2018年07月16日

猛暑の中、足手まとい総理の来広無用!

西日本豪雨被害の関連を続けます。

被災各地は昨日も一様にうだるような暑さが続きました。

砂ぼこり舞う被災地「想像以上の暑さ」に戸惑い
こちら2018年07月15日 14時16分 読売新聞

広島の死者100人に、熱中症疑い140人搬送
こちら2018年07月15日 22時34分 同

そんな中、右足の痛みを訴えた首相は15日に予定していた被災状況視察のための広島訪問を延期しました。

安倍首相  右足の股関節周囲炎に 広島視察を延期
こちら毎日新聞2018年7月14日 18時06分(最終更新 7月14日 19時06分)

さ、病気ですか。例えば外国には気前よく多額の血税をふるまうくせに自国の治水政策がそれに見合うものであるかどうかを鑑みれば、おそらくは過日の倉敷市訪問では相応の冷淡な態度を突きつけた被災者もいたのでありましょう。私がその場にいれば当然、「今さら、何しに来たんだ!」との罵声の一言や二言は発していたかもしれません。首相の海外への大判振る舞いと災害対策の不整合は一例にすぎず一事が万事でしょう。
実際、14日の広島市では視察に訪れた石井国土交通相らへは被災者から支援が行き届いていない現状を詰め寄られています。

国交相が広島視察 支援の不十分さに憤る市民も
こちら2018年7月14日 17時19分 NHK NEWS WEBより
※これを報じたNHK広島支局の勇気と報道矜持に敬意を表します。

あまつさえ前欄でも言及した、当地での豪雨が予想される中での饗宴を臆面なく主催し参加した問題もありましょう。

災害に人災性がある以上は、権力者は失政の犠牲者ともいえる庶民のそうした叫びは甘受しなければなりません。ただ、能力のないわりには気位だけは高いと思われる宰相にはそうした認識があるのかどうかは甚だ疑問です。己の血筋が保証する政界以外での業務経験に乏しい温室育ちの宰相には、予想される猛暑の中の被災見学への自然な反応が耐え切れいという心理の所産と察することもできましょう。
いずれにせよ、猛暑の中、足手まといになるだけの総理の来広は無用です!加えて被災者は為政者による失政を棚に上げたパフォーマンスの材料ではありません。
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2018年07月15日

見え透いたカバーアップ 「赤坂自民亭」

被害は甚大(2)2018西日本豪雨(※前欄)の関連です。

一方、記録的な大雨になる恐れがあると気象庁が発表した5日の夜、安倍晋三首相らが自民党議員の懇親会に出席したことについては同党幹部(国会対策委員長)からも苦言が呈されているようです。
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豪雨前の赤坂自民亭「慎んだ方がよかった」自民・森山氏
こちら2018年7月10日20時30分 朝日新聞
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当たり前です!
しかるに分別も何もない5日夜の同饗宴参加者国会議員の中には、参加自体への猛省を表明しているごく一部の議員はいるものの、「饗宴は問題ないがネットへの画像公開は慎むべきだった」(趣意)と問題をすり替えるというさらなる醜態をさらしている輩もいます。
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豪雨前の「赤坂自民亭」写真投稿を陳謝 西村官房副長官
(略)
西村氏は11日、BS11の番組で陳謝する一方、懇親会が開かれていた時点で「大雨特別警報」は出ていなかったことを念頭に、「大雨被害が出ている最中に会合をやっているかのような誤解を与えた」とも述べた。

こちら(朝日新聞デジタル 2018年07月12日 07時52分)
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これが国民の公僕たる(特別)公務員の言動なのでしょうか。
そもそも懇親会が開かれていた時点で「大雨特別警報」は出ていなかったことは饗宴の正当化にはなりえません。
そのことは自民の友党にして連立のパートナーたる公明党からも手厳しい批判が出ていますね。
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与党 公明・井上幹事長が「赤坂自民亭」を批判

公明党の井上義久幹事長は13日の記者会見で、大雨の予報が出ていた5日夜に東京・赤坂の衆院議員宿舎で開かれた「赤坂自民亭」と称する飲み会について「軽率のそしりは免れない。翌日には大雨特別警報が出ており、(被害)状況は想定できたのではないか。(開催は)踏みとどまるべきだった」と批判した。
(略)

こちら毎日新聞2018年7月13日 19時18分(最終更新 7月13日 20時05分)
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首相を筆頭に記録的な大雨の注意を歯牙にもかけない愚か者らの集合写真を自身のツイッターに投稿したことについての反省は本質的な反省ではなく、この時期に飲めや歌えの大騒ぎを慣行した自らの問題行動の希薄化」を図る見え透いたカバーアップといえましょう。

※2018年7月16日後記
猛暑の中、足手まとい総理の来広無用!
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2018年07月14日

被害は甚大(2)2018西日本豪雨

被害は甚大(1)2018西日本豪雨 の続報です。

その後の報道によると日本豪雨で甚大な被害が出た岡山県や広島県などでは14日も安否不明者の捜索が続いたそうですが、警察庁は同日、14府県で死者が209人に上ったと発表したそうです。共同通信のまとめでは、依然として1府4県で35人が安否不明となっているといいます。

死者209人に 安否不明は35人
こちら2018.7.14 17:34更新 産経新聞

また雨上がり以降の猛暑日の連続も被災者の方々にはさらなる苦しみを与えています。

西日本豪雨 被災地猛暑 熱中症で搬送続出
こちら毎日新聞2018年7月14日 13時14分(最終更新 7月14日 14時55分)

家屋被害も容赦ない様相を示しています。

家屋被害3万棟超か 西日本豪雨1週間、まだ見えぬ全容
こちら 2018年07月14日 11時21分 朝日新聞

あらためてお亡くなりになられたすべての方々に哀悼の意を表します。
また、被災で苦しむ方々のために被災地近隣の寸分の存在にしかすぎない自分ができることを今後も見据え実行していきたいと考えています。

※2018年7月15日後記
見え透いたカバーアップ 「赤坂自民亭」
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公園や学校付近目撃だからこそ刺激・誘引はNG!(22)逃げグマ誘引は逆効果

報道によると11日午後5時頃、弘前市紙漉沢のりんご園で1人で作業をしていた44歳の男性が親グマと子グマ2頭の計3頭に気付き、様子をうかがっていたとこころ、最初に上ってきた両子グマが男性から離れた方向に向かっていった後、追うように上がってきて親グマに気付かれ襲われましたが、とっさに突き出した拳がクマの顔に当たり、撃退したそうです。男性にけがはなかったともいいます。
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クマ3頭に遭遇…とっさに拳を突き出し撃退
(略)
襲われた男性「向かってきたので逃げようと思ったんですけど、転んじゃって、たまたま運良くなんですけど、クマの鼻に手が当たって、クマが逃げていったという感じです。子グマを追って」
男性がとっさに突き出した拳が当たり、親グマはその後、子グマを連れて山の中に逃げていったという。男性にケガはなかった。
3頭は親グマが体長1メートルほど、子グマ2頭はいずれも50センチほどだったという。クマが出没したのは相馬中学校から北西に800メートル離れたりんご園で、地区の猟友会が捕獲用のおりを設置するなど警戒を呼びかけている。

こちら
7/12(木) 20:59配信 日テレニュース※dメニューニュース(NTTドコモ)より
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男性の拳で撃退され怖い思いをして山中に逃げ込んだ子連れクマは相馬中学校から北西に800メートル離れたところに設置した誘因捕獲檻の囮のえさに誘引されて付近に出没する可能性を鑑みれば、同校関係者や住民は檻設置を許可した弘前市当局や設置者に生徒や住民の安全確保の観点からも早急に撤去を申し入れるべきでじゃないでしょうか。せっかく山中に逃げたクマや別グマをわざわざ嗅覚誘因したとしてもそれぞれの個体が檻に入るとはが限りません、またよしんば円滑に入ったとしても身内グマの捜索出没が予想され、いずれにせよ不要な人為出没をもたらしてしまう原因を作ってしまうのではないでしょうか。

公園や学校付近目撃だからこそ刺激・誘引はNG!(21)逃げグマ誘引は逆効果

それにしても上記報道と同様12日付でこの事案を報じた地元紙や翌13日付で報じた二つの全国紙支局はなぜ猟友会による誘因捕獲檻の設置を報じていないのでしょうか。
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パンチ当たりクマ撃退/弘前のリンゴ畑
こちら東奥日報 12日
パンチ当たりクマ撃退 青森のリンゴ畑で男性
こちら2018/7/13 7:25 日本経済新聞
リンゴ畑で親グマ突進、とっさに拳突き出し撃退
こちら2018年07月13日 11時17分 読売新聞
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不要にして逆効果の可能性もぬぐえない無分別行為と疑わざるをえない誘因捕獲檻の設置が誤報であることを望みます。
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2018年07月13日

被害は甚大(1)2018西日本豪雨

約4年ぶりに当スレッドで被害状況を言及しなくてはならない事態に発展しました。今回は広島市のみならず死者は。府県別では広島91人、岡山58人、愛媛26人などで新聞社がまとめた12日午後7時時点の行方不明や連絡を取れない人は、広島や岡山を中心に少なくとも63人といいます。
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西日本豪雨、死者200人に 被災地で7千人が避難生活

西日本を中心とする豪雨災害で、警察庁は12日、死者が全国14府県で200人に上っていると発表した。大雨特別警報が最初に出された6日から13日で1週間を迎えるが、被災地ではなお7千人が避難生活を強いられ、行方不明者の捜索が続いている。
今回の豪雨では、気象庁が6日午後5時10分に長崎、佐賀、福岡の3県で最初に大雨特別警報を発表。その後、8日にかけて計11府県で出された。
市民生活は日常に戻っておらず、厚生労働省によると、12日正午時点で広島、岡山、愛媛3県を中心に23万5千戸が断水していた。総務省消防庁によると、12日正午時点の避難者は岡山県3600人、広島県2530人など2府13県で計7085人いる。
そうしたなか、愛媛県と同県西予市は12日、市内の避難所にいた男性(70)が急性心臓死で亡くなったことを明らかにした。市は今後審査会を開き、豪雨災害との関連を判断する。
西日本を中心とする豪雨の主な被災状況
○避難者数 7085人
○家屋被害 2万4150棟
○断水 23万5千戸
○土砂災害 519件
○鉄道の運休 11事業者26路線(JR貨物含む)
(総務省消防庁などの12日午後8時までの発表による)

こちら2018年7月12日21時34分 朝日新聞(抜粋)
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今回の豪雨や土砂災害で亡くなれた全ての方々へ心よりご冥福をお祈りあげます。また行方不明者の一刻も早い発見を強く願うところです。

そのような中、国の内外より様々な立場の方々がボランティア活動を含めそれぞれの手法にて真心からの援助や支援態勢構築に向けた尽力をくださっていることには、今回の被災県の一つである広島県民として関係御各位ただただ敬意と感謝の意を表明するばかりです。
数々の方面からのそうした尊い救援活動がある中、岩手県の方々の取り組みの報道をリンクしておきましょう。
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急がれる支援態勢構築 西日本豪雨、岩手の団体が広島で奮闘
こちら7/12(木) 8:16配信 岩手日報 (抜粋)
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ありがとうございます。岩手県の関係者の崇高な思いや行動はボランテァに携わるすべての方々の思いを象徴していましょう。そして地獄で仏を見たと感じる被災者も多いのではないでしょうか。

※2018年7月14日後記
被害は甚大(2)2018西日本豪雨
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2018年07月12日

公園や学校付近目撃だからこそ刺激・誘引はNG!(21)逃げグマ誘引は逆効果

報道によると10日午前7時半ごろ、北海道オホーツク総合振興局管内の北部に位置するの西興部村(にしおこっぺむら)の上興部小学校 (かみおこっぺしょうがっこう). の裏庭のビニールハウスのそばで、おとなのクマ1頭と子グマ3頭が歩いているのを校長らが見つけたそうです。
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小学校敷地内に親子とみられるクマ4頭 登校時間帯に目撃 西興部村の上興部小学校
(略)
近くにいた警察官がパトカーのサイレンを鳴らすと、クマは驚いて山の方向へ逃げました。クマが目撃されたのは児童が登校する時間帯でしたが、けが人はいませんでした。
周辺では、5月頃から今回と同じとみられるクマの親子が目撃されていて、警察官が警戒にあたっていました。小学校では、当面の間、集団下校とし、教員らが通学路で見守るということです。

こちら7/10(火) 16:14配信 北海道放送 ※Yahooニュースより
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せっかく山に逃げた親子グマを好餌を入れた捕獲檻を設置してしまえば、より人里に近いところに逃げグマ4頭をわざわざ誘引することになり、住民や児童の安全にとっても逆効果の可能性は免れません。あまつさえ目撃された4頭の親子個体ではない無関係グマまで誘引してしまうことにもなりましょう。

むろん報じられている小学校の今後の取り組みは遭遇事故防止の観点からも必要と考えますが、「過ぎたるは及ばざるが如し」で注意喚起に行き過ぎがあれば児童らに不要な精神被害を及ぼしかねないことは認識しなければなりません。むろん当該校に通学する児童だけの問題ではなく地域全体が人間が作り出した精神被害を被むりかねないのではないでしょうか。

学校では恒常的にその親子グマが日中に出没し学校運営に阻害をもたらしているわけでもありますまい。たまさかの目撃事案であるなら、人間の側もそうそう目くじらをたてて狩猟者出動などを起こさないことが肝要です。たとえば子グマが殺されたら親グマが、親グマを殺されたら子グマが、それぞれいわばクマなりの身内捜索に乗り出し学校を含めた人里出没が増えてしまうこともありえましょう。山狩りが行われた場合の棚から牡丹餅の別グマ捕獲やいずれの個体に限らず手負い化させてしまいさらに住民の精神不安を敷衍してしまうことも当局はしっかり認識しなければなりません。
そのあたりのことなども勘案すればや、当該親子グマや別グマに対してはそっとしておく方策がベストではないでしょうか。当局は捕殺指向の強いと思われる方々へ実質的な丸投げを決め込むのではなく、わざわざ山に逃避した個体をわざわざ刺激誘引することの反公益性も認識しなければなりますまい。

もとよりサイレン音に驚いたクマは当分は現地付近には出てこないものと思われます。クマは臆病なうえ相した騒音を忌避する属性はよく知られているところです。
ただし生ゴミなどクマを引寄せるものの臭気の封印の啓発は不可欠です。クマは7キロ先からも好物臭をかぎ分ける卓越した嗅覚を持つという見立ては当カテゴリ各欄にても縷々紹介している通りだと思われます。

畢竟、西興部村及び北海道オホーツク総合振興局へは対人間の側への啓発を主軸にあくまでクマヘの刺激・誘引は行わないとする分別ある対応を期待したいところですが、実際はどうなのでしょうか?

公園や学校付近目撃だからこそ刺激・誘引はNG!(20)逃げグマ追いの陥穽

※2018年7月14日後記
公園や学校付近目撃だからこそ刺激・誘引はNG!(22)逃げグマ誘引は逆効果
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2018年07月11日

また猟銃盗難事案発生!土浦市(茨城県)

また狩猟用の猟銃の盗難事件が発生しました。
報道によると先月22日午後0時半ごろ、茨城県土浦市佐野子の塗装工の男性(65)方から、警備会社を通じて110番通報があり、現場に駆けつけた県警土浦署員がライフル銃と散弾銃が1丁ずつ盗まれていることを確認したそうです。
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ライフル銃と散弾銃盗まれる 茨城・土浦市
(略)
県警捜査3課によると、ライフル銃と散弾銃は狩猟用で男性は許可を得て所持していた。それぞれ弾を装填(そうてん)する役割を果たす「ボルト」と「先台」が取り外された状態で盗まれており、弾の被害もなかったという。ライフル銃と散弾銃が保管されていた銃専用のロッカーにこじ開けられた跡があり、同署は窃盗事件として捜査を進めている。
男性は90代の父親と2人暮らしで、2人とも外出していた。

こちら2018.6.22 21:06 産経新聞
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いくら弾を装填する用具が取り外された状態で盗まれていても、犯人は悪用あるいは横流し目的で盗んだことは間違いないでしょう。弾の被害もなかったということも、盗まれた銃身が犯罪に使われる憂慮を薄めることには到底なりえません。
この銃猟者ななぜ自らの複数の猟銃器を銃砲店など第三者へ預託しなかったのでしょうか。預託料金をケチったのでしょうか。
自宅に銃器があれば盗難事故にあえば直接の被害を蒙るのは社会であることを忘れてはなりません。銃猟者やその身内による家庭内発砲や銃猟者自身が凶暴化し数々の凄惨な事件を起こす事例もありました。また今までない場合も猟銃事件・事故は今後いつ起きるかその可能性は予期できないほど突発的なものであることも恐ろしいことです。
その意味でもたとえ現行で許可銃を第三者に保管させる義務が法令に盛り込まれていなくても、所持者自らが利己主義を排除して進んで預託するのが最低の分別というものでしょう。
ところが日本の銃猟界ではそうした分別さえ守ることなく、家内で銃器を弄んだり賞玩するのが楽しいのか、自宅保管を決め込む派が圧倒して主流であるようですが、そのことは防犯の面からも大きく懸念されてきましょう。
猟銃器の第三者保管はたとえ守旧派やその政治力からいかなる強力な横槍が入ったとしても、最大の公益たる社会安全の観点からもやはり法令により義務化されて然るべきでしょう。そのあたりも警察庁(国家公安員会)へはさらなる認識が望まれます。事件・事故は起きてからでは遅いのです。

今こそ猟銃器への規制強化を!アーカイブ

2018年07月10日

一斗缶かぶりクマ射殺の怪(4)「司法警察員」の業務事案では

一斗缶かぶりクマ射殺の怪(3)実質的な包括回答は疑惑が深めるばかりでは?の関連です。

鳥獣保護管理法の第76条に基づき、違法狩猟等の取り締まりに従事する「特別司法警察職員」(通称は司法警察員)といわれる方々が各都道府県にいらっしゃいます。地方検察庁と各都道府県庁が協議して構成メンバーを後者から人選し、例えば私の住む広島県によると同県では計12名が司法警察員を拝命されています。内訳は本庁主管課の自然環境課から3名、県内三箇所の農林水産事務所から3名ずつといいます。
司法警察員の業務は警察と連携して取り締まりのための実質的な捜査を行うことです。
むろん。県民等から違法狩猟など通報が入れば警察とも協議して動かなければなりません。
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参考
逮捕権・捜査権を持つ警察以外の職種一覧(特別司法警察職員の一覧)
こちら
画面中段「都道府県の職員(鳥獣の保護や狩猟に関する職員)」の項目を御参照
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鳥取県ではかつて対応に疑問があるという県民の声を受け、県行政監察室は生活環境部長と総務部長に改善を促す調査結果を発表したことがあります。詳細は拙ブログ過去ログ画面こちらの一番下から二番目の欄
手抜きの狩猟取締り
狩猟取り締まり不適切 県行政監察室が指摘=鳥取を御参照。

岩手県でも広島県や鳥取県同様に法律に基づく司法警察員制度があるはずです。業務を怠れば鳥取県での事例のように県行政監察室は生活環境部長と総務部長に改善を促すことになりましょう。
岩手県宮古市で今年5月に発生したという一斗缶かぶりクマ射殺目撃や画像を鑑みれば、岩手県庁は後手後手に回るのではなくまず特別司法警察職員を拝命している県職員が警察をも動かしたうえで積極的に調査に乗り出して然るべきではないでしょうか。

2018年07月09日

捕獲と処理の分離は意図的!横手市(秋田県)からの回答

クマの手負い化は人災@横手市(秋田県)にて言及したことを契機として事案発生当時、駆除グマからの熊の胆などの役得について同市にまずは電話にて問い合わせてみました。
横手市担当者によると同市にてクマ捕殺や捜索に携わっているハンターの方々は同市の非常勤職員たる「鳥獣被害対策実施隊」の方々だそうです。当然、クマをしとめた場合の熊の胆やクマ肉の役得関係については自家消費といえどもNGのはずですがそのあたりのことについて同市担当課へは正確性を期するため2018年4月19日の日付にて文言で問合せさせていただきましたところ同年5月11日に御回答をいただきました。
担当課御中へはこの場にてお礼を申しあげます。

以下はその質疑応答内容ですが、当欄への転載に際してはそれぞれの御回答には問題点としての所見を添えさせていただきました。
特に同市が平成26年4月に設置した隊員の身分を市の非常勤職員とする鳥獣被害対策実施隊の駆除個体からの熊の胆などの部位役得の是非の関連は質問2、4、5の各項目に御留意くださいませ、
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横手市担当課御中
件名
クマ役得是認について等
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2018年07月08日

なぜ研究機関ではなく猟友会が解体?

誘引檻に名分なし!「クマと異なる」鑑定結果
クマ生息域に捕獲檻?(5)肉の誘引餌でも無差別誘引するでしょうの続報です。

その後の報道によると先月の山菜採りによる遭遇事故を名目に設置した肉餌を入れた三基の誘引檻のうちのひとつに奥山に自然に生息するクマ個体がかかり猟友会員が捕殺したうえで解体したそうです。
解体の結果、胃の内容物としてタケノコが見つかったものの、オリに入れておいた肉を食ったかどうかは、まだ分からず引き続き調査中ともいいます。
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ついに「人襲ったクマ」捕獲か、オリの個体調査
(略)
猟友会員らがオリを見回っていたところ、4日午前11時頃、1基のオリの中に体長約1・2メートル、体重約85キロの雄の成獣がかかっているのを確認した。会員らが駆除し、解体したところ、胃の内容物としてタケノコが見つかった。オリに入れておいた肉を食ったかどうかは、まだ分からないという。
県では、このクマの体毛を採取して県立大バイオテクノロジーセンター(秋田市)での鑑定に回し、まずは昨年5月にクマに襲われて死亡した女性の遺体に付着していたクマの体毛とDNAが一致するかを確かめる。

6月23日に発見された男性の遺体にも獣にかまれるなどした傷痕が残され、死因が外傷性ショックだったことが判明している。県では、男性の死亡と、捕獲されたクマとの関連性についても調べ、人を襲った可能性のあるクマの特定を進める。

こちら2018年07月06日 07時07分 読売新聞(抜粋)

捕獲クマ体毛、DNA鑑定へ…人を襲ったか特定※更新記事
(略)
県は6日、捕獲した雄グマの体毛を、茨城県つくば市の国立研究開発法人「森林総合研究所」にも提供して、詳しい分析を進める方針だ。
こちら2018年07月07日 15時13分 同
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体毛のDNA鑑定ではなく、今回捕殺された個体がオリに入れておいた肉を食ったかどうかは一体どんな方々が調査するのでしょうか。
それ以前の話として、クマは山中のカモシカも捕食するし、人里の養鶏場に嗅覚誘引され鶏を襲うこともあることからその肉食性を否定することはできません。肉餌に誘引されたからといって山菜採りと遭遇した個体であると決め付けることなどできるはずもありません。
もとより囮の肉餌を捕食したことの確認は大変困難なことと思われます。そのうえでなぜ解体作業を猟友会に一任したのでしょうか?最初に胃の内容物を確認したのは研究機関ではなく猟友会なのでしょうか。
全頭を研究機関に持ち込み解体は同機関が行うことが内臓検証に際してはより正確なものが期待できることを鑑みれば、はじめに猟友会による解体ありきは不可解なものと考えます。

どうやら二つの研究機関に調査を移植したのは体毛のみのようですが、檻の肉餌を食ったかどうかは解体者には到底判断できるものでもありますまい。「肉餌捕食の判断は研究機関にもできない」との反論もあるかもしれませんが、同機関であれば少なくとも素人解体者よりかは個体に関しての総合的な解明が検証できましょう。秋田県立大学バイオテクノロジーセンターにせよ、つくば市の国立研究開発法人「森林総合研究所」ならその能力は十分備わっているものと考えます。

例えば神奈川の駆除グマの処理法を紹介しましょう。最初に猟友会関係者に解体させるなどということはしていません。
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(※質問)
(10)
今回のクマ射殺に関しては「学術利用のため県立生命の星・地球博物館(小田原市)に搬送した。」とも報じられていますが、射殺したそのままの形での全頭搬送ですか?それともハンターが解体して試料となりえる部分のみを搬送したのですか?後者の場合、解体に県の正規職員が立ち会うことで例えば熊の胆等の部位私物化の余地は一切ないものと考えたいところですが、その理解でよろしいですね?
(※御回答)
→捕殺されたクマは、そのままの状態で博物館に搬送しています。
クマ捕殺と猟犬等@神奈川県との質疑
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なぜ秋田県は猟友会員に解体せることのないまま研究機関に搬送しなかったのでしょうか。特に秋田の場合、人身事故を起こした個体かどうかの検証が名分ですので、そのままの状態での全頭搬送は必至であったはずです。
そもそも奥山にクマが生息する事は至極の自然現象です。そして昨年5月や先月の山菜採り遭遇事案は人間の側が一方的にクマ領域に入りクマを含め貴重な野生動物の貴重な食料源である天産物取得行為が引き起こしたいわば自己責任事故であり、そこに誘引檻を設置すること自体が、筋違いな復讐猟の論難は免れないのではないでしょうか。
今後の鑑定結果でDNAが一致しようとしまいと捕獲行為そのものに整合性に欠けることは言うまでもありません。
そして無差別的な嗅覚誘引がもたらした捕殺クマ個体については秋田県は猟友会員による手入れ(解体)を許すことなく神奈川県のようにそのままの形での研究機関への搬送をすべきでした。
特に秋田の場合、人身事故を起こした個体かどうかの総合的な検証が要されていたことを捕殺の名分とするのであれば猟友会員による解体を排除した形での研究機関への全頭搬送は必至であったはずです。

加えて記事に言う「猟友会」が主として同会メンバーで構成され身分を非常勤公務員とする「仙北市鳥獣被害対策実施隊」を示してあるのであれば、解体に際しては通常胃などの器官と異なり、検証対象外器官としての熊の胆あるいはクマ肉などのクマ部位役得は厳禁されていることは言うまでもありません。

実施隊は公務員につき部位私物化はNGのはず