもりNEWS

一方、兵庫県当局は捕獲報告が少ないことを奇貨にさらなる娯楽クマ猟推進を視野に入れていることをうかがわせる発言もより早い時系列にて表明しています。。
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クマ狩猟解禁1週間、捕獲は初日の1頭だけ 兵庫知事会見

狩猟が認められるのは12月14日までで、「一定数を確保できなければ、来年は特別捕獲班の編成など次の
対応も検討しなければならない」との認識を示した。
(略)
井戸知事は「今年は県内で2件の人身被害が発生しており、20年やってこなかった取り組みを行うこと自体が大切だと思う」とした上で、「残りの狩猟期間でどの程度成果があるのかをよく見極め、来年度の対策を検討したい。ぜひハンターの方々の協力を得たい」と述べた。

以上引用
こちら※2016.11.22 08:35 産経新聞
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特別捕獲班に加えてクマ猟許可期間を伸ばすとか親子グマ捕殺禁止などの禁止項目の凍結あるいは猟期外特別捕獲(春グマ猟)等を意図しているものと思われますが、最初からの折込済みの茶番と受け止められても仕方ありません。
そもそも、兵庫県のクマ猟再会は我田引水的な推定生息数算出の時点から無理があります。無理を承知で机上で絵に描いた餅を遂行しようとすれば様々な不整合や茶番等が露出することは自明の理ではないでしょうか?
また次猟期からの同猟再会を視野に入れている岡山県のこともあります。ここは「一旦は打ち出し展開したから翻意はしない」等の役所を範疇とするつまらない体面は擲(なげう)ったうえで兵庫県が勇気ある撤廃をすることで他県へ範を示さなければなりません。
畢竟、娯楽クマ猟の中止が早急に要されてきましょう。
posted by yutan at 00:00| クマ猟禁止決定への道のり

2016年11月27日

藪の中@岩手の三頭射殺事案から他県のクマ猟解禁を考える

報道によると猟仲間20人の集団で「シカの狩猟のため」入山していた猟友会員(61)が成獣クマと遭遇し頭頂部と右手の甲を噛まれたということでクマを射殺し、「周辺りにいた」という他の「成獣」のクマ2頭も「会員」が射殺したという事案が岩手県宮古市小国の山林で発生したそうです。
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クマにかまれ男性重傷 宮古の山林で狩猟中
(略)
会員の男性は20日午前9時すぎに約20人のグループでシカの狩猟のため入山し、体長約1・3メートルの成獣のクマに頭頂部と右手の甲をかまれた。クマは男性が射殺した。周辺には他に成獣のクマ2頭がいて会員が射殺した。

こちら(2016/11/22)岩手日報

シカ猟の61歳男性、クマにかまれ指骨折 岩手県宮古の山林
(略)
宮古署によると、○○さんは猟友会の仲間約20人で20日に入山。午前11時ごろ、成獣のクマ3頭が突然現れ、そのうち1頭が○○さんを後方から襲った。3頭とも仲間に射殺された。
同署は山林へ入る際はクマに注意するよう周辺住民に呼び掛けている。

こちら2016.11.21 19:36 産経新聞
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趣味猟の自業自得とはいえ怪我をされたハンターの早期完治を願うところです。そして今回の事故に懲り今後はこのような殺生趣味をやめていただきたいと思ってしまいました。

さて、記事を読む限り、クマがなぜ三頭のクマが突然現れそのうちの1頭が後方から当事者ハンターを襲ってきた(産経)のかが腑に落ちません。もしかすると猟犬が結果的にクマを刺激したとか、或いは当初のシカ猟が中途でクマ猟に転じたということは本当になかったのでしょうか?
前者については数日後の24日、神奈川県厚木市の山中ではシカ駆除の際にハンターの正当防衛名目でクマが射殺されましたが、県からの話を総合すると猟犬がらみでツキノワグマを引き寄せたとも思われる事案が発生しています。(これについては近日中に欄を改めます。)
後者については岩手県では猟期間であればクマの趣味猟が認められていますから、他の鳥獣捕殺を目的とした入山後にクマ猟に実質的に急遽変更することは法的には別段、問題は生じません。親子グマあるいは子グマ射殺にしても同様で文字通り合法的な自由猟です。
ただし生態系におけるクマとシカの生息バランスを鑑みればいくら東北地方といえどもクマ娯楽猟は決して世間的な聞こえがいいものとは言えますまい。かりそめにも入山後にクマ猟への変更があったとするならドサクサ熊猟として分別からの道義的論難や白眼視を受ける可能性はありましょう

またシカ猟中に 成獣のクマ3頭が突然現れ(産経)、周辺には他に成獣のクマ2頭がいて (岩手日報)とも報じられていますが、3頭のうち成獣は母グマだけであとの2頭は子グマあるいはまだ母離れしていなうい若グマの可能性はなかったでしょうか?むろん、どんな立場の者であれ主観でその辺りは何とでも形容はできることは言うまでもありません。
いずれにせよ山中猟場に客観的に判断できる第三者がいたわけでもなく記事に書かれていることはあくまで狩猟者の側からの一方的な情報もしくは同情報を前提とした警察からの伝聞情報にすぎません。

さて兵庫県や岡山県など今猟期あるいは来猟期以後からの娯楽クマ猟の解禁については、猟場全体が広い密室空間になっている以上は、定められた規則への違反やたとえ適法であっても世間的にあまり公開したくない事案については水面下の事象として処理されて藪の中の事案として内内で処理されてしまうことが懸念されてくるのではないでしょうか?また世間からの疑心暗鬼を引きずったままでの娯楽猟は到底健全な公益事案とは言い難い属性から逃れられません。

また、引用した産経記事の最後部をつっこみを入れると、山林に入る住民への注意喚起はクマ以上に銃砲や猟犬からのものが望まれてきましょう。クマ猟ともなれば大口径口の狩猟用ライフル銃は必須であり猟犬も、より獰猛なものが要されましょう。臆病な性質にして奥山山中や樹木の穴の中に隠れるように生息するクマに比べれば比べ物にならぬほど危険であることは自明でしょう。

畢竟、様々な先見を鑑みても兵庫県のクマ猟解禁(当カテゴリ各欄御参照)及び昨今報じられた岡山県の同予定(昨日付前々欄同)はやはり中止すべきであることはは明白ではないでしょうか。
posted by yutan at 01:08| クマ猟禁止決定への道のり

2016年11月26日

脱出穴取り付け方法のリンクを!岡山県

前欄に続き来年度から娯楽クマ猟を17年ぶりに解禁する方針を打ち出した岡山県関連です。

同猟解禁については前欄やそのカテゴリ各欄を御参照くださいませ。
ここでは
岡山県は新規HP画面で脱出穴取り付けを促進決定!(2)善は急げ!の続報をお伝えします。

岡山県は広島県に倣い錯誤捕獲を防止すべくイノシシなどの他獣捕獲目的箱檻上部にクマ脱出穴取り付け啓発画面を県HP上に新たに掲載すると公言して久しいのですが、今月6日付で掲載されていることが分かりました。
誤ってツキノワグマを捕獲しないために岡山県HPより
※都道府県の各HP画面は年度ごとにURLが変わる場合もありますので将来、リンク切れなどがありましたら県名と画面タイトルを検索さあれればヒットするものと思われます。

岡山県当局におかれましては私の提案を採用されたことについては謝意を申しあげます。
ただし表題に記したように脱出穴の取り付け方法が画像入りで掲載されている農林水産省画面 野生鳥獣被害防止マニュアル−イノシシ、シカ、サル、カラス(捕獲編)−第3章 鳥獣種別の捕獲方法(P51・P52)へのリンクが掲載されていればより効果的ではないでしょうか。

参考までに同画面がリンクされている広島県の同種画面こちらを御参照
※同

当該の農水省画面へのリンク貼り付けはそう困難な事案でもなく、錯誤捕獲問題を抱える他県HP等にもいい意味での影響力も期待できましょう。また岡山県居住であるなしにかかわらず、箱檻所有者がクマ脱出穴(口)の装着の施工あるいは研究を推進させる公益事案として是非お願いしたいと考えています。

※2016年11月29日後記
脱出穴取り付け啓発を!群馬県

posted by yutan at 01:00| 錯誤捕獲を防止せよ!