2017年03月23日

注意喚起で十分@親子グマ目撃情報(札幌市)

狩猟者を排除した適性パトロールが肝要@にかほ市(秋田県)の子グマ目撃情報(※本日付前欄)続きです。

報道によると3月20日午前、札幌市「旭山山麓公園」付近の山中で、バードウォッチングをしていた男性が親子とみられる2頭のヒグマが目撃し、警察は付近の住民に注意を呼び掛けています。
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ついに冬眠から…住宅街近くにヒグマ“2頭“目撃 足跡だらけ 札幌市

足跡の大きさから2頭は、親子とみられ、警察は看板を設置するなど、付近の住民に注意を呼び掛けています。

こちら北海道文化放送 3/20(月) 18:03配信 (引用抜粋)
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冒頭にてリンクした本日付前欄で述べたことと概ね同じこと(パトロール隊員から狩猟者を排除する有用性)が、今回のヒグマ目撃情報についても言えると思います。
もっとも山への回帰性の高さを鑑みてか、警察によるパトロールもなく遭遇事故防止の注意喚起に留めておられるようです。これは、人間の側が不要に騒ぐことで発生する至近住民が持つ精神被害の風評を避けるためにも至極有用なことと言えましょう。
「精神被害」(4)?風評だけで・・★追記あり

北海道庁は本州各県とは異なり、駆除捕殺グマからの熊の胆などの部位のハンターらによる私物化および商用利用を公然と是認していますが、札幌市については千歳市や根室市、浜中町等々の分別ある自治体同様に駆除における部位私物化は認めていないことを付帯付記しておきましょう。

熊の胆問題(役得・薬事法等)※アーカイブ
熊の胆問題(組織販売等)※同
posted by yutan at 07:43| クマ誘引・刺激は逆効果

狩猟者を排除した適性パトロールが肝要@にかほ市(秋田県)の子グマ目撃情報

報道によると21日午前7時15分ごろ、にかほ市(秋田県)院内で集団登校をしていた複数の児童が、子グマのような個体を目撃したという通報がありました。
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にかほ市でクマを目撃 近くに通学路
(秋田県)
児童は「子グマに見えた」と話していて、通学路から50メートルほど離れた田んぼを歩いていたということです。現場は、院内小学校から約800メートル離れた場所で、警察では、児童の下校時刻に周辺をパトロールするなど警戒を強めています。

こちら※[ 3/21 19:27 秋田放送]引用抜粋
画像検索結果※同
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にかほ市では、今月4日に象潟町でもクマの目撃情報が寄せられていて、今回で2件目であることも報じられていますが、いずれにせよ狩猟者抜きの警察による時間や地域限定でのパトロールで十分です。
下手に捕獲指向の強いと思われる猟銃携行者らに仕切らせでもすれば、当該子グマやその親グマはもちろんのこと別グマへの刺激誘引の陥穽の可能性すらも少なからず出てくるのではないでしょうか?

かりそめにも狩猟者がパトロールにかこつけて安易に子グマ捕獲などしてしまえば、親グマが子グマを探しに出没する可能性も捨て切れません。それで出没すればパトロールがもたらした人為出没になってしまいます。あまつさえ子グマの捕殺などがあれば、動物好きで心優しい児童の中には心的外傷すら発生しかねないという可能性すらも出てくるかもしれません。

それらの意味からもここは狩猟行為とは無縁にしてクマの部位に価値観を見出さないし公務で得た物品の私物化は厳禁されている警察官の方々による適正なパトロールこそが、クマを刺激・誘引させてしまう逆効果を防止できる方策と思われます。

※本日後記
注意喚起で十分@親子グマ目撃情報(札幌市)
posted by yutan at 03:51| クマ誘引・刺激は逆効果

半矢・手負い個体の創出がある以上、糊塗は無理筋

前欄に続き、自称「マタギ」や「春グマ猟」の欺瞞性等の関連です。

括り罠など罠猟によるクマ錯誤捕獲のみならず、銃猟においてもクマを撃ち損なっていたずらに死傷させるだけの「半矢」の存在は以下のサイトからも容易に推して知れましょう。
全国有数のマタギの里とも形容される山形県小国町でマタギ歴40年以上の狩猟歴を持つという男性(67)の言です。
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捨てるところなく滋味深い 熊肉の美味しさをマタギが語る

「昨年はちょっと少なかったけど、小国町だけで27頭仕留めた。山に入り、2時間ほど歩いたところが猟場。1時間半くらいかけて回り道をしながら、獲物を囲い込み、尾根の陰からそっと顔を出して獲物を待つ。『ムカダテ』と呼ばれる司令塔の指示に従って、ライフル銃で撃つ。心臓と肺を撃ち抜くと、
大量出血して1発で仕留められる。半矢(致命傷でない)だと襲い掛かってくるので続けて2発目、3発目を撃ちます」

こちら※日刊ゲンダイ 2017年1月20日(引用抜粋)
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罠猟であれ銃猟であれクマへの半矢は手負い化にも直結しましょう。その結果、住民の安全など反公益的問題が発生しますが、これは明らかに人災です。そういった負の側面がある以上はマタギ宣揚に見られるようなクマ猟への形而上学的な価値の後付もやはり単なる道楽殺生への糊塗を意図した人為といえましょう。所詮、レジャーを目的とした殺生へのカバーアップは無理筋というものでしょう。

加えてクマ猟が半矢を通して手負い個体を作り出すことへ許可行政は強く留意しなければなりません。

春グマ猟に物申す!(アーカイブ)
逃げグマを追うな!手負い化した理由は?

posted by yutan at 00:00| 自称「マタギ」?

2017年03月22日

クマの恒常的生息域での山菜採りに警告を!

前欄続きです。

例えば「マタギ」を宣揚し春グマ猟実施自治体でもある山形県小国町の平成28年の同町の「被害」防止計画にては山菜採りのクマ遭遇について、奥山等における同採取行為自体への自粛要請など啓発や警告等の対策記述は見当たりません。
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(2)被害の傾向
ツキノワグマの人的被害は、平成17年に魚釣りを行っていた町外者が被害にあった事例以降、平成19年に山菜採取時に山林内でツキノワグマらしき動物に襲われたとの事例のほか、平成26年には山林でキノコ採りをしていた町民が被害にあっている。
以上※P2
小国町鳥獣被害防止計画※pdf
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一方、地権者からの天産物採取許可の有無にかかわらず、山菜採りなど天産植物採取目的で入山する人のクマ遭遇事故や対策についての環境省自然環境局の考え方は以下です。
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恒常的生息域:クマ類が生活史の大部分をすごし、年間を通じてクマ類が生息・分布する地域。山地・丘陵、森林(二次林を含みヒグマでは北海道北部や東部の低地林も含む)、原野など、人の居住地が少ない地域にあたる。通常生息域も同義で使われる。
以上 ※前書き(A)
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(2)恒常的生息域内被害防止
1)注意喚起(広報)
クマ類による人身被害の7割程度は、恒常的生息域内における山菜やキノコ採りの際に発生しています(表2-1-4)。恒常的生息域内における事故防止の基本は、生息地に入る人の自主防衛です。クマによる人身被害防止のためクマが生息する全国の多くの都道府県が注意喚起のためのパンフレットを作成し、県のホームページでも広報活動を行っています(資料編参照)。注意喚起をより効果的なものとするため次の2点が重要です。
ア) 入山者への注意喚起:クマの生息地に入山するのは冬山登山と同じようにリスクがあることを周知する。
イ) 効果的なパンフレットの作成:入山への注意喚起のパンフレットを作成し、被害削減効果や利用者の評価を受けて定期的に内容、デザインなどを見直す。
2)注意喚起の対象者区分
住民への注意喚起では対象者を次のように区分し、それぞれにふさわしい方法で行います。人身被害防衛策として、入山者にはクマ類による被害リスクと入山の必要性を事前に判断することを呼びかける必要があります。注意喚起は対象者を少なくとも次のように区分して、行うことが有効です。
ア) 地域住民:山菜やキノコ採りあるいは林内作業の際にもクマに遭遇する危険があることを地域住民は十分承知のはずですが、具体的な被害者数などを示し、広報誌などを通じてあらためて注意を喚起する。
イ) 登山者など:地域のクマ情報に詳しくないと考えられる、登山・観光者や工事関係者に対しては、主要な登山道、林道入り口等に注意喚起看板を設置するとともに、県や市町村の登山・観光情報ホームページ等でも注意を喚起する。
生息地内におけるクマ類による地域住民の人身事故は、山菜採集とキノコ採りの際の事故が多いため、これらを目的とした入山への住民に対する注意が特に重要です(表2-1-4参照)。
3)装備などの注意
(略)
以上P33
環境省クマ類出没対応マニュアル P33※pdf
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小国町はクマの恒常的生息域での天産植物採取行為を何ら問題視していないことが、環境省文書との対比でも明確に分かります。現時点での小国町鳥獣被害防止計画での自己責任事故の位置づけは、かかる事故を防止する啓発の意図が欠落しているものと言わざるをえません。

山菜やタケノコ等の類はクマの貴重な食料源であることも忘れてはなりません。小国町はクマの恒常的生息域でのかかる天産物採取行為への強い自粛要請や警告など入山警告を第一とすべきではないでしょうか。啓発や警告こそ最大の「被害」防止対策であることは自明と考えます。
それとも、そうした採取者がいないと猟期外熊の胆目当て猟との論難等々も強いと思われる春グマ猟の名分などで何か困る事情でもあるのでしょうか?

むろん、天産物採取者あるいは狩猟者など自己都合で入山する者への自己責任視点の欠落は小国町に限ったことではありますまい。かりそめにも山菜採りの遭遇事故について捕殺がその予防になると考えている自治体等があるならそのあたりの発想を分別や道理に基づき根本的に変えるべきものと考えます。

町職員が「マタギ」とは・・・小国町(山形)

※2017年3月23日後記
半矢・手負い個体の創出がある以上、糊塗は無理筋

2017年03月21日

春グマ猟全面解禁への布石か(3)北海道

前欄続きです。

北海道ではいまだに本来なら人間の都合にして自己責任であるはずのクマ生息域たる奥山入山での山菜採りの安全確保を駆除促進の名分に挙げています。
これについては道内自治体の筋違い駆除促進をリンクしておきましょう。
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平成28年標津町ヒグマ対策技術者育成のための捕獲事業実施結果

3 課 題
また、5月以降は山菜取りを行う人が増加する。次年度以降は、安全確保の観点から見ても、より早い時期での実施が望まれる。
こちら ※PDF (引用抜粋)
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山菜採りの安全確保のためのヒグマ猟予察促進ですか。本末転倒にもほどがありましょう。
上川中部、北部の両森林管理署に限らずクマを受け持つ国、自治体はこれを他山の石として、決して人間の側のレジャーや都合に基づいた「駆除」の名を借りた殺戮へは厳しく禁止措置を強化すべきであることは自明の理と言えましょう。

加えて狩猟技術の人材育成は根本が趣味殺生にある以上は必要以上の駆除やクマ娯楽猟のためこそ有用なれど決して生態系を第一とした公益に寄与するものなどではありますまい。また北海道は本州各県とは異なり、駆除個体からのクマ部位については自家消費に限定されることすらなく、熊の胆の薬事法規制や違法の陥穽等も考慮することなく、商用利用なども是認していることも生態系第一義とは相反しましょう。

春グマ猟全面解禁への布石か(2)北海道

※2017年3月22日後記
クマの恒常的生息域での山菜採りに警告を!
posted by yutan at 00:00| 春グマ猟に物申す!

2017年03月20日

天産物採取禁止は当然の決定@森林管理暑(北海道)

前欄に続き山菜・タケノコ等天産物等採りの自己責任関連です。

至近の報道によると北海道の上川中部、北部の両森林管理署は例年6月にタケノコ採りのために一般開放期間を設けていた「笹(ささ)の平」の一般開放を、付近でクマが出没し、安全確保のため今年から開放を取りやめるそうです。
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タケノコ採り名所にクマ 「笹の平」一般開放取りやめ 士別、比布
(略)
笹の平は国有林内にあるチシマザサの群生地。一般開放は1973年から始まり、約120ヘクタールを期間限定で3日〜1週間程度開放し、近年は毎年約3千人がネマガリダケのタケノコ採取を楽しんだ。

こちら※北海道新聞03/16 07:00、03/16 15:55 更新 
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山での行方不明者の捜索にはドクターヘリにかかる費用など莫大な経費がかかかりますね。
そして両森林管理暑の決定は安全確保のためのみならず、山菜の乱獲防止及びクマの貴重な食糧源確保のためにも当然の決定と言えましょう。
以下は本州(秋田県)でのネマガリダケ採取の実態画像と思われます。
こちら※あきた森づくり活動サポートセンター

天産植物の乱獲や乱獲もどきの懸念については北海道でも同じことがいえましょう。
加えて、自己責任であるはずの山菜採りがクマと遭遇したことで筋違いな「駆除」の口実となることを防ぐためにも今回の決定は分別ある指針と考えます。それはいきおい天産植物のみならず生態系に従い自然に生息するクマの乱獲にもつながってきましょう。
かりそめにも古色蒼然よろしく「山菜採りの安全確保のためのクマ駆除」(趣意)の類を許可してしまえば生態系撹乱後の後世から本末転倒事案として論難対象になること必定ではないでしょうか。
そのあたりは賢明なる両森林管理署の分別に期待するところです。

※2017年3月21日後記
春グマ猟全面解禁への布石か(3)北海道

2017年03月19日

人為事故を奇貨とした奥山駆除促進の可能性@鹿角市防止計画

報道によると昨夏の一連の事故(※当カテゴリ各欄御参照)を受け鹿角市(秋田県)は17日、市役所内で鳥獣被害防止対策協議会を開催し、同市農林課、鹿角署、消防、市猟友会などの担当者19人が出席し協議したそうです。そして死亡事故のあと通行止めになっている現場近くの市道と林道を、引き続き通行止めとすることとしたうえ、人身被害への迅速な対応と、駆除に寄与させるべく平時からの監視カメラ活用によるクマの行動などを把握することが防止計画に盛り込まれたそうです。
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クマ被害防止へ 鹿角市が計画策定 (秋田県)

鹿角市が新たにまとめた計画では、人里へのクマの出没も増え予断を許さない状況が続いていることを強調しています。その上で、死亡事故のあと通行止めになっている現場近くの市道と林道を、引き続き通行止めとすること。
人への被害が発生した場合、警察と消防、鹿角市を中心に猟友会などの機関と連携して迅速に対応すること。監視カメラを活用してクマの行動などを把握し、駆除に役立てることなどが盛り込まれました。

こちら[ 3/17 19:27 秋田放送(引用抜粋)

<クマ被害防止策> 鹿角市、入山禁止区域今年も

市は新年度、被害防止策として、クマが人に危害を加えたり多数出没したりした地域に監視カメラを設置し、クマの侵入経路の特定や行動把握に努める。
市職員や猟友会会員らが野生鳥獣の捕獲などをする「鳥獣被害対策実施隊」の設置に向けた協議も進める。
市農林課の担当者は「危険な区域に入らないよう住民に周知するほか、事故が発生した場合は早期の対策で被害の拡大防止に努めたい」と話した。

こちら河北日報 2017年03月18日(同)

クマ被害防止へバリケード早期設置 鹿角市、対策協立ち上げ

十和田大湯地区では昨年5〜6月、タケノコ採りで山に入った男女4人がクマに襲われ亡くなった。市や森林管理署は被害拡大を防ぐため、市道と国有林道の入り口計10カ所と、私有地の5カ所にバリケードやゲートを設けた。一部は冬季に撤去しており、来月下旬にも再び設置する。

こちら2017年3月18日 10時27分秋田魁新聞 (同)
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協議会には警察も参加したわけですが、はたしてれっきとした犯罪行為たる山菜盗り事案について森林窃盗防止啓発の話し合いは行われたのでしょうか?特にもし森林管理署代表も参加されたのであれば、地権者としての当事者的姿勢で臨まれたのかどうかも気になります。

立ち入り禁止は当然です。奥山はそもそもがクマの生息圏ですから、人間の側は公的な事案などよほど必要に迫られた時を除けば入山は人身の安全のためにもクマの通常生息のためにも厳禁されて然るべきです。遊び等で入山したい方々は別の山系に代替すればすむことです。
加えて立ち入り禁止はとりもなおさず山菜や商品価値もあるというネマガリダケなどの山林天産物採取の禁止でもあることを周知徹底しなければなりません。

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posted by yutan at 00:35| 2016秋田県タケノコ狩り事故

2017年03月18日

「国と東電の予見可能」は当然@前橋地裁判決

前欄に続き原発関連です。

17日、前橋地裁にて東日本大震災における原発事故の責任をめぐるエポックメイキングな判決が出ました。
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原発訴訟で国と東電の過失認める 前橋地裁で初判決「予見可能だった」
こちら※朝日新聞デジタル更新: 2017年03月17日 16時40分 「The Huffington Post Japanより」

国、東電の過失認定 原発事故集団訴訟初判決 前橋地裁
こちら※福島民報(2017/03/18 12:12)
画像検索結果※同
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ただし納得いかない被害者のことも言及した紙面もあります。
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6年の苦労こんなものか…原発避難訴訟、不本意な原告も
こちら※朝日新聞 2017年3月17日23時58分
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不本意な原告の方々のこれまでの闘いに敬意を示させていただくととともに、判決の基本軸である予見可能と重大責任発生については、今世間をにぎわせている森友学園がらみの用語「忖度(そんたく)」で言えば前橋地裁の判決は畢竟、司法が行政に「忖度」しなかった結果とも言えましょう。司法では非忖度は絶対条件でなければならないことは論を待ちません。

どうせ国=東電の無責任コンビはそれぞての利害や保身に基づき控訴すると思われます。行政や政治家連に都合の悪い一審判決が出た場合、往々にして二審で覆されるのですが、上級審も「忖度」しないことが望まれることは自明の理です。

posted by yutan at 16:51| 東日本大震災

説明責任を伊万里市に押し付ける佐賀県

前欄に続き伊万里市(佐賀県)関連です。

当欄表題についての流れは以下の各報道でお分かりになろうかと思います。
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玄海原発再稼働、伊万里説明会 市長「反対変わらぬ」
こちら2017年03月01日 09時48分 佐賀新聞
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伊万里市の原発再稼働説明会は市主催か  県の意向

伊万里市と市議会が九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関する市内13カ所での住民説明会開催を県に申し入れていたことについて、塚部芳和市長は7日、県側から県主催では開催しない意向を伝えられたことを明らかにした。ただ、市主催で開くのであれば、国との連絡は県が協力するという。

こちら2017年03月08日 10時28分 同 (引用抜粋)
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玄海原発3、4号機再稼働 県が伊万里市に追加説明会拒む /佐賀
こちら毎日新聞2017年3月8日 地方版
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伊万里市議会 再稼働住民説明会、県に再度申し入れ 玄海原発 10日書面提出

(※伊万里市市議会全員協議会は)塚部芳和市長の意向が「説明会は知事が判断するための材料なので、市が主催するのは筋違い」としていることを確認し、市主催の開催は難しいと判断した。
15日から始まる長崎県主催の住民説明会(4市5会場)は県民全体を対象とせず、各市の居住者に限定している。それも根拠の一つとして「佐賀県も伊万里市民の生の声を聞いてほしい」と求める。

こちら2017年03月10日 10時17分 佐賀新聞 (同)
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説明責任の他への押し付けはそもそもの同責任を放棄しているものに等しい所業でありましょう。
それにしても佐賀県庁には何かとてつもない大きな力が働いていると感じるのははたして私だけでしょうか。

「九州の天皇」九電元会長の松尾新吾と麻生家(高祖父は大久保利通)の因縁
こちら - THINKING LIVE シンキングライブ

私見では「九州の勝俣恒久」と呼びたくもなる松尾新吾については
こちら等々御参照 

東日本大震災(アーカイブ)

※本日付次欄
「国と東電の予見可能」は当然@前橋地裁判決
posted by yutan at 00:00| 社会

2017年03月17日

伊万里の教訓(5)建設促進者や利用者からの寄付の申し出は無し

カテゴリ内前欄 伊万里の教訓(4)莫大な公費等 の続報です。

報道によると伊万里市散弾銃射撃場(※1984年4月開場にして2011年8月より鉛残土問題により休止中)の第5回環境対策検討委員会(委員長・樋口壮太郎福岡大大学院教授)で、伊万里市が解決の工程表である「アクションプラン」の中で、民有地に大型の沈砂池(鉛の沈殿地)を設置する計画を提案している中、13日、同市議会の一般質問への答弁で塚部芳和市長は「地元住民と民有地の所有権者の双方と協議し、同プランを進めたい」と意欲的な答弁をされ、隣接民有地の買収を進め、問題の全面解決を図る方針を示したそうです。

また問い質された地元住民への丁寧な説明責任の必要性については市長は「丁寧な説明が十分でなかった」と、陳謝したうえで新年度の環境対策検討委員会で、市は「委員会の終了後、委員と地元住民との意見交換会を開くよう努力する」と約束したことも報じられています。
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伊万里の鉛検出問題 
散弾銃射撃場の鉛汚染、市長が解決に意欲 「地元説明不十分」と陳謝 /佐賀

場内で鉛に汚染された表流水(小川)は民有地を介し、外部に流出している。市は「外部への汚染を食い止めるため」と沈砂池の必要性を指摘し、委員会は了承した。沈砂池の設置には民有地の買収が必要で、市は土地の買収交渉を始めている。交渉が終わり次第、3本目の矢印を引き、土壌調査に着手する。

警察、自衛隊などを除き全国に射撃場は449カ所ある。その中で、伊万里市は場外の民有地からも環境基準の13倍の鉛汚染が検出され、注目を集めた。

こちら毎日新聞2017年3月14日 地方版 ※引用抜粋
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伊万里市(佐賀県)主管課によると同射撃場の同市としての位置づけは「休止中」なのですが、この期に及んでは環境対策がいかなる展開になろうとも射撃場再開の余地はないはずです。いっそのこと「閉鎖」「廃業」扱いにすべきではないでしょうか。

また、主管課への問い合わせで射撃場が営業していた27年間に鉛弾利用により環境汚染に手を貸した方々のグループ、団体あるいは個人からは莫大な対策費用を顧慮した寄付金の申し出は現時点まで無いことがわかりました。
汚染の当事者が頬かむりする一方で現在の主管課や市長などが環境対策や説明責任等に懸命に取り組む様相は大いに是としますが、たとえ成果は期待できなくても時の建設を決めた為政者や議員、かつての利用者など全ての建設促進者、陳情者らには寄付を募ってみることも要されてきましょう。むろん、成果は公表が前提です。
おそらくは成果を知った市民、納税者からは嘲笑が沸き起こるものと予想されます。莫大な公費捻出がある以上はそれぐらいの当局による意趣返しは要されてくるのではないでしょうか。

※2017年3月18日後記
説明責任を伊万里市に押し付ける佐賀県
posted by yutan at 00:00| 鉛残存問題