2020年01月28日

放犬規制は猟犬も対象に!(15)

放犬規制は猟犬も対象に!(14)対岸の火事にあらずの関連です。

相変わらず遺棄など猟犬虐待の問題は深刻です。過日も以下のような報道が出ています。
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猟犬が置き去りにされる山で偶然保護…人を頼ることを知らなかったシニア犬、同居犬たちと穏やかな日々
(略)
満丸さんの家には他にも犬がいて、気候がいい時期にはそろって日向ぼっこを楽しみます。そこには、猟犬時代とは違う穏やかな時間が流れていました。
こちら1/20(月) 13:39配信デイリースポーツ
2020年1月20日 13:20まいどなニュース
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遺棄だけならまだしも・・・

いずれにせよ事はハンターの良心に任せても歓迎すべき進展はないことは明らかではないでしょうか。
犬の放犬は、猟犬も一般犬と変わりなくに禁じられることが唯一の解決先でしょう。

2020年01月27日

クマ誤捕獲防止用脱出穴取り付け啓発を!(2)神奈川県

※当欄は2019年11月6日に掲載を自動予約していましたが、何らかの操作の手違いで昨日まで掲載されていないことに本日気づきました。よって本日付けにて掲載申し上げます。
前書きは以上です。


神奈川県では農林水産省等によるクマ混獲防止のためも他獣檻への脱出穴装着の指針を取り入れないとをたまさかの想定事象を事由に公言しています。
クマ誤捕獲防止用脱出穴取り付け啓発を!神奈川県

そのような中、2日、同県伊勢原市にて他獣檻によるクマ混獲から捕殺が行われました。
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ツキノワグマの捕殺について

2019年11月02日
記者発表資料
(県政、秦野、厚木記者クラブ、伊勢原市同時発表)
9月中旬から伊勢原市内において人里へ複数頭のツキノワグマの出没が相次いで確認されたことから、煙火での追払いや執着物の早期収穫、猟犬を使ったシカ、イノシシの有害捕獲など対策を継続し、10月6日からは学習放獣を目的としたわな捕獲を試み、同月7日に子易地区において1頭を捕獲し、丹沢山地へ学習放獣を行いました。しかし、その後も、ツキノワグマの目撃情報が相次ぎ、人と遭遇することによる不測の被害の発生が強く懸念される状況が続いていました。
こうした中で、本日2日早朝、上粕屋地区のイノシシ捕獲用のはこわなにクマがかかっていることが確認され、地域での出没状況と人身被害の未然防止を考慮し、また、度重なる台風等の影響により放獣作業の安全確保が困難であるため、やむなく、ツキノワグマ1頭を捕殺しましたのでお知らせします。

捕殺したツキノワグマについて
(1)性別、大きさ等
性別メス、全長103cm、体重30kg
(2)捕殺の状況
ア 日時 令和元年11月2日(土曜日)12時02分
イ 場所 伊勢原市子易地区(捕獲は、上粕屋地区)
(3)捕殺後の措置
学術研究のため、神奈川県立生命の星・地球博物館に搬送します。

捕殺したツキノワグマ
※画像閲覧を希望される場合は本画面(下記こちら)にて御参照

こちら神奈川県環境農政局緑政部自然環境保全課HPより
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捕殺であれ学習放獣であれ神奈川県庁のこうした情報を積極的に公開される姿勢は大いに是としましょう。

伊勢原市内でなぜ9月以降、クマが何度も目撃されているのでしょうか。里山と人里との緩衝の脆弱化や生ゴミや放置果樹等々による誘引が原因とも思われますが、嗅覚誘引の中には他獣檻や同括り罠に巻く囮の餌がもたらしたものがあるのではないでしょうか?特に箱檻設置の場合は個人設置ではなく農協が組織的に展開していることからも檻による嗅覚誘引の可能性は拭えないものと考えます。
県や市はそもそもは山に生息するクマの人里出没を防止するためにも農協から詳細な設置情報を聴き取り場合によっては檻の上方移動を強く提起しなければなりません。それはクマの一時捕獲及び捕殺であれ他獣捕殺であれ檻設置目的の如何を問いません。
誘引捕獲檻の上方移動を!魚沼市(新潟県)

それにしても上記県の説明にあるクマの人里出没抑制のための煙火での追払いや執着物の早期収穫は理解できますが、その後に綴られている猟犬の積極活用(趣意)はいかがしたものでしょうか。猟犬がクマを刺激することでいわゆる逃げグマの形での出没促進の可能性を鑑みればおいそれと活用できるものでもありますまい。またクマのことは置いといても、猟犬に追われたイノシシの人里出没を促進させることなどからも県の言い分は逆効果を促進させる結果になりはしないでしょうか。

それはさておき
神奈川県はこの期に及んでも他獣檻の上部にクマ脱出穴を装着する国の方針を受け入れないつもりなのでしょうか。今回クマ捕殺の理由の一つに挙げている度重なる台風等の影響による放獣作業の安全確保ですが、最初から脱出穴が装着さればそのような手間自体が省けるというものです。

確かに神奈川県は学習放獣は先月の伊勢原市内に限らず先々月の松田町での実績などHPにて開陳されている過去の履歴からみても他県に相対すると放獣率は高いものと思われまますが、放獣はいわゆる無手勝流すなわち混獲されたクマによる自発的脱出で行われて然るべきではないでしょうか。l
重ねて神奈川県庁へは多くの他県同様にクマ誤捕獲防止用脱出穴取り付け啓発を提起するところです。

※参考
誤ってツキノワグマを捕獲しないために
( 広島県の野生鳥獣の保護管理ポータルサイト)広島県自然環境課HPより
※年度ごとに実質的に内容不変の更新がありますのでリンク切れの際はタイトル等を検索くださいませ。
posted by yutan at 00:00| 錯誤捕獲を防止せよ!

2020年01月26日

麻酔捕獲→放獣@新潟県内での成功例

「麻酔が致死量に達した可能性」@新潟県(※前欄)の関連です。

表題に関しては失敗例のみならず県内での成功例も振り返ってみましょう。昨年5月9日の上越市での成功例です。
なぜクマが出没し予期せぬ行動に出たか@上越市事案で考える

画面にて引用リンクさせていただいた2019/05/09 22:16付け新潟日報の他にもこの麻酔捕獲を報じる当地タウン情報もあります。
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【続報】民家敷地 木に登ったクマ捕獲 | ニュース | 上越妙高タウン情報<
こちら2019年05月09日 17:24更新 上越妙高タウン情報
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なかなか臨場感のある的確な報道と思われます。
ただし惜しむらくは、新潟日報のように「後日、山に戻す方向。」との捕獲後の当局の対応についての言及が更新情報として欲しかったところです。

ともあれ冒頭前欄にてリンクした失敗例にめげることなく、麻酔での一時捕獲=放獣は基本政策として堅持し他県とも連携の上、続けていただきたいものです。
posted by yutan at 00:00| クマとの共生

2020年01月25日

「麻酔が致死量に達した可能性」@新潟県

報道によると21日午前7時半ごろ、新潟県見附市の県営今町住宅の住民からの「階段の踊り場にクマがうずくまっている」との通報に基づき警察官が駆けつけたところ、4階と5階の間の階段の踊り場で動かないままうずくまっていた体長およそ1メートルのクマ1頭が発見され、住民への外出自粛の呼びかけとともに、およそ4時間半後の正午すぎに、市から委託を受けた業者が消防のはしご車で近づいて麻酔銃を3発撃ちクマは捕獲されましたが、その後、死んだといいます。
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県営住宅にクマ 麻酔銃で撃たれ捕獲後に死ぬ 新潟 見附

市の担当者によりますと、麻酔銃が3発命中したため、麻酔が致死量に達した可能性があるということです。
現場は、JR信越本線の見附駅から北西に2キロ余り離れた住宅街で、近くには小学校や幼稚園があります。

こちら2020年1月21日 17時30分 NHK
新潟県営住宅の階段踊り場にクマ 麻酔銃3発で駆除

人に襲いかかることはなかったが、市などが住民に部屋の中で待機するよう呼びかけ、けが人はなかった。
約4時間半後、市が委託した業者が、はしご車から階段の窓ガラスを割り、麻酔銃2発を撃ったが、まだ動いていたため3発目を命中させ、クマは死んだ。麻酔が致死量に達したとみられる。

こちら毎日新聞 (最終更新 1月21日 19時35分)
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今回報じられた事案を契機に一昨日、複数の道県庁に麻酔に関する一般論として問い合わせてみました。
新潟県庁環境企画課によると見附市が委託した業者は同県内の業者であると伺いました。

また別の道県庁の専門的出先機関からは、野生鳥獣への麻酔銃による一時捕獲は公安警察による麻酔銃の使用許可のみならず、ケタミンを使用する場合は薬務行政から麻薬の一時使用の許可を要するものとうかがっております。またケタミンの代替え薬品を使用する場合も危険物取り扱いの一時使用の許可を要するものとうかがったものと記憶しております。
※ケタミン規制については
ケタミン規制緩和を!等及び
ケタミン規制緩和を!等(2)等を御参照。

また私が住む広島県の県庁薬務課からは、麻酔使用許可は公立動物園などに勤務する獣医や研究職に対して行われるものであり、「いずれにせよ公的機関以外の民間業者などには許可することは聞いたことがない」との趣意を伺ったつもりでいます。

一方、例えば長野県のクマ委員約10名のうち7名は野生動物への麻酔取り扱い資格を薬務当局より許可されていますが、同委員会を主管する同県ジビエ振興課によると、有資格者は同委員会が立ち上げられる従前から獣医あるいは研究者として取り扱いを許可されているともお聞きしたつもりです。ただし、同課は麻酔取り扱い有資格クマ委員が長野県から委託された業務以外での県の内外での麻酔取り扱い活動については聞かれたことがないそうで、おそらくはそうした同委員による言わば剰余活動はないものと思われます。
麻酔銃使用@隣県との連絡体制も密に

今回の新潟県見附市での事案についてのこと麻酔やその調合等に関する部署は新潟県庁環境企画課から回していただいた同県畜産課によると、やはり医務薬事課であるそうです。
畜産課によると、当事案での麻酔の種類や扱い許可等については、医務薬事課からの情報を複数の関連課にて共有のうえ、公開可能な情報については御説明していただけるという事でした。
(畜産課へはこの場にてもお礼を申し上げます。加えて新潟県庁の説明責任への御認識や御配慮は大いに是とするところです。)
問い合わせへの御回答は絶好の広報機会のはずですが・・未回答行政当局

また、上記情報がいただけた際には当欄より追記等することにしましょう。

※2020年1月26日後記
麻酔捕獲→放獣@新潟県内での成功例
posted by yutan at 00:28| クマとの共生

2020年01月24日

山形県が官・民へ委託する「野鳥(獣類)救護所」

春の山返しに期待!民家軒下発見の衰弱子グマ@山形県(前欄)最後部の補足です。

山形県が展開している野鳥救護所(※pdf)について、私が住む広島県にはこのような施設は存在せず、認識を新たにすべく山形県みどり自然課に運営形態等について問い合わせてみました。
御回答によると県が民間や自治体に有料委託して傷病鳥獣を保護する施設として展開しているもので、河北町の二施設を除くとすべて運営者は民間人であるといいます。
民間運営者の中には狩猟者や元狩猟者も含まれているともお聞きしました。

唯一の公営の救護施設たる河北町の両救護所については町立動物園の中に置かれた施設にして当然、動物園収容鳥獣を管理する獣医職員が救護鳥獣についても管理治療されているものとも伺いました。
河北町の救護所に限らず各救護所へは山形県庁の出先機関が定期的に訪問し、本庁職員も年に数回訪れているともいいます。こうした鳥獣救護施設を持たない都道府県は教育など他分野にも少なからず寄与すると思われる山形県の人道的取り組みを何らかの参考にすべきと思いました。

前欄にて言及した米沢市の民家軒下で保護捕獲された子グマが、なぜ現場から車で約一時間離れたところに在する河北町の「野生獣類救護所」に一時収容されなかった理由は、昨月に河北町のほうから県庁に、現在リニューアル工事中で傷痍個体の受け入れは困難との通告があったからだともお聞きしました。
ただ、リニューアル中であっても保護治療を受けている個体は収容しているそうなので、今回の衰弱クマ保護事案は全国的にも大きく報道され、注目度も大きかろうということで一応、県庁のほうからも受け入れの打診だけでもされるのも一計との旨を一昨日、同庁みどり自然課には具申し上げたたところです。「ダメでもともと」との言葉のありますね。
同課からは「すぐにはならないかもしれないが打診して回答する」との御対応はいただいております。何か進展があれば当欄へも追記することにしましょう。

獣医の監督下にある河北町「野生獣類救護所」が衰弱個体の受け入れてくださるのが様々な観点からもベストと考えますが、リニューアル工事中ということで無理の場合は、現行の受け入れ先の置賜野鳥救護所米沢分所への期待度や感謝度は同じであることは言うまでもありません。
posted by yutan at 00:00| 生命の尊重

2020年01月23日

春の山返しに期待!民家軒下発見の衰弱子グマ@山形県

山形県米沢市の東李山上組公民館から南に約300メートルで、住宅が点在している現場にて民家軒下にて衰弱したクマの幼獣が発見され、捕獲、保護されたそうです。クマは当面は山形県が委託する置賜野鳥救護所米沢分所(民間施設)で保護飼育され、春には山に返すか動物園に引き渡すかが決定されるといいます。

報道によると19日午前7時ごろ、山形県米沢市李山の住宅の軒下で、住民の80代男性が体長約50センチで1歳未満の子グマとみられる個体を発見し近所の住民が同署南原駐在所に通報し、猟友会が袋に入れて捕獲され上述の施設に持ち込まれたそうです。
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軒下に弱った子グマ・米沢 住宅で捕獲し保護

捕獲後は近くに親がいないか捜したが見つからず、同市笹野本町の県東南置賜野鳥救護所米沢分所(板垣英夫さん運営)で保護した。板垣さん(82)によると、子グマはやせていたが、保護後はリンゴを食べるなど安定した状態という。親は駆除などのためにいないか、はぐれたとみられる。春まで保護した後、動物園などに送るか山に戻すか判断する。
親子のクマは早い段階で冬眠するため、板垣さんによると「今回の子グマの出没と暖冬の関連性は低い」という。

こちら山形新聞2020年01月20日08時03分
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母グマにはぐれた要因として考えられるのは駆除のみならず11月15日から解禁されたレジャーでのクマ猟も可能性としては考えられるのではないでしょうか。そもそも同日からは駆除も狩猟として行われるのではないかといぶかってしまいました。
いずれにせよ母グマを殺してしまえば連行する子グマまで結果として極度の衰弱や死に至らしめてしまうことを娯楽で猟を楽しんでいる方々は認識しなければなりますまい。

それから子グマがなぜこの民家軒下に入り込んだのかも気になるところですが、山形県庁みどり自然課によると民家へは米ぬかやハチミツなどクマをおびき寄せる物はなく、誘因の人為性はなかったそうです。となればやはり母グマが急にいなくなったことで衰弱したまま偶発的にその家の敷地に入り込んだという可能性が強いのかもしれません。
ともあれ、置賜野鳥救護所米沢分所におかれては、感謝の意を表すとともに、ぜひとも春に山に放獣可能なほどの回復を施していただくことを願うばかりです。
新潟県では日本熊森協会も春まで保護飼育をするといいます。
行政・保護団体をはじめ全ての関係各位に敬意!親子グマ移設

保護飼育期間中、置賜野鳥救護所米沢分所と熊森協会の両者が相互に有用情報を交換しあうというのも一計かと思われます。

山形県が民間や河北町商工観光課(町営動物園)に委託して展開している野鳥救護所(※pdf)についての御説明も同県みどり自然課から賜っています。
機会があれば欄をあらためたうえで言及することにしましょう。

※2020年1月24日後記
山形県が官・民へ委託する「野鳥(獣類)救護所」
posted by yutan at 00:00| クマとの共生

2020年01月22日

パブコメ提出者の居住地での予断なきように!広島県知事

広島県知事は伊達政宗たれ(2)被爆建物保存(※前欄)からの続報です。

報道によると被爆建物の旧陸軍被服支廠の全棟保存の声が高まる中、湯崎広島県知事は、来月の議会までに最終的な方針を示すと強調したそうです。そのうえで県の所有する2棟取り壊し計画に反対の声をパブコメで寄せられた方々に対して刷り込みとも疑わざるをえないような発言が気になります。
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旧陸軍被服支廠「全棟保存」求め2700人の署名 知事は「来月最終方針示す」広島

県は先月17日からホームページや郵便などで意見を集めましたが、全体のおよそ6割が県の方針に反対する意見だったということです。これについては「地元から離れるほど反対の意見が多い。(建物が)身近にあるかどうかが影響しているのかなと思う」と話しました。県は集めた意見を参考にするとしていますが賛否の数で方針を決めるものではないとしています。

こちら1/21(火) 19:48配信 広島ホームテレビ (抜粋)
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建物がある場所からの居住の遠近はパブコメとして意見を問う事の本質とは無関係なことです。
例えば海外を含め遠隔地の方からの意見であっても、その方の居住地でもって「余所者の意見」と予断を介入させたり不特定に予断を与える余地を与えることは公正さに欠かせることになりましょう。

そもそも意見の募集要項(締切日翌日に速攻でリンク切れにしています)によると住所・名前等の記入は必須ではない今回のパブコメには、確かに居住地等を尋ねるアンケートも付随してありましたが、提出にあたっての回答義務はありません。居住地を明記しない提出者も少なからずいたはずです。

また居住地を広島市と答えた人でも、同市面積は広く、南区出汐二丁目の現地から離れたところに住む提出者も地元として掌握する質疑形式になっていました。つまり同二丁目に住む提出者と市内遠隔地に住む提出者は一様に「広島市」と答える様式です。
ちなみに現地からは離れたところに住む私はアンケートについては現地訪問の有無や性別など答えたくない質問はスルーしたうえで居住地や物件への前提質問にはパブコメ本文の後記としてお答えしております。
以下はその部分です。
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Q1 旧被服支廠に係る「これまでの経緯と現状」及び「県が一部外観保存の方針(案)とした理由」は,お読みいただけましたか。(必須)
 □はい  
Q2 お住まいはどちらですか。
□広島市内  
Q4 旧被服支廠について,いつ知りましたか。
□前から知っていた。  
Q5 何で知りましたか。
 □親戚,知人から聞いたことがあった。
 
※以下本文に関連した取り壊しの是非についての質疑につき後述します。
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見方によっては、広島市在住だから、他の都道府県や海外からの意見提出者に相対すれば私も「地元」という事にもなりましょう。
要は県知事の言う「地元」の定義はすこぶる曖昧であるということです。むろん、意見提出者の居住地によって予断を介入してしまえば公正な意見集約や判断はできなくなってしまうことは言うまでもありません。

提出者の意見への予断や偏見すらをもたらす可能性も否めない「地元」云々との広島県知事の報じられた所感で私は以下の事を連想してしまいました。
「道外者」特定及び公表の怪@札幌市役所

今回の広島県の事案では、別にパブコメ募集要項に「広島市民あるいは広島県限定」とは記されていませんし、記すべきでもありません。
いずれの分野であれ意見を提出したり言明する者の居住地が、換言すると、それらの方々が「地元」であるかどうかが判断に影響することは、予断や恣意が先行することは明白であり、公正で民主的なな対処であるとは到底言えない事です。

以下は上述したパブコメに付随したアンケート質疑掲載の後述部分です。
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posted by yutan at 00:00| パブリックコメント

2020年01月21日

広島県知事は伊達政宗たれ(2)被爆建物保存

広島県知事は伊達政宗たれ@被爆建物保存(※前欄)関連です。

県の取り壊し計画に草の根から異議を推進し保存運動を国内外に高めた推進力の一つとも言える、旧広島陸軍被服支廠倉庫の保存・活用キャンペーンサイトの表紙画面をリンクしておきます。

【現存する最大級の被爆建物・旧広島陸軍被服支廠倉庫を全棟保存してほしい】
こちら

建築物としての希少性もまた後世への恒久的な保存の有用性を如実に示していることは言うまでもありません。伊達政宗なら即座に保存判断でしょう。

建築の専門家も次のように発言されたといいます。
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広島大学名誉教授・三浦正幸さんは、「日本で最も古いレベルの鉄筋コンクリートの建造物で、国の重要文化財にも指定される価値がある。日本の将来に禍根を残す」と語り、「財政事情の理由の一つに挙げている点についても、県が建物の価値を広く市民に訴え、寄付を募るなどして、財源の確保に努めるべきだ」という考えを示した。
こちらわたしの視点:池田正彦(広島文学資料保全の会)
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一方、取り壊し計画を主管する県財産管理課は県や市の文化財担当部署不在のままに解体を考えている建物に文化財指定を求めるのは矛盾する面もある」と説明しているともいいますが、同課の認識不足から「当初から文化財指定の可能性が低いとみていた節がある。」との以下の地元メディアの指摘もあります。
文化財関連課の介在なきまま、この分野では専門課でもない県財産管理課の独断での取り壊しが行われた場合の将来の禍根は明白ではないでしょうか。
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【インサイド】被爆の「証人」、どう継承 広島の被服支廠「2棟解体・1棟外観保存」原案
こちら2019/12/24中国新聞 ※後段御参照
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ともあれ、全棟保存後の平和資源をかねた観光資源は時系列を問わず大変、有効につきお金で買えるものではありません。補強工事に伴う費用については例えば原爆ドーム補強工事費用捻出のため当時の広島市長の時のように知事自らが上京し銀座の街頭にも立つことで全国に訴えてるなど種々のアイデアはこれからの論議で十分と考えます。それは決して先送りという意味ではなく官民が結合した取り組みで十分財源対策は出てくるものと考えます。
とりあえず知事は有用建築物保存政策でも功名をなした伊達政宗に倣うべきでありましょう。

※2020年1月22日後記
パブコメ提出者の居住地での予断なきように!広島県知事
posted by yutan at 00:00| 戦争、原爆、平和

2020年01月20日

広島県知事は伊達政宗たれ@被爆建物保存 

旧広島陸軍被服支廠3棟の取り壊しの中止を!(2)パブコメ全文からの続報です。

報道によるとパブコメ締切日の翌17日の県議会の委員会で県からその速報値が公表されました。
パブリックコメントにはあわせて2232件の回答が寄せられ、このうち60%近くの1332件を県の方針案に反対の意見が占めた一方、賛成の意見は767件、その他が133件となっているといいます。
委員会を傍聴された方による傍聴記録ともどもに御参照。※当該傍聴者におかれては文字起こし等大変な労作業へ敬意を示します。
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被服支廠解体案に反対60%近く
(略)
これを受けて出席議員が今後の県の対応をただしたのに対し、県の担当者は結果はまだ速報値の段階で、県の方針案に反対する意見の中にも必ずしも建物の全棟保存ではなく、むしろ全棟の解体を主張する声も見られ、さらなる精査が必要だと述べました。
そのうえで県の担当者は「パブリックコメントは多様な意見を聞くためのもので賛否の数だけで決めるものではなく、あくまで参考にしながら最終的な方針を決めたい」と述べました。

こちら01月17日 12時42分 NHK

県議会傍聴に行ってきました!
こちら 被服支廠キャンペーン
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報じられている県担当者の見解には驚きました。
現行計画の県が持つ3棟のうち2棟取り壊しに反対して3棟すべてを解体せよとの意見があったことを奇貨さながら、「計画案反対の意見にはこのような実質上の賛成論も含まれている」と殊更に強調するのは実に見え透いた「最初から二棟解体ありき」を当局がいだいていると勘繰られても仕方ありません。
パブコメは確かに多数決を問う属性ではありませんが、当局の施策に対して「一応、広範から意見聴取した」とのお墨付きを得る目的で展開されていることは、自然環境保護など別分野でのそれを考えても明らかでしょう。
そのような属性の下で行われたパブコメ出会ってもこれだけの取り壊し反対論が出ていることを県は深刻に受け止めなければなりません。まして、パブコメを提出しなかった広範囲な市民・国民が県の思惑通り解体に賛意を示しているものとは到底思われません。

ちなみにパブコメ実施課は締切日翌日から早々と募集要項画面をリンク切れにしています。
リンク切れ直前の17日早朝に私は
郵送分は「消印有効」で統一を!パブリックコメントで示した提起の中で付随として以下の提起もしていました。
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質問3
貴課による今回のパブコメ募集要項画面
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/13/hihukusisyou.html
は全国的にも注目の度合いも深く、すぐにリンクを切られるとするなら忍び難いものがあります。
例えば平和関連課のそれ

>国際平和拠点ひろしま構想推進計画(案)に係る意見募集結果について - 国際平和拠点ひろしま構想 | 広島県
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/peace/ikenbosyukekka.html

のようにリンクを残しておおかれることを提起差し上げます。
そうすれば広報課の画面にも募集終了ながらも一定期間リンクが残ることも可能ですね。いかがでしょうか
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結果として上記提起は却下され早々のリンク切れに至っています。
おそらく主管課は「平和関連パブコメなど終了しても残している別課もあるが、リンクを消している課もあるからそれらに倣った」と抗弁するのでしょうが、全国に、全世界にまで問題意識が及んだ今回のパブコメについて安易に言わば県内限定にして応募数も今回ほどあるとは思われない別課のリンク切れを引き合いに出しての早々のリンク切らしも、パブコメをさほど重要視しないうえでの最初から解体ありきを疑われても仕方がないのではないでしょうか。

唯一の希望は知事によるトップ翻意です。
今週は解体に反対する県議会会派や県会議員も知事と話し合うとも伺っております。
広島市生まれの広島育ちの湯崎英彦現知事はお父さんが爆心地周辺の実態について研究していたほか、1945年末までに原爆で亡くなった数を14万±1万人と推定した委員会のメンバーであったことなど幼少期から原爆と深い関わりがおありになり、御本人も国際平和の構築や核兵器廃絶に向けて、広島が果たすべき役割を組み込む「国際平和拠点ひろしま構想」の策定を進め且つ中高生に平和学習を推奨するという立派な定見を持たれた方です。
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ヒロシマ 市長・知事に聞く
こちら※「10代がつくる平和新聞」
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当欄冒頭リンク(旧広島陸軍被服支廠3棟の取り壊しの中止を!(2)パブコメ全文)最後部で示した、平安時代後期に建立された光堂の保存にも尽力したという戦国武将にして政治家の伊達政宗などによる後世からも称賛される建物保存政策の精神を貫徹してもらいたいものです。
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伊達政宗などの武将は,鞘堂と金色堂の修復を命じたといいます。素晴らしい遺産を残そうとしたのです。
こちら※TOSSランド「五月雨の降り残してや光堂」(松尾芭蕉)の授業
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県当局による正式なパブコメ講評や新たな施策発表等があればまた欄を改めることにしましょう。

※2020年1月21日後記
広島県知事は伊達政宗たれ(2)被爆建物保存
posted by yutan at 00:00| 戦争、原爆、平和

2020年01月19日

「狩猟界は法令に囲まれている」

各行政当局はコンプライアンスで!電波法令の関連です。

くだんの閲覧者のお方から表題に関する一覧表をいただきました。これは狩猟や駆除を行う方々にとっても有用なまとめ図表だと思いますので、画像と文言両方での転載の御快諾をいただいたうえで以下に転載致します。

laws of hunting.jpg
※画像はクリックすれば拡大できます。

以下は画像文言です。
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