2017年02月28日

合法猟復活後の無差別殺戮@国の内外を問わず

以下で取り上げる事案は海外での発覚例ですが、狩猟が合法ということでの開き直りと言い訳カバーアップは国の内外に限らないとも考えますので、あえて海外猟を扱った 愚かな海外(での)猟、銃所持等(アーカイブ)ではなく当 クマ猟禁止決定への道のり(同) カテゴリに入れました。

報道によると、2014年、米ニュージャージー州において幼い頃に両前脚を負傷したことが原因で四足歩行ができなくなってしまい二本脚でスタスタと歩くクマが発見され、その健気な姿が大きな話題となって人気を得ていた野生グマ「ペダル」が、2016年、同地での50年ぶりの狩猟解禁のあおりを受け合法的にハンターに射殺されてしまったようです。以下、報道の引用抜粋です。
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二足歩行で人気のクマ「ペダル」、猟師に殺される

しかし、ペダルは保護区へ移される前に命を落としてしまった。ニュージャージー州では今年、50年ぶりにクマ猟が解禁され、あるハンターがチェックステーションに持ち込んだクマの個体が、ペダルと同じ特徴を持っていることが確認されたのだ。

しかし、前脚の不自由なクマをスポーツハンティングで殺したことに変わりはなく、この心ない行動に抗議が殺到している。

こちら※女性自身 2016年10月17日 21時0分(画面から動画にも入れます)
画像検索結果※同
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そもそも幼い頃に両前脚を負傷したというのも当時の密猟がもたらしたものかもしれません。狩猟と半矢(手負い化)は不可避であることは言うまでもありません。

また、射殺された個体が「ペダル」であるかどうかは二次的な事項であり、現実として合法的に二足歩行クマが射殺されたことに倫理的な事項を含め大きく問題が発生しています。
たかが役人や狩猟関係者など利害関係者の算用あるいは皮算用による一見した個体数増加による趣味猟復活が、何よりも普遍的にして肝要である倫理や生命の尊厳に関わる教育に優先されるという蛮性な著しい事例といえましょう。

はからずもこの期に及んでも一部道・県で是認されている春グマ猟あるいは兵庫県での狩猟復活等でも同じことが言えるのではないでしょうか。

狩猟等のまやかし (アーカイブ)
posted by yutan at 01:27| クマ猟禁止決定への道のり

2017年02月27日

恒常的な取締りで違法使用を防止せよ@狩猟用発信機

前欄関連です。

報道中の猟犬発信機に関する部分を再引用しましょう。
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昨年12月、山間部にある那賀町。町の関係者が手にした携帯型の端末が、山を隔てて900メートル以上離れた猟犬の居場所を映し出した。
猟犬に装着した発信器の電波は通常、障害物が多い山中などでは検知できず、上空に飛ばした小型無人機このドローンを使って位置情報を中継させた。

こちら毎日新聞2017年2月21日 地方版
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ということはドローンを使わなければ現在の合法発信機では障害物が多い山中などでは検知できないということになりましょう。
総務省及び各地の総合通信局は実態を深く受け止め遵法啓発及び取り締まりを強化しなければなりますまい。同省HP上で違法警告を出すだけでは非常に心もたないものと思えてなりません。
また見せしめ的とも思えるような一極集中的な取り締まりのみならず、摘発は各地の警察等と強固な連携をしたうえ恒常的な摘発および公表が望まれてくるのではないでしょうか。
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合法な狩猟用発信器(ドッグマーカー、罠用発信器)について

2. 違法の狩猟用発信器は、他の無線局に混信を与えるおそれがあります。狩猟用発信器は、購入前に「日本の電波法令に適合しているか」確認しましょう。
電波法令に適合する狩猟用発信器には、所定の技術基準に適合したものであることを示す「技適マーク」注が表示されています。
合法な狩猟用発信器(ドッグマーカー、罠用発信器)について
※総務省(九州総合通信局)
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他の無線局には防災無線あるいは鉄道無線等の重要無線も含まれます。たとえ規制緩和を画策した身勝手な陳情がある場合も総務省は歯牙にもかける必要はありません。

2017年02月26日

銃猟者へのドローン使用に向けた公費支援は疑問

(サル駆除)包括許可の所産か@死亡事故発生の続報です、

その那賀町(徳島県)当局は包括駆除許可のツケが猟銃による死亡事案であることをはたして真摯に認識しているのでしょうか。猟犬発見便宜を銃猟者らに与えるべくドローン活用による位置特定実験を行うことで、決して小額とは思われない猟犬使用者らへの公金支援を視野に入れているのであれば、射殺事案に便乗した筋違い援助となってしまうのではないでしょうか。
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狩猟者高齢化 誤射事故も 那賀町、猟犬に発信器 最新技術で援護 /徳島

(※銃猟者の)認知能力の低下に伴う誤射事故も続発しており、最新技術も駆使してさまざまなカバー策を模索している。

 昨年12月、山間部にある那賀町。町の関係者が手にした携帯型の端末が、山を隔てて900メートル以上離れた猟犬の居場所を映し出した。
猟犬に装着した発信器の電波は通常、障害物が多い山中などでは検知できず、上空に飛ばした小型無人機このドローンを使って位置情報を中継させた。
町が実施したのは鳥獣を追う猟犬を追跡、検知する実験だ。少子高齢化やハンター減少に伴って拡大する一方の食害対策として考えたのが、ハンターらを最新技術で援護する方法だった。
記者が取材に訪れたこの日、最初の実験は電波の干渉とみられる失敗に終わったが、2度目で成功。町の担当者は「高齢者にとって、山に入って猟犬を捜す大きな労力の軽減につながる」と手応えを感じていた。

那賀町でも15年8月、農道でサルの駆除をしていた70代の男性が誤って隣人の女性=当時(82)=を死亡させる事故が発生。業務上過失致死罪に問われた公判では「ササが多く、確認しにくかった」と明かした。県内のある高齢男性ハンターは「素早いサルを逃さないように焦って発射することもある」と解説する。

こちら毎日新聞2017年2月21日 地方版 ※引用抜粋
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もともと、銃猟行為における猟犬使用には犬が銃弾やイノシシの牙などから殺傷される可能性も強いことからも虐待性を否定する事は困難と思われ、また猟犬として使えなくなった時の措置や処分などの可能性も鑑みると行政がわざわざ便宜を図るべきではありません。あまつさえ公金を捻出するとなるとなおさらです。

また猟犬の円滑使用を目的とするドローンの公的な購入・維持は、公私混同の論難は免れません。
そもそも公的委託性の強い駆除においての猟犬による獲物の回収のための便宜であるなら役得のための公金を使った援助となってしまいましょう。
また、町から貸与等されたドローン等が趣味猟においても使用されるのであればやはり公私混同の論難は不可避です。
猟犬の致死率、致傷率などに関連した道義的なことなどが殺生を趣味とする方々には思惑の外の場合も、どうしても猟犬及びドローンを使用したいのであれば銃猟者各自が自費で購入・維持すべきです。

もっとも銃猟におけるドローン使用については以下のような指摘も読者の方からいただいております。
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ドローンの無線に関連して

民間企業は、連帯責任ありと判断し、ドローンフィードで「プロボが技適シールの添付された2.4GHz帯である事」と明記している。
猟場となる国有地&公共団体地は、同様の措置が必要です。
(連絡無線は合法無線機器を使用を含む)

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いずれにせよ、国・地方を問わず各当局は横の連携も含め当局の監視強化が求められてきましょう。
ドローンの操縦そのものに対して現時点で免許の制度がないことも早急に対処しなければならないことは論を待ちません。

容疑者はどうやら銃猟者@官邸ドローン事件

※2017年2月27日後記
恒常的な取締りで違法使用を防止せよ@狩猟用発信機
posted by yutan at 00:18| 行政との癒着疑惑

2017年02月25日

所感@狩猟者とメディアそれぞれの作為性

秋田県で山菜採りなどを目的としたクマ生息領域への入山者が遭遇事故により複数の死傷者をだしたことや私の考える問題点についてはカテゴリこちら(アーカイブ)の各欄にて記させていただいています。

今回、表題にて言及した読売新聞記事はその頃合に報じられた記事です。
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クマ被害相次ぐ 要警戒
(略)
多数のヒグマが暮らす知床半島で自然ガイドをしている若月識(※さとる)さん(44)は、昨年7月、地元の国道で人が乗った乗用車にのしかかり、車体を揺らすヒグマを目撃した。体長約1・6メートルの母グマで、付近に2頭の子グマもいた。乗用車が動き出すと3頭は森の中に消えた。15年間のガイド生活で、初めて見た光景だった。
一部始終を見ていた若月さんには、乗用車の方からヒグマに近づいたように見えたという。若月さんは「共存していくために、人間はヒグマにプレッシャーを与える距離に近づいてはいけない」と語った。

こちら※読売新聞2016年06月06日

停車した乗用車にのしかかったヒグマ。視線は2頭の子グマに向けられていたという(若月識さん提供)=画像は一部加工しています※下線付は引用者
画像画面※同
以下は将来、上記2画面がリンク切れに備えた検索結果画面です。
画像検索結果※同
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記事の前段では何やら大日本猟友会の会長(元衆議院議員)がクマの恐怖を語っているようですが、引用する価値もありますまい。このような国や地方の狩猟行政と利害関係のある立場の方の御高説をメディアのうえで述べてみても、同関係がある以上は説得力は希薄にして所詮は猟仲間の猟欲を満たすべく円滑なクマ猟や同駆除の正当性を作為していると受け取るのが妥当なところでありましょう。
「言いたいことがあるなら役得や自らが代表者として率いる政治団体(大日本猟友政治連盟)などによる政治活動を含め狩猟行政への到底ハンパとは思えない働き掛け等を返上・自粛してから言いなさい!」とも言いたくなります。

それから引用させていただいた知床半島で自然ガイドをしている方の言「共存していくために、人間はヒグマにプレッシャーを与える距離に近づいてはいけない」は至極ごもっともなことです。ヒグマのみならず本州ツキノワグマをはじめ全ての共存対象にも共通して言えることでありましょう。
読売新聞への画像提供も事故や駆除を未然に防止したいとのお考えからのものと察せられ、敬意を表したいと思います。

ただし画像を加工して掲載した読売新聞には作為性を感じざるをえません。またそのようなためにす画像加工は提供者の公益にかなう尊い思惑にも誤解を与えかねません。またクマへの恐怖をいたずらに煽るという点ではクマを撃ち殺すことを道楽としている方々と結果として同根と見なされても仕方ありません。
読売新聞は大メディアとしての矜持がおありなら、須らくありのままの画像に差し替えなければなりますまい。
posted by yutan at 00:00| クマとの共生

2017年02月24日

「意見交換会」の属性の所産?平泉町(岩手県)

前欄では熊の胆など駆除で仕留めた個体の部位役得(私物化)の有無関連について、内外を問わず熊の胆の高付加価値性を引き合いに出して述べたつもりです。

さて過日の報道によると、岩手県平泉町が主催した鳥獣被害防止へ向けての「意見交換会」ではおそらくは捕殺推進派からと思われる参加者からは「捕獲した鳥獣の処分法の確立」を求める発言もあったようです。この「意見交換会」を報じた記事はそれが何であるかはなぜか報じていませんが、後述する意見交換会の一方的属性疑惑を鑑みると、具体的内容は推して知れるものではないでしょうか。
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将来見据えた対策必要 鳥獣被害防止へ意見交換 平泉町
(略)
20日に町役場で町農林振興課、町議会産業建設常任委員会、西磐猟友会平泉分会から18人が出席して開かれた意見交換会では、今年度の被害の実態や同隊の活動状況、常任委の先進事例調査の報告を踏まえ、被害防止に関する施策について話し合った。

被害防止に関しては住民の共通理解が重要だとして「被害があっても申告しないケースがある。申告があって初めて対策を講じることができる」「防災無線で啓発できないか」などといった意見が出された。また、仕掛けたわなを毎日巡回するなど捕獲従事者の経済的・肉体的負担を軽減する支援や、捕獲した鳥獣の処分法の確立を求める発言もあった。

こちら(2017/2/21)岩手日日新聞 抜粋引用
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そもそも主催当局は意見交換会には捕殺推進の立場ではなく希少種でもあるツキノワグマ等の保護の側に参加を呼びかけていたのでしょうか。かりそめにも「殺せ!撃たせろ!私物化させろ!」の大合唱の非中立的な会合であるなら「意見交換会」の体はなしません。主催が公的機関である以上はそのあたりの調整は不可欠と思われます。

それから住民が「被害があっても申告しないケースがある。」について当局や捕殺推進派はそれを住民の瑕疵(手落ち)や怠慢として一方的に刷り込むのではなく、「あえて申告しない」理由や背景を申告に受けとめるべきでしょう。生命個体の尊重など民度の進展に加えて銃害、猟害は獣害などよりはるかに危険で悪質なものであることの認識の裏返しであることは明白と思えてなりません。

それにしてもワナの巡回等は法で定められている狩猟者の義務事項です。そこに公金による経済的支援を求めたり、駆除の公務委託性から原則として部位私物化(役得)が禁じられている既存の処分法に手を付けるといったような要望が出てあまつさえそれを不問的要望事項よろしく公表する神経こそがこの「意見交換会」の一方的な属性を如実に示しているのではないでしょうか。

行政との癒着疑惑(アーカイブ)
posted by yutan at 00:00| 駆除問題(一般)

2017年02月23日

代替品は熊の胆になりえず

報道によると「北朝鮮のクマの胆のうを使った生薬」だとうたい、偽物を密輸入して販売していた中国人の女らあわせて4人が、薬事法違反などの容疑で韓国の警察に摘発されたそうです。
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「北朝鮮のクマの胆のう」偽物で摘発
(略)
女は、北朝鮮のクマの胆のうに由来する「熊胆(ゆうたん)」と呼ばれる生薬が、疲労回復、せき防止に効果があるなどと宣伝し、実際には、豚の胆のうで作られた偽物を販売した疑いが持たれていて、密輸品だと知りながら購入した韓国人の男3人も摘発された。
熊胆は、北朝鮮の外貨稼ぎの手段として、国際的非難を受けたことがあったが、ほとんどが偽物で、女は、北朝鮮で買い付けた偽物を100個ほど韓国に持ち込み、元値のおよそ5倍で販売したと供述している。

こちら02/22 12:50FNN(フジテレビ系列)ニュース
画像検索結果※同(Yahoo!ニュースより)
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動物生薬である熊の胆に関しては日本では効能をうたおうとうたうまいと、保健所など薬事当局からの許可を得ないでの加工・販売譲渡はアウトです。
 熊の胆の違法製造販売
それにしても朝鮮半島や中国等での熊の胆信仰はおそらくは日本以上にすさまじものがあります。今回報じられている元値のおよそ5倍での販売は、もちろん違法の範疇が前提ですが、良心的といえるのかもしれません。
金王朝も日本産の熊の胆がお好き
北朝鮮での一部特権階級による熊の胆信仰は深刻な医師不足が背景にあるものと思われます。
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北朝鮮高級幹部に覚せい剤蔓延

「北朝鮮の幹部たちは、脳卒中や心臓発作などの病気のおそれがあるので、非常薬として覚醒剤を数グラムずつ保有している。以前は熊胆(熊の胆:くまのい)や麝香(じゃこう)のような動物薬を保身用にもっていたが、

こちらDaily NK Japan2015年11月17日※引用抜粋
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さて本題です。
日本国内では過年の某県でのクマ委員会では熊の胆目当て捕殺の論難を免れようとしてか、熊の胆の薬効成分には代替品が発見されたことからその高付加価性を否定しようとする発言もあったものと仄聞していますが、熊の胆は熊の胆として欲しいからこそ需要があるのです。以下のリンク画面の言葉を借りると

熊の胆を欲しがる人というのは、「熊の胆」だから欲しいのであって、「牛の胆」を欲しいわけではないのです。
こちら「日々是雑感」より

その意味でいえば代替品による熊の胆の価値の下降刷り込みは自らの不純な捕殺動機を隠蔽すべくの浅はかな糊塗と言えるのではないでしょうか。


※2017年2月24日後記
「意見交換会」の属性の所産?平泉町(岩手県)

2017年02月22日

捨て猟犬哀れ

放犬規制は猟犬も対象に!(7)様々な弊害からもからの続きです。

捨てられる猟犬〜問われる猟師のモラル〜
こちら2016.7.22「東京犬猫日和」HPより

2017年02月21日

野生肉ローストへの警告@厚労省

北海道捕殺クマ肉で食中毒@茨城県の続報です。

昨日の報道によると厚労省はこの事件を茨城県保健福祉部(水戸保健所)が公表した翌日(2016年12月23日)の時点で関連通知を出しています。
※クマ肉についての全文は欄末から同省HP(pdf)リンク御参照
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クマ肉による旋毛虫(トリヒナ)食中毒について公表されました。(2016.12.23)
(略)
<野生鳥獣肉を提供する際の注意事項>

1 野生鳥獣肉による食中毒の発生を防止するため、中心部の温度が摂氏75度で1分間以上又はこれと同等以上の効力を有する方法により、十分加熱して喫食すること。
2 肉眼的異常がみられない場合にも高率に微生物及び寄生虫が感染していることから、まな板、包丁等使用する器具を使い分けること。また、処理終了ごとに洗浄、消毒し、衛生的に保管すること。
〔新規収載〕
○クマ肉による旋毛虫(トリヒナ)食中毒事案について(平成28年12月23日生食監発1223第1号)

こちら衛生と表示の法令・制度情報|食の安全|フーズチャネル 掲載日:2017年02月20日
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「 肉眼的異常がみられない場合にも高率に微生物及び寄生虫が感染していること」の深刻性を特に各自治体の関連部署は意識しなければなりません。
注意事項1のシバリについては素人では温度等は分かりません。クマ肉に限らず例えば野生肉ローストの宣伝画像を見て「これはプロが作ったものだから基準はクリアーしていると」の安易な思い込みを惹起させることは官民を問わず極力避けなければなりません。食品衛生の道義上の観点からもジビエローストの画像は強く自粛が求められてきましょう。
とりわけ県や市町村HPなど公的機関あるいはそれに準じる機関の発信においては野生肉ローストについては一律に画像掲載等はするべきではありません。またメディアなど外部への画像提供に際しても重々意識されて然るべきでありましょう。既に発信したり提供しているところにおかれては早急に削除や付帯加筆などの対処が求められてきましょう。

厚労省サイトの当該画面へリンクしておきましょう。
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クマ肉による旋毛虫(トリヒナ)食中毒事案について

クマ肉を食べたことによって旋毛虫(トリヒナ)食中毒が発生したことから、十分加熱して喫食するように周知することとしています。

こちら2016年12月23日掲載※pdf
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ジビエ「低温加熱」品目の公的推奨は疑問!
posted by yutan at 00:00| 野生肉の危険性等

2017年02月20日

勝山市(福井)はクマ役得なし(2)他鳥獣については?

40人児童の心象を思う@学校敷地内発砲射殺に続き勝山市(福井県)関連です。

同市の駆除行政は、ことクマに関しては駆除実行者による一切の部位役得(私物化)を認めていません。
勝山市(福井)はクマ役得なし
実効を伴った厳禁と思われる勝山市の姿勢は、北海道庁のように商用利用も含め役得自体を是認したり或いは本州においても自家消費限定是認あるいは建前のみの禁止に終始している県や市町村のことを思えば当然の事とはいえ高く評価はできましょう。

ただしイノシシなどクマ以外の鳥獣についての勝山市の扱いはどうなのでしょうか?ちなみに私が住む広島市ではクマについては勝山市同様に部位役得は名実ともにできない仕組みになっていますが、イノシシやシカについては自家消費に限り容認しています。それは西中国山地におけるクマの希少性のみならず部位には熊の胆のように付加価値が高く且つ薬事法抵触利用も考えられるからだと、クマ捕獲・捕殺権限を持つ県の職員から聞き及んでこともあります。
一方、他獣についてクマほど厳格な規定や監視体制がないことはやはり駆除の公務性を鑑みれば不徹底の論難は免れますまい。自家消費で私物化された部位の追跡調査などを市や県が行っているということも寡聞にして存じ上げていません。もとより公務委託やそれに準じる関係者による役得は駆除の公益性に合致しないことは言うまでもありません。
公務委託での役得

勝山市についてもクマ同様に従前から他鳥獣の部位役得を名実ともに認めていないシステムがあることを願うところです。そうでない場合は、例えば今回のように小学校敷地内で公務委託駆除として仕留めた獲物が、狩猟よろしく捕殺関係者により私物化される事態も起こりかねません。
前欄で指摘した児童の心象への影響に加えて役得やその是認が駆除行政の公益性や中立性、厳格性に適わない事は論を待ちますまい。
posted by yutan at 00:00| 駆除問題(一般)

2017年02月19日

40人児童の心象を思う@学校敷地内発砲射殺

報道によると15日午後4時ごろ、福井県勝山市中心部にある市立成器西小(昭和町1丁目)の敷地内にいるイノシシ3頭を教員が発見、市や県警勝山署に通報したところ、駆けつけ県猟友会勝山支部の会員がバラバラに逃走した3頭を追い、そのうち一頭を同校グラウンド内にて一頭射殺。もう一頭は学校西側の敷地外で1頭を駆除したそうです。敷地外に逃げた1頭の行方は分かっていないそうです。
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小学校にイノシシ、散弾銃で駆除 緊急措置の発砲、けが人なし

当時は下校時間後だったが、空き教室を利用した放課後児童クラブに40人の児童がいた。
猟友会員によると、イノシシは学校に迎えにきていた親子のほうに逃げ、悲鳴に驚き方向を変え逃げたという。猟友会員は「積雪が多くエサに困り市中心部まで来たのでは」と話している。現場は市役所から約400メートルの市街地。そばには市立図書館やショッピングセンターもある。
勝山署などによると、鳥獣保護法で住宅周辺や学校敷地内などでの発砲は禁止しているが、獣が人に危害を加える恐れがある場合は緊急避難措置として発砲できるという。

こちら17日福井新聞(2017年2月16日午前7時30分)※引用抜粋

イノシシ 勝山の小学校に3頭 2頭射殺 /福井

市によると、約30分後、地元の猟友会が周囲に人がいないのを確認し、成獣2頭を散弾銃で射殺した。いずれも体長約75センチの雄。放課後、校内に児童約40人が残っていたが、けが人はなかった。

こちら毎日新聞2017年2月16日 地方版※同
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そもそも学校側が勝山署に通報した際、銃猟者(猟友会員)まで学校内への出動を要請したのかどうかも記事だけでは定かではありませんね。警察官等による(さすまた)等でも侵入動物の捕獲は十分可能にして捕獲後、児童・生徒への教育的見地等からか山に返す光景もメディアを通しての散見はままあることです。
また獣が人に危害を加える恐れがある場合は緊急避難措置としての発砲と報じられていますが、発砲捕殺について銃猟者たちは発砲前に学校側から了承を得ていたのでしょうか?それとも学校側には緊急避難措置として事後報告の形だったのしょうか?

それから猟友会員談と報じられている、「学校に迎えにきていた親子のほうに逃げ」たイノシシはその親子を襲おうとしていたのでしょうか?もしかしたら「悲鳴」は単に異物の突進の様子を見たことで親子どちらかが発したものではないのでしょうか?あまつさえ「悲鳴にい驚き方向を変えて逃げたとも報じられていますが、事実なら本当に緊急避難措置の適用に該当するものだったのかどうかも再検証が要されないでしょうか?
そして、たとえ緊急避難措置対象が認められうる事案だった場合も、40人という少なからずの児童が居残っている学校の敷地内での発砲射殺については後述する教育的見地からも一応は児童を預かる学校側のコンセサンスが要されたものと思われます。また銃猟者はたとえ道義上とはいえにそれらには従わなければならなかったはずです。

もし「周囲に人がいないのを確認」のみを奇貨として射殺措置を実行したのであれば、射殺決定者や同実行者の児童やその将来へのデリカシーのなさに言及せざるをえません。
放課後児童クラブにいた40人の児童がリアルに手の自校敷地内での銃猟射殺を知らないわけがありません。中には銃により殺戮の心象に及ぼす影響が懸念されてきましょう。児童それぞれの脳裏に刻印された身近なところでの残虐場面あるいはそのイメージが生涯にわたる心的外傷(トラウマ)を及ぼす可能性すら否定はできないのではないでしょうか?

児童の心象問題の発生すら懸念される学校敷地内での発砲射殺をかりそめにも学校側が安易に同意あるいは不問を決め込んでいる場合は、謙虚な翻意や反省が望まれます。そのうえで40人の児童への時系列に関わらずの心象への影響について教育的検証の上、場合によっては個々の児童への心理面でのフォローも要されてきましょう。

なお以前、隣県の岐阜県ではかつて今回同様に学校敷地内で銃を発砲し学校側や女生徒からひんしゅくを買った事案も報じられたことがあったことも付記しておきましょう。
生徒たちの目の前で

※2017年2月20日後記
勝山市(福井)はクマ役得なし(2)他鳥獣については?
posted by yutan at 00:15| 駆除問題(一般)