2021年01月21日

銃刀法等にも酒気帯び銃猟などを厳禁する項目明記が必要!

狩猟者3名によるテント内死亡事故発生の教訓(2)千葉県当局は掌握を急ぐべしからの関連です。

当夜、おそらくは石油ストーブがもたらす一酸化炭素中毒で死亡されるまでのテント内で3名ないし5名のハンターによる飲酒があったかどうかは既述通り定かではありません。
しかしこの事件で私は銃猟者の猟場等での飲酒について考えてみました。むろん日没を過ぎ猟をしてない時の飲酒は自由であり法令上問題ありません、泊まり猟の場合、翌日の日の出から始まる可猟時間以後の出猟時に酒気が残っていなければ道義上も問題ないでしょう。しかしながら、かりにも酒気が残っていたらどうなりのでしょうか。
酒気帯び銃猟が許容されていいはずもありませんね。

クルマや二輪の場合は、道路交通法に酒気帯び、酒酔い運転の厳禁が道路交通法にて規定されていて、残酒呼気の場合もセーフまでの基準も各警察官にも指針が周知され基準として運用されています。参考までアルコール検知器協議会HPより以下御参照
-----------------------
アルコール検知器 検定制度
【附属書 90001-2017 アルコール検知に関連する関係法令・規則】
こちらアルコール検知器協議会HPより ※pdf
-----------------------
しかるに銃刀法ではどうでしょうか。
不可解にも同法には私の読条力では酒気帯び、酒酔いでの猟銃使用を禁じる項目は見つかりませんでした。

検索すると、どうやら酒気帯び状態での銃の取扱は法律で禁止されていないようなので19日、とある県警本部の生活安全課に確認すべく問い合わせてみたところ、やはり銃刀法など猟銃関連法令には酒気帯びや酒酔いの状態での銃猟は特に道路交通法のような厳禁事項があるわけではなく、不文律的な適用となるそうです。酒気帯び等での猟銃使用を警察官が認知した場合は当該の警察官の判断に委ねるものともお聴きしたつもりです。
もとより警察官が猟場に張り付いているわけでもありませんから、酒気帯び銃猟等がある場合もその摘発はたいへん困難であるとの趣意も伺ったつもりです。
併せて、銃刀法等の狩猟関連本法に特に酒気帯び銃猟などの禁止項目の明記がありませんので、違法発砲等別件が摘発されない限りは、酒気帯びや酒酔いだけでの摘発はやはり困難であるとの趣意もうかがいました。
飲酒に関しての道路交通法の厳格性と対照的に特に項目明記のない銃刀法等の現状に問題があることは明白です。

思うに全国各地これまでも不心得の輩による酒気帯び猟、酒酔い猟あるいはそうした状態での撃ち逃げも少なからずあったのではないでしょうか?
銃器はクルマや二輪以上に危険物であることからも、現在の銃刀法などに飲酒項目が欠落している現状は国家公安員会(警察庁)におかれては早急にせめては道路交通法なみの法令明記が要されるものと考えざるをえないところです。

2021年01月20日

狩猟者3名によるテント内死亡事故発生の教訓(2)千葉県当局は掌握を急ぐべし

狩猟者3名によるテント内死亡事故発生の教訓(※前欄)の関連です。

いすみ市(千葉県)さほど高くもないと思われる遺体発見現場(JR外房線浪花駅の北西約1キロ付近の山林内)付近の画像やを含めやより詳細な情報を伝える記事を地元紙が報じていました。
その報道では発見者は18日午前8時すぎに119番通報を受けて駆け付けた救急隊員でテント内到着時には3名のハンターは心肺停止状態でしたが、いずれも現場で死亡が確認されたといます。
----------------------------------------
テント内で男性3人死亡 カモ猟で山中宿泊か 千葉・いすみ

テント内には石油ストーブがあり、いすみ署は使用状況を調べている。3人はカモ猟のために山中で宿泊したとみられ、同署は身元を確認している。
同署などによると、17日から3人と共に猟を行い、夜に3人を残して帰った別の男性が18日朝に再び訪れた際、テント内で3人が倒れているのを確認。近隣の住人を通じて119番通報した。
グループは毎年冬に農業用のため池でカモを捕獲していたという。男性は「毎回テントを張っているのは見ていた。寒さをしのぐため中で暖を取っていたはず。まさかこんな事態になるとは」と驚いた様子だった。

こちら2021年1月18日 13:49  千葉日報オンライン
----------------------------------------
あくまで可能性としての推測ですが、当日の猟が翌朝のHの出まで禁猟時間となる日没後から後に死亡が確認された三名を含めた計五名(※前欄読売御記事御参照)のいたテント内空間では飲酒が行われていたという仮説です。
二名の方が山林を離れる(※同)前にこのテントにも入られていた蓋然性はかなり高いものと思われるのではないでしょうか?冬のカモ猟なら、熱いお酒を伴うカモ鍋等をいきおい想像してしまいます。
二名の方が山林を離れた後、残された三名はアルコールに眠りを敷衍され、結果的に石油ストーブのことに注意が向かなかった可能性もありましょう。

また飲酒が行われていなかった場合も、二名の離林者がテント内の石油ストーブの一酸化炭素中毒をもたらす危険性や頻繁な換気の必要性を三名に注意喚起なされたのかどうかも気になるところです。
あまつさえ飲酒が行われていた場合は、体を張ってでも石油ストーブを使用させない警告や行動が道義的に要されると思うのですが、実際は、そのことも含め二名が離林する前にテント内にいたかどうかやテント内での飲酒の有無についてはどうだったのでしょうか?

私の推察がある程度まで当たっている場合、やはり千葉県当局(環境生活部自然保護課狩猟・保護班)による事件の教訓化は上記の関連からも要されてくると思われます。当たっていなくても前欄でも述べたように・公的な注意喚起は必至ともなる事案でしょう。
しかし、遺憾にも千葉県庁当局の狩猟担当者は昨日午後の時点での言動から、この事故については死亡三名が千葉県民であったかどうかも含めほとんど掌握されていないように思われました。しかも私見ではそのことを前欄で述べた事故の教訓化への回答ができない言い訳にされているようにも聞こえました。

確かに千葉県当局からは担当者の方から「狩猟講習会などでこの事故を例示しての注意喚起などは検討の余地がある」(趣意)の言質は引き出させていただいたつもりですが、事故発生から既に30時間以上経ていることを思えばいささか脳天気の感も否めません。今猟期はまだ続いているのです。警察や猟友会へも「待ち」の姿勢でjはなく自発的な姿勢での連携をとることで今回の事故への速やかな教訓化を行うべく掌握することが当局の責務と思われます。

むろん千葉県以外の都道府県におかれてもこれから行われるであろう今回の事故を事例とする千葉県の再発防止対策を参考に同様に事故・不祥事防止に努めなければならないことは言うまでもありません・

※2021年1月21日後記
銃刀法等にも酒気帯び銃猟などを厳禁する項目明記が必要!
posted by yutan at 00:00| 社会

2021年01月19日

狩猟者3名によるテント内死亡事故発生の教訓

狩猟がもたらす危険性からも銃猟者増加政策は疑問(4)の関連です。

昨日は、いすみ市(千葉県)のさほど高くはないと思われる山でテントを張り夜を明かしていた狩猟者三名のの死亡事故が発生しました。テントの中には石油ストーブがあったということで警察は亡くなった状況について詳しく調べているそうです。
----------------------------------------
狩猟の3人 テントの中で死亡

千葉県警察本部によりますと18日午前8時半ごろ、千葉県いすみ市で、かもの猟のために山林に入った50代から70代くらいの男性3人が、テントの中で死亡しているのが見つかりました。
3人は17日からほかの仲間2人とともに猟をしていましたが、山の中に残ってテントの中で夜を明かしたとみられるということです。
(略)

こちら01月18日 14時01分 NHK 首都圏のニュース

男性3人死亡、遭難か 千葉・いすみ市の山林
(略)
県警によると、3人は他の仲間とともに猟で訪れ、そのまま山中で宿泊したとみられる。

こちら1/18(月) 13:36配信 共同通信 - Yahoo!ニュース

山林のテント内、カモ猟の男性3人の遺体発見…石油ストーブによる一酸化炭素中毒か
(略)
発表によると、3人は50〜70歳代とみられ、他の男性2人と17日夕に入山した。2人は同日夜に山林を離れ、3人が残ったという。

こちら1/18(月) 18:33配信(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース"
----------------------------------------
まずは亡くなった狩猟者三名の御冥福をお祈り申し上げます。

狩猟が法的に可能なのは日の出、日没までですので、泊まり猟であろうと、禁猟時間後はテントで寝泊まり等するのは合法行動である限りは御自由です。しかしながら、こと石油ストーブをテントに入れた場合の換気への注意を持たれていたのかどうかが大変気になるところです。
加えて、同日夜に帰山されたという二人の狩猟者によるその面での注意喚起の有無についても同様に思うところです。
また寒いみぎりでのテントでの泊まり猟ともなればストーブなどの暖を取らないことのほうが困難につき、なぜ日帰り猟にしなかったかということも悔やまれるところでしょう。

千葉県環境生活部自然保護課狩猟・保護班は3名のハンターの遺体が発見されたのが午前8時半頃ですが、16時頃の時点でも死亡者らが千葉県民であるかどうかは「現時点では不明」(趣意)として掌握されていませんでした。
むろん、この泊まり猟に関与した死者3名を含めた計5名が同県民であろうとなかろうと同県内で起きた事故にして入猟許可を出している以上は、とりわけレジャー猟を推進する施策を保っている以上は、同県当局は当事者意識を持って事故防止の啓発を強化すべく今後の事も含めこの事件を建て前のみならず真摯に教訓化していかなければなりますまい。

※2021年1月20日後記
狩猟者3名によるテント内死亡事故発生の教訓(2)千葉県当局は掌握を急ぐべし
posted by yutan at 00:00| 行政との癒着疑惑

2021年01月18日

共生への理念の実践を阻むもの@アーカイブ

富山県から読者の方への回答(※前欄)の関連です。

共生への理念を具現する奥山放獣を阻む諸現象について言及した欄をあらためて示しておきましょう。
各文中リンクも含め御参照

共生への理念の実践を阻むもの(4)
放獣地がなくて銃殺@栃木
放獣へのハードル強化は疑問@三重県
等々
posted by yutan at 00:00| クマとの共生

富山県から読者の方への回答

読者の方による富山県への質問の続報です。

読者の方から富山県当局からの14日付での回答を御受信されたとの御報告をいただきました。感謝します!

回答および御所見の当ブログへの掲載への御快諾を頂けましたので以下に転載いたします。
---------------------------------------------------------
富山県生活環境文化部自然保護課です。

お問い合わせいただいた内容について、回答いたします。

富山県では、平成29年度に「富山県ツキノワグマ管理計画(第3期)」を策定し、本県のツキノワグマの地域個体群の長期にわたる安定的な維持及び人身被害の防止並びに農林業被害の軽減を図り、人とツキノワグマの緊張感のある共存関係を構築することを管理目標としています。

今年度、富山県内ではクマの秋の主要なエサとなるブナ、ミズナラ、コナラ等ドングリの実なりが悪い状況であったことから、9月2日に「ツキノワグマ出没警報」を発表するなど、早い段階から広く注意喚起をしていましたが、出没数は急増し、残念ながら人身被害も発生しました。なお、昨年度は、全国最多の20名の被害が発生しました。

クマが市街地に出没し、人身被害の恐れが高い場合については、被害の発生を防ぐため、「ツキノワグマ対策マニュアル」に基づき捕獲しています。また、大量出没等により年間捕獲上限数を大幅に超えた場合は、推定個体数やこれまでの捕獲数などから、個体群が安定的に維持できるかを「検討委員会」で協議した上で、対応しています。

報道の中で「被害防止の捕獲を行っていく」との発言に対してご指摘いただいた件については、あくまで人身被害発生の恐れがある場合、被害防止のための捕獲を行うという趣旨であり、決して能動的に駆除を行うというものではありません。報道をご覧になって誤解を与えてしまったことについては、当方としても遺憾であると考えています。

県としましては、今後とも「個体数管理」のみならず、「被害防除」及び「生息環境管理」の各取組みを総合的に展開し、人身被害の防止及び農林業被害の軽減並びにクマの地域個体群の維持を図ることとしており、県民の皆様の理解と協力を得ながら各種対策に取り組んでいきたいと考えています。
---------------------------------------------------------
富山県庁から読者の方への回答は以上です。

読者の方からは回答を受けての以下の御所見をいただいております。

出没増がえさ不足に起因することを認識している点は評価します。積極的に放獣体制を整えて欲しいものです。※脚線は転載者によるものです

御所見は以上です。私も同様に考えます。
私のほうからは富山県生活環境文化部自然保護課は1999年(平成11年)度からは、クマの保護対策 として「奥山放獣」の取り組みも進めているところでとの御決意を2004年にいただいたことを拙ブログ過去ログ画面よりリンクしておきましょう。
富山県庁の見解※画面最下段の欄です。部分引用もしておきましょう。

>また、平成11年度からは、クマの保護対策 として「奥山放獣」(広島県の「学習放獣」にあたります。)の取り組みも進めているところです。
同引用以上

「取り組み」の進展を強く期待するところです。

※2021年1月18日後記
共生への理念の実践を阻むもの@アーカイブ
posted by yutan at 00:00| 読者の方と行政当局との質疑

2021年01月16日

1月14日は「タロ・ジロの日」

撤去強行@南極犬銅像(※2013年05月16日付)の関連です。

一昨日は「タロ・ジロの日」でした。
現在の銅像が置かれている国立極地研究所 南極・北極科学館(立川市)のスタッフブログ欄を紹介しましょう。
---------------------------
1月14日「愛と希望と勇気の日」 - 南極・北極科学館 スタッフブログ
こちら2021年1月13日 11:57

昨年度のこの事案に関する欄では掲載されている各画像をクリックすれば拡大可能です。
 ↓
1959年1月14日 タロ・ジロの生存確認!
こちら2020年1月14日 12:42

※「南極猫たけし」の事は私も知りませんでした。詳細は上記の両欄内より御参照
---------------------------
まずは東京タワー敷地からの移転を快く受け入れその後も丁寧に展示宣揚くださっている国立極地研究所 南極・北極科学館へは感謝の意を示すところです。

特に画面一番下の、置き去りにされた15頭のカラフト犬のブロンズ像の画像をクリックして拡大してご覧くださいませ。個人的には感慨無量です。
我が国に限らず、犬など動物のの科学捜索利用は現在では行われていないと願ってやみませんが、個人的な探検などで相変わらず他国民の伝統の体験等と称したような犬ぞり探索などはまだ一部では臆面なく行われメディディアもその虐待性などは不問に付していることが残念です。
これについては
タロ・ジロ像撤去発表の不自然さ(1)後段御参照

ともあれタロ・ジロをはじめとした15頭の犬たちの受難は一般化された教訓になるべきではないでしょうか。
この欄を「生命の尊重」カテゴリに編入した意図もお察しいただければ幸いです。

伝統とは変遷の産物(4)江津市(島根県)の取組にエール!
posted by yutan at 00:00| 生命の尊重

2021年01月15日

「捕まってちゃんと罪を償ってほしい」犠牲者御遺族@厚真猟銃撃ち逃げ殺人

「公訴時効」を阻止しよう!厚真猟銃撃ち逃げ殺人事件の関連です。

御遺族と捜査関係者の声を直接紹介した報道もありました。
-----------------------------------
時効まで1か月 伐採作業中に「誤射」で死亡 遺族の無念と執念の捜査

「びっくりしちゃって、なんで死んだのかなって、あの元気な子が死んだなんておかしいなと思って。あとから銃で撃たれたって」
「(犯人は)すぐわかるって思っていた。弾が見つかればわかるんだけど、弾もなかなか見つからなくてね。自分ではできないけれど、心では殺してやりたいくらい憎かった」

「年々情報の件数も少なくなってきているので、どんな些細な情報でもいいので、1件でも多くの情報を寄せていただいて捜査にいかしていきたい」

こちら(STVニュース北海道) Yahoo!ニュース 1/11(月) 19:04配信 引用
-----------------------------------
犠牲者の胸を貫通した弾は一体どこにいったのでしょうか。
散弾と異なりライフル銃弾ははっきりとした形状で残るものと思われますが、犯人は特定されることを怖れて貫通した弾を探して回収したことも考えられるのではないでしょうか。弾の発見が逮捕につながることは言うまでもありません。

同行者については自身が致死に至る誤射をしたわけではないから罪に問われる可能性はありません。にもかかわらず現在に至るまで同行者としての出頭や情報提供がありません。それはもしかすると同行者も、犯行を隠匿するための銃弾回収を犯人と共同で行ないその行為自体が罪に問われるからではないでしょうか?
同行者に告ぐ@厚真猟銃撃ち逃げ殺人

また犯人も同行者も事件後、すぐに或は程なくして銃を折れば(所轄公安員会に銃返納の手続きをすれば)、一応は捜査対象になるであろうことから、事件後も何食わぬ顔をして銃猟をカムフラージュを兼ねて楽しんでいた(いる)とも思われます。(銃猟の場合、ペーパードライバーのような言わば幽霊資格は許されていません。銃猟が猟銃所持申請の理由であれば継続して同猟を行わなければならないとの決まりがあります)
亡くなった方や遺族への配慮のかけらもありません。人間性のかけらすらないとも換言できましょう。
畢竟、撃ち逃げやそのカバーアップは卑劣の権化です。

いずれにせよ捜査関係者がメディアを通して述べていることを私も声を大にして申し上げたいところです。
posted by yutan at 00:00| 厚真猟銃撃ち逃げ殺人事件

2021年01月14日

環境省の「個体数調整」を数理学の観点から斬る@読者様

個体数調整」のまやかし(2)(※前欄)からの続きです。
後段を再掲します。
私は今回の環境省が募ったパブコメに」は参加できませんでしたが、参加された方から御意見送付文の当ブログへ転載の快諾はすでにいただけております。
後日、改欄のうえ紹介させていただきます。
再掲以上

当該パブコメ対象は
(1)第二種特定鳥獣管理計画作成のためのガイドライン(ニホンジカ編)改定案(添付資料1)※pdf
および
(2)第二種特定鳥獣管理計画作成のためのガイドライン(イノシシ編)改定案(添付資料2)※同

読者の方は2021年1月12日、両改定案に対してそれぞれパブコメを電子メールにて環境省へ具申されています。

それでは以下それぞれの改定案へのパブコメ内容を御参照
-----------------------------------------------------------------------------

1.(1)ニホンジカ

2.意見の要約

ガイドライン案は、個体数推定方法が稚拙であり、この推定値を基準に管理計画を策定することはできない。ゾーニングの考えは鳥獣捕殺に悪用される恐れが高い。、全く評価に値せず、従って廃案とすべきである。

3.意見及び理由

@ガイドライン案を読むと、内容が日本における鳥獣管理によるニホンジカを捕殺する個体数管理を行うことに偏っており、生息地復元が全く考慮されていないことが分かる。日本の鳥獣管理は理論的にも実務的にも完全に破たんしている。全く評価に値しないガイドライン案である。

Aガイドラインの根底にあるのは、ニホンジカを敵視し生息数が増えたから獣害が発生する、解決策のために駆除すれば良いという思想である。まさにナチスのユダヤ人殺戮と同様の発想であり、自然界を人間が制御しようとする傲慢極まる設計思想に相違ない。

この単純・短絡思考が諸悪の根源である。このようなガイドライン案が提出されるのは、末尾に記載されている一部の自称専門家の考えを環境省職員が鵜呑みにしたからであろう。

環境省職員はこの内容に責任があることを自覚しているのであろうか。環境大臣以下、事務次官、局長、部長、課長、担当者は何を見て何を考えているのかと言いたい。

B個体数管理は個体数を推定できなければ機能しない。しかし、問題は環境省職員、自称研究者は、個体数推定の理論構築やデータ収集に労力を投下せず、山中の現場を見ていないことである。その結果、理論的に極めて問題の多い個体数推定を用いて判断基準としている。

P.7に本州以南のニホンジカ個体数推定が掲載されている。P.6の説明によると捕獲数から求めたとされている。

本文には明記されていないが、p.56の資料目次によると「階層ベイズ法」という理論的に極めて怪しい手法を用いたものと思われる。コメントを求めるのであれば資料編も提示するもが礼儀であろう。環境省職員の職務姿勢に苦言を呈しておく。

個体数が増えたので獣害が発生するとして捕獲を進める、一方では捕獲数が多いから生息数が多いと言っている。要するにこれは原因と結論が同一の循環思考、同義反復である。つまり自称専門家は何も考えていないことを白状しているようなものである。

個体数をY、捕獲数をX、係数をα、自然増加率をZとすると、

Y=αX、Z=(兀)/Y

の関係が成立する。このとき判明しているのはXの捕獲数のみである。捕獲効率など加えても意味はない。ここからαとYの値が分かる訳がない。ましてや個体数と自然増加率の双方を導くことなど不可能である。この程度のことは連立法定式を習いたての中学生にでも分かることである。要するにこの個体数推定結果は出鱈目なのである。これを研究者や公務員が真面目に議論するなどあり得ないことである。

北海道において2011年以降に個体数が減少しているというのは、北海道ではこれよりは真面な推定をしているからである。

C以上述べたように根拠のない個体数を基に捕殺するのみであるからPDCAなど持ち出しても無意味である。捕殺数をPDCAで評価するなど馬鹿げている。P.15のモニタリングは行政が現場に行くのではなく、単に机上の資料収集に過ぎない。PDCAの意味も分からず経営学の用語を持ち出すのはやめてもらいたい。

DP.18以降にゾーニングについて記述されている。人間と野生鳥獣の水見分け、全くもっともらしい美辞麗句を並べた記述である。しかしゾーニングが何に使用されているか環境省職員は理解しているのであろう。多くの地方自治体では、山中でも民家や畑があれば人間の居住地域としてニホンジカを捕殺しているのである。ゾーニングの推進者は、ゾーニングにより野生鳥獣を自由かつ無差別に捕殺できるようになったと考えているのである。

つまり棲み分け精神を悪用し、ガイドラインのゾーニングを換骨奪胎しているのが地方自治体の現状である、

自称専門家はこのような現状を知った上で、ゾーニングを提唱しているのであろうか。

E結論としてガイドライン案は評価に値しない、撤回すべき内容である。一からやり直しをするべきである。



1.(2)イノシシ

2.要約

ガイドライン案は、個体数推定方法が稚拙であり、この推定値を基準に管理計画を策定することはできない。全く評価に値せず、従って廃案とすべきである。

3.意見と理由

@ガイドライン案を読むと、内容が日本における鳥獣管理によるイノシシを捕殺する個体数管理を行うことに偏っており、生息地復元が全く考慮されていないことが分かる。日本の鳥獣管理は理論的にも実務的にも完全に破たんしている。全く評価に値しないガイドライン案である。

Aガイドライン案の根底にあるのは、イノシシを敵視し生息数が増えたから獣害が発生する、解決策のために駆除すれば良いという思想である。まさにナチスのユダヤ人殺戮と同様の発想であり、自然界を人間が制御しようとする傲慢極まる設計思想に相違ない。

この単純・短絡思考が諸悪の根源である。このようなガイドライン案が提出されるのは、末尾に記載されている一部の自称専門家の考えを環境省職員が鵜呑みにしたからであろう。

環境省職員はこの内容に責任があることを自覚しているのであろうか。環境大臣以下、事務次官、局長、部長、課長、担当者は何を見て何を考えているのかと言いたい。

B個体数管理は個体数を推定できなければ機能しない。しかし、問題は環境省職員、自称研究者は、個体数推定の理論構築やデータ収集に労力を投下せず、山中の現場を見ていないことである。その結果、理論的に極めて問題の多い個体数推定を用いて判断基準としている。

P.4、5にイノシシの個体数推定が掲載されている。説明によると捕獲数から求めたとされている。

本文には明記されていないが、p.48に「階層ベイズ法」という記載がある。「階層ベイズ法」という理論的に極めて怪しい手法を用いたものと思われる。コメントを求めるのであれば推定の詳細も提示するもが礼儀であろう。環境省職員の職務姿勢に苦言を呈しておく。

個体数が増えたので獣害が発生するとして捕獲を進める、一方では捕獲数が多いから生息数が多いと言っている。要するにこれは原因と結論が同一の循環思考、同義反復である。つまり自称専門家は何も考えていないことを白状しているようなものである。

個体数をY、捕獲数をX、係数をα、自然増加率をZとすると、

Y=αX、Z=(兀)/Y

の関係が成立する。このとき判明しているのはXの捕獲数のみである。捕獲効率など加えても意味はない。ここからαとYの値が分かる訳がない。ましてや個体数と自然増加率の双方を導くことなど不可能である。この程度のことは連立法定式を習いたての中学生にでも分かることである。要するにこの個体数推定結果は出鱈目なのである。これを研究者や公務員が真面目に議論するなどあり得ないことである。

C以上述べたように根拠のない個体数を基に捕殺するのみであるからPDCAなど持ち出しても無意味である。捕殺数をPDCAで評価するなど馬鹿げている。P.12のモニタリングは行政が現場に行くのではなく、単に机上の資料収集に過ぎない。PDCAの意味も分からず経営学の用語を持ち出すのはやめてもらいたい。

D結論として内容は評価に値しない、全て削除。要するにガイドライン案は撤回すべきということになる。一からやり直すべきである。
-----------------------------------------------------------------------------
読者の方による今回の環境省へのパブコメ(2021年1月12日締め切り)提起文は以上です。
あらためてパブコメ提起文をブログ転載快諾とともに開陳してくださった読者の方に感謝申し上げる次第です。
ブログ掲載の利点は時系列にかかわらず検索にヒットする記録性も挙げられてきます。役人の皮相的な「個体数調整」へ数理的な見地から反駁できうる論拠として今後も様々な観点から活用できうるのではないでしょうか。
加えて今回いただいた御文も」私たち保護派、自然派にとって非常に頼もしい理論武装への教示ともなり得るものと考えます。当該読者の方へは重ねて感謝を申し上げます。

「ツキノワグマの予察捕獲の違法性について」(1)(2)
posted by yutan at 00:00| パブリックコメント

2021年01月13日

「個体数調整」のまやかし(2)

「個体数調整」のまやかしの関連です。

日本熊森協会が「個体数調整」(ワイルドライフ・マネジメント)の本質を端的に示されています。
---------------------------------
まだの方急いでください 環境省シカ・イノシシガイドライン改定に対する意見提出、1月12日まで

こちら2021-01-10付 くまもりニュースより ※パブコメ云々にかかわりなく全文お読みいただければ幸いです
---------------------------------
私は今回の環境省が募ったパブコメに」は参加できませんでしたが、参加された方から御意見送付文の当ブログへ転載の快諾はすでにいただけております。
後日、改欄のうえ紹介させていただきます。


※2021年1月14日後記
「個体数調整」を数理学の観点から斬る@読者様
posted by yutan at 00:00| 狩猟等のまやかし

2021年01月12日

「公訴時効」を阻止しよう!厚真猟銃撃ち逃げ殺人事件

2011年2月4日に北海道勇払郡厚真(あつま)町山林内における銃弾による発生した卑劣な撃ち逃げ殺人に関しての
逃亡犯人に告ぐ!御遺族を思え!厚真猟銃撃ち逃げ殺人(※2020年2月7日付)の続報です。
この事件のカテゴリも新たに作りこれまでの同事案はずべてそこに組み入れました。

いまだ犯人逮捕に至らず「公訴時効」が来月中に迫っています。苫小牧署による情報提供要請画面は後記リンクしますが、まずは時効が迫っているとの地元メディアの報道および北海道警苫小牧署による情報を募る画面をリンクしておきましょう。
-----------------------------------
厚真猟銃死「情報を」 苫小牧署など時効迫り呼び掛け
こちら01/09 18:47 北海道新聞 
北海道・厚真町 猟銃死事件から10年 まもなく時効に 情報提供呼び掛け オレンジ色上着の2人?
こちら1/9(土) 12:08配信 HTB北海道ニュース - Yahoo!ニュース(引用)

情報提供のお願い
勇払郡厚真町山林内における銃弾による業務上過失致死事件に関する情報

犯人の服装・使用車両特徴
○目撃された人数 2人
○服装二人ともオレンジ色の上衣(ジャンパー・チョッキ等)を着用
○使用車両青色・水色系のRV車両

現場周辺での目撃情報に限らず、些細なことでも情報をお寄せください
こちら苫小牧署HP (引用) ※地図および事件現場に関する情報あり
-----------------------------------
何のお落ち度もなく卑劣な凶弾でお亡くなりになったお方への追善供養の意味でも犯人の特定および検挙を願うばかりです。

※2020年1月15日後記
「捕まってちゃんと罪を償ってほしい」犠牲者御遺族@厚真猟銃撃ち逃げ殺人
posted by yutan at 00:00| 厚真猟銃撃ち逃げ殺人事件