2010年03月21日

建設計画見直しは当然(6)さらなる財政負担が

直前欄「建設計画見直しは当然(5)どちらが反道義か 」からの続きです。

なぜ甲州市長などが建設整備を推進しているのかはどうやら取って付けたような射撃場の必要性だけが理由ではないようですね。
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(略)
地元区長らは「住民の間にはもう県は射撃場を造らないというムードがある」「本当に建設するなら射撃場へのアクセス道路だけでも早く着工してほしい」などと要望。県側は「検討結果が出るまでは着工できない」とした。対話後、地元出席者の一人は「歯切れの悪い答えばかり。県に裏切られたという思い」と不満を口にしていた。
県射撃場移転、知事が計画の遅れ陳謝へ「コスト削減のため」2010年03月20日

ただ同日の別報道ではジレンマも出ているようです。
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posted by yutan at 00:35| 行政との癒着疑惑など

2010年03月20日

建設計画見直しは当然(5)どちらが反道義か

直前欄「同タイトル(4)競技人口87人」からの続きです。

昨日の報道によると山梨県知事は新射撃場建設整備を推進する勢力に対して今回の見直しの経緯等を説明に出向くそうです。
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(略)
県立射撃場をめぐっては砂防えん堤の拡充などで、総事業費が当初の見込みより約7億円膨らむ見通しとなり、県教委はコスト削減策を検討するため、事業費の新年度予算への計上を見送った。県側は開会中の2月定例県議会で、規模縮小や完成時期が遅れる可能性を示唆しており、地元からは「規模縮小は約束と違う」「地元が振り回されている」などと反発が出ていた。
(略)
県立射撃場の甲州移転計画知事、きょう直接対話 2010年03月19日(山梨日日)
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たとえ約束であっても財政面等で実現困難との判断を首長がしたのであれば何ら道義には反しません。むしろ、ほんの一部の人たちとの「約束」に固執して不特定多数からの血税を偏った使い道に使ったりするほうがよほど道義に反するのではないでしょうか。

それにしても「地元」との報道に違和感を覚えます。環境被害等を鑑みた場合、はたして新射撃場予定地付近に住む人たちは建設を歓迎しているのでしょうか?大いに疑問です。
(参)鉛の散弾放置数百トンか 閉鎖射撃場「まるでゴミ捨て場」
(同)韮崎射撃場 閉鎖射撃場「まるでゴミ捨て場」

※当欄は翌日付次欄「建設計画見直しは当然(6)さらなる財政負担が」へと続きます。
posted by yutan at 00:14| 行政との癒着疑惑など

2010年03月19日

建設計画見直しは当然(4)競技人口87人

昨日付「建設計画見直しは当然(3)油断は禁物」からの続きです。

その後の報道によると 山梨県新射撃場の建設費は想定より4割増の26億円に膨らむことが判明しています。
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(略)
与党県議からも白紙撤回を求める声が上がる。計画見直しで規模が縮小されれば、県教委が地元に説明してきた国際大会の開催基準を満たさなくなる可能性もあり、どちらに転んでも不要論は高まりそうだ。
(略)
◆競技人口87人
県や県教委によると、射撃場の利用者であるクレー射撃の競技人口は87人(2008年度)。猟友会の銃猟会員も約2100人(09年度)で、10年間で千人近く減っている。全国では17都道府県(36・2%)が公立の射撃場を設けていないのが実情だ。
「県立射撃場建設を考える市民の会」の海老沢璋愿たまよし代表は「費用対効果を考えれば、巨額の建設費がかかる射撃場を新たに造る必要はない」と主張する。(略)
巨額投資、高まる不要論 新県立射撃場2010年03月14日(山梨日日)
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知事の「約束」をたてに建設整備の推進を主張する射撃団体会長(元県議)の意見は公金を使う以上は所詮は無理が生じてきましょう。

※当欄は翌日付次欄「建設計画見直しは当然(5)どちらが反道義か 」へと続きます。
posted by yutan at 01:02| 行政との癒着疑惑など

2010年03月18日

建設計画見直しは当然(3)油断は禁物

昨日付直前欄「建設計画見直しは当然(2)新山梨県立射撃場」からの続きです。

2010年3月2日の毎日新聞によると山梨県教育長は県議会にて1日、「事業の一時休止により遅れは避けられない」と答えた一方、「白紙撤回はしない」とも述べ、できる限り早い完成を目指す考えを明らかにしたそうです。
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(略)
県は閉鎖した韮崎市の県立射撃場の代替として、約16億円をかけて甲州市塩山上小田原の山林に新射撃場を建設する計画だったが、砂防工事などに予想外の費用が必要で、23億円まで膨らむ見通しとなった。このため横内正明知事は「コスト削減を再検討する」として、今年度当初予算への事業費計上を見送っていた。
新県立射撃場:甲州建設計画、11年度完成無理−−県教育長 /山梨
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山梨県は時が経てば財政コストの問題や鉛汚染等の環境被害等の問題が解決するとでも思っているのでしょうか?すでに県内5カ所に射撃場がある中、県試算の利用者見込みですら1日わずか25人という新射撃場を19億円もの公金で建設することになぜ固執するのでしょうか?癒着の構造や利害関係は同県の場合、本当にないのでしょうか?

※当欄は翌日付次欄「建設計画見直しは当然(4)競技人口87人」へと続きます。
posted by yutan at 00:04| 行政との癒着疑惑など

2010年03月17日

建設計画見直しは当然(2)新山梨県立射撃場

昨日(2010年3月16日)付「同タイトル」からの続きです。

今回の知事の翻意には様々な弊害を懸念する言論が寄与したものとも思われます。その一つ、日本ペンクラブ会員で甲州市在住の秋山紀勝氏による朝日新聞山梨県版への寄稿文(2009年10月24日同紙掲載)を御覧ください。
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 ■「射撃場」は中止か凍結を
県は甲州市塩山上小田原地区の市有地約18ヘクタールに、新県立射撃場の建設計画を進めています。すでに9月中旬から現地調査が始まり、来年1月に着工するとも言われています。
(略)
「拝啓 横内正明知事」
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結果的に建設計画の凍結を勝ち取ったのはまさに分別の勝利といったところでしょうか。不条理や理不尽に際しては声を上げていくことが大切であることの象徴とも思われます。むろん、過去はともあれ、結果的に翻意された知事も高く評価されて然るべきです。ただし、今後の成り行きも注視すべきであることは言うまでもありません。

※当欄は翌日付次欄「建設計画見直しは当然(3)油断は禁物」へと続きます。
posted by yutan at 00:03| 行政との癒着疑惑など

2010年03月16日

建設計画見直しは当然@新山梨県立射撃場

当欄のタイトル通りです!
2010年02月27日の朝日新聞山梨県版から引用しましょう。
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(※猟友会幹部の)自宅を訪ねてきた横内正明知事の口から、思いもよらぬ言葉が飛び出した。予算がかかるから、事業を見直させてほしい」
甲州市塩山上小田原地区に建設が予定されている新県立射撃場。1月下旬、県猟友会の幹部でもあるこの男性に対し、知事は射撃場の建設計画の見直しを淡々と説明し始めた。
決断のきっかけは、整備事業費が当初の見込みより約7億円も膨らむ見通しが明らかになったことだ。
横内知事を支えてきた男性でさえ、「何を今さらと、あぜんとした」と振り返る。
予算案の編成にあたり、県は結局、射撃場の関連費用の計上を当面見送ることに決めた。「この判断は私自身が下したものであるということは、もちろん間違いありません」。報道陣の前で、横内知事は強調した。
2011年度末とされていた開業予定は、これでずれこみそうな気配だ。(略)
横内県政あと1年〈下〉 (リンク切れ)
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建設計画見直しは当然でしょう。当面、山梨県知事は行政との癒着疑惑を払拭したものと言えましょう。
知事の翻意は財政面のみならず銃弾の鉛による環境汚染の問題等もあると思われます。それでも作らせたい勢力は諸問題をクリアーしたうえで全額自分たちの金で作ればいいのです。財政など様々なことを考慮して見直しを表明した知事を責めるというのはお門違いもはなはだしいのではないでしょうか。
posted by yutan at 00:59| 行政との癒着疑惑など

2010年03月15日

コウノトリの受難も

★2006年06月19日掲載

昨日付当ブログで言及した(※復刻では2010年03月14日復刻の直前2欄)、国産トキ等のみならず狩猟による乱獲の受難を被った鳥獣は数知れずですが、今日はコウノトリの教訓についてご紹介しましょう。
コウノトリ物語(第二話)を御参照。以下は引用抜粋です。
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しかし現在の日本では、残念ながらコウノトリの姿を見ることができません。明治時代の中ごろから急激にその数が減り、ついには野生のコウノトリは絶滅してしまったからです。
これは、明治時代の乱獲にその原因があると言われています。

それまで狩猟というのは高い身分の人のみが行うものでしたが、明治に入って身分制度がなくなると、その反動からあらゆる人々がむやみに鳥獣を狩るようになってしまったのです。明治41年になってようやくコウノトリは保護鳥として指定されました。しかしその時にはもう遅く、兵庫県北部の出石付近に100羽程度を残すだけとなってしまいました。
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しかし、その後も環境をないがしろにする開発等もあり、結局は1971年ごろから出石付近でもコウノトリの姿は見ることができなくなりました。
明治期の40年あまりにも及ぶ狩猟乱獲さえなければ・・・
乱獲されたコウノトリのためにもかかる史実は後世への強い戒めにするべきですね。

ちなみに同地域では絶滅した現在、鳥獣を愛し命の尊さを大切にする方々が官民をあげてコウノトリの野生復帰を目指し飼育化での繁殖が進められています。また、コウノトリ等のみならずそれらのエサとなる様々な生き物が生きていくための環境整備も行われています。
いつの日か自然にコウノトリが舞い降りるその日の到来を願ってやみません。
(参考)円山川にもどろう

★以下はいずれも未復刻です。

※9月04日後記
当欄は同日付「同(3)熊の胆横領は禁止すべし」と相互にリンクしています。
※2007年01月05日付後記
当欄は同日付「チョウセンオオカミの受難も」と相互にリンクしています。
posted by yutan at 00:02| 生態系への損傷等

2010年03月14日

トキ生息地付近で猟銃発砲@新潟&トキ絶滅の教訓(2)

直前欄にて復刻した「国産トキ絶滅の教訓」からの続きです。

★2009年07月20日掲載

6月16日付「隠れ蓑にも精査が必要(4)」(※未復刻)からの続きです。

希少種に対して実に配慮を欠いた無神経な「駆除」が平然と行われたことも発覚しています。行政の言い訳は以下の記事で御参照。
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(略)
銃声でトキが驚くことなどが心配されていたが、同所でトキを観察していた環境省のモニタリング(生態観察)チームに発砲音は聞こえなかったという。同市は「トキに影響はなかったと考えている」としている。
(略)
トキ生息地そばでカラス駆除 新潟日報2009年7月8日(※リンク切れ)
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たとえ発砲音が人間の耳に聞こえなかったことが事実としても、それで影響を不問とする姿勢はあまりに保身に窮しているのではないでしょうか。これも散漫な駆除行政と言えましょう。
むろん、全国が注目するトキ生息地の側で銃を発砲する連中の行動についてもたとえ行政からの許可(依頼)があったにせよ論外な蛮行と言えましょう。普通の感覚を持っているならそのような場所での発砲は当然、拒否するでありましょうに・・・
ともあれ、関係行政は今回のことを猛省のうえ構造的な問題として早急に改めなければなりません。

当欄は次欄「トキ絶滅の教訓(2)」へと続きます。

※上記「同(2)」欄は部分的な復刻しかできませんでした。復刻できた以下文で趣旨を読み取っていただければ幸いです。
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国産トキ絶滅の教訓

★2006年06月18日掲載

昨日(2006年6月17日)付(未復刻)当コラムの最後部
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それから、禁猟等を決定する各県の熊に関する諮問機関等から猟友会代表を外すべきことは言うまでもありません。オブザーバー参加ならともかく、彼らはいくら糊塗で取り繕うとも所詮は趣味猟の論理を吼えているにすぎません。あくまで生態系保持や共存を目標とする実質上の行政決定機関に同会代表や同関係者を正式メンバーに据え置くのは百害あって一利ありません。
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を国産トキの場合の教訓で補足しましょう。
拙過去コラム日本産トキがついに絶滅を御参照。

2009年7月20日後記 
「トキ生息地付近で猟銃発砲@新潟」
※次欄にて復刻。同年7月21日付「トキ絶滅の教訓(2)」も部分復刻ですが同欄後段にて御覧くださいませ。
posted by yutan at 00:03| 生態系への損傷等

2010年03月13日

2010年トキの受難

佐渡のトキ9羽死ぬ、1羽負傷 小動物が襲撃か 2010/03/10【共同通信】
大きいケージ網の目62カ所 トキ襲撃、侵入経路を調査2010/03/11【同】

別報道では縦9センチ、横12センチのL字形のすき間もあったそうです。

トキ:9羽の死 順化ケージの金網に62カ所のすき間2010/03/11【毎日】
これらの穴からテンが侵入した結果であるとすればこれはもはや自然現象での捕食淘汰などではありません。人災です。環境省の責任はあまりにも重大です。
加えて、佐渡にテンがたくさんいること自体も人為です。ウサギからの植林被害対策で半世紀も前に本土から移入された結果だそうです。
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(略)
ウサギはすっかり減ったが、今や2千匹にも増えたテンは怖いものなしだ▲ニッポニア・ニッポンという学名があるトキ。かつては羽を休める姿が日本中どこでも見られた。絶滅にまで追い込んでしまったのは、美しい羽毛を求め続けた人の欲。今回の「惨劇」もまた、詰まるところ人間のせいだったのか。
テン2010/03/12【中国】
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さて、トキはその昔、羽毛目当てに田畑を踏み荒らす害鳥を名目としてどんどん射殺されていました。今、クマも熊の胆目当てにトキと同様の歴史を繰り返す愚行が進行しているのではないでしょうか。人為人災は種まで滅ぼしてしまうのです。

次欄では国産トキの絶滅の過程について言及しましょう。
posted by yutan at 00:46| 生態系への損傷等