2019年08月22日

「7月19日発生の宮城県気仙沼市でのクマによる死亡事故について」

括り罠から脱出口付箱檻への移行促進を!(15)宮城県等の関連です。

気仙沼市関連のサイト内検索結果はこちら


この不幸な死亡事故について日本熊森協会の気仙沼市当局への聞き取り調査に基づいた見解が出ています。
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7月19日発生の宮城県気仙沼市でのクマによる死亡事故について
こちら2019-08-18 (日)_クマ保全 | くまもりNEWS | 宮城県
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※2019年8月22日後記
「7月19日発生の宮城県気仙沼市でのクマによる死亡事故について」
posted by yutan at 00:00| クマとの共生

2019年08月21日

門崎允昭博士の御見解

報道の中立性は?試料提供先の大学関係者によるコメント掲載に思うに続く札幌市でのクマ駆除関連です。

北海道野生動物研究所の門崎允昭博士の御見解をリンクしておきましょう。

<北海道熊研究会 会報> 第 91 号 2019 年 8 月 17 日 ※pdf
こちらで閲覧できます。
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ちなみに7月の江別市、札幌市厚別区、北広島市にまたがる道立自然公園野幌森林公園でのクマ出没事案
パニックは禁物、冷静な対処を!については
<北海道熊研究会 会報> 第 90 号 2019 年 8 月 15 日 ※同
こちら
<北海道熊研究会 会報> 第 89 号 2019 年 7月14 日 ※同
こちら
をそれぞれ御参照くださいませ。
posted by yutan at 00:00| クマ、安易な駆除・捜索等

2019年08月20日

また車内での違法装填発覚か@紀北町(三重県)

報道によると18日午後5時35分ごろ、三重県紀北町上里の路上(南東約450メートルには紀北町立上里小がある。)に駐車中の軽トラック内で、運転席にいた無職男性(63)=同県松阪市=が持っていた狩猟用のライフル銃が暴発し、助手席にいた娘の夫(39)=同市=の右膝下に当たり重傷を負われました。
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車内で猟銃暴発、親族けが サル駆除後、三重・紀北
(略)
尾鷲署によると、2人はサルの駆除を終えた後だった。
尾鷲署は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて、猟銃の扱いについて調べている。
男性が所属している三重県猟友会や同署によると、男性は猟友会の委託で午後5時半ごろから作業を始め、1匹を駆除した。娘の夫は猟友会に所属していないが、同行していた。猟銃は男性が車内に置こうとした際に暴発したという。

こちら2019年8月19日 13時59分 中日新聞
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当該の猟銃所持者の軽はずみな装填の放置により重傷を負われた娘婿の方の早期完治を願うところです。
車内や移動中は猟銃からは銃弾を抜いておかないといけないことは、欄末に一覧でリンクした当「暴発等々その他の猟銃不祥事カテゴリ」でも言及している通りであり、法令遵守のイロハでありましょう。

このニュースを知った当初は、もしかすると紀北町鳥獣被害対策実施隊の業務かとも察しましたが、紀北町当局によると同町の実施隊は町の正規職員のみで構成されていて駆除に従事することはないそうです。したがって有害鳥獣駆除は町が猟友会に包括委託していて、同会が会員に再委託する図式でいえば上記報道通りと言えましょう。
隊員ハンターを非常勤公務とする実施隊業務であれば当然、各隊員の公務意識は相対的に高まることも期待され、それはとりもなおさず今回のような違法の防止にもつながりましょう。
紀北町には今回の不祥事をきっかけに、助成目当てと思われるの形だけの実施隊ではなく、ハンターを主力隊員とする名実共の実施隊にするよう提起させていただきました。
実施隊は非常勤公務員につき部位役得はNG!(実施隊事案)アーカイブ

さて実施隊事案でなくても駆除現場に委託従事者証を持たないものを連れていくことは、禁止されているはずです。紀北町担当課もそれはお認めになっていて、違法装填問題等も含め従前から今回の猟銃所持者に限らず会員の行動として構造的に問題がなかったかどうかを猟友会幹部を庁舎に呼んだうえで問い質すとの言質はいただいたつもりです。

なお今回、駆除で得たサル個体は同町担当課によると、駆除個体の処理は全頭焼却あるいは埋設が原則を前提に通常は捕獲者に一任しているとのことですが、今回の個体については当然ながらまっすぐ町営焼却場で全頭処分が行われる見込みだそうです。
posted by yutan at 00:00| 暴発等々その他の猟銃不祥事

2019年08月19日

逃げグマ誘引は逆効果!廿日市市吉和地区(広島県)

報道によると15日午後9時10分ごろ、廿日市市吉和の民家のガラス戸をクマが破って台所に侵入し、1人暮らしの家人の方は家から逃げて、近所に避難したためケガはありませんでした。翌日、廿日市市の職員と警察が住宅を確認したところ、すでにクマの姿はなく、台所が荒らされていたといいます。
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廿日市吉和 住宅にクマ侵入 目撃女性が証言
(略)
「びっくりしました。小さいのだけど、ものすごく怖い顔をしたクマに思えたよ。」(目撃した女性)
廿日市市は、女性の住宅の近くと山の中にワナを仕掛けて、近くの住民にも注意を呼び掛けています。

8/16(金) 20:11配信 
こちら8/16(金) 20:11配信 (RCC中国放送) - Yahoo!ニュース

廿日市市吉和の民家に「クマ」 冷凍庫の中身散乱

廿日市市吉和支所の南西約1・3キロの山あいの住宅地。〇〇さんは「まさかクマが家に入ってくるとは。怖くて家でご飯も食べられない」と涙を浮かべていた。
市農林水産課によると、吉和地域では4月から7月までに20件のクマの目撃情報があり、昨年同期より17件多い。

こちら2019/8/16 中国新聞(抜粋)
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吉和地区は近年、廿日市市に合併されたいわゆる山村地域でクマの目撃は従前からよくあるところです。
報じられている女性の目撃談からもクマは子グマと思われます。おそらくは一時的に親グマから離れた好奇心出没でありましょう。台所の何らかの物質に嗅覚誘引されたと思われるにつけ、結果論で残念ですが、臭いが完全に封印されていて窓も頑丈だったら今回の事案はなかったのではないでしょうか。

加えて、壊された台所は山の側面に面した裏側にあったものと思われますが、官民ともどもこうした一人暮らしの世帯へのクマ対策は留意すべき教訓になることが要されましょう。

それにしても動画最後のあたりにも映っていますが、誘引捕獲檻の設置ですか。もちろん鉄製檻ではなくパンチングメタル製のクマ専用檻と思われますが、檻の形状に関係なく、新たな嗅覚誘引が懸念されるのではないでしょうか。
折と囮の好餌は密接不可分です。餌を置く以上は、7キロ先からも臭いをかぎ分けることが可能なクマの卓越した嗅覚能力を鑑みれば別クマを含めた無差別誘引になりかねません。
賢明なる廿日市市におかれましては誘引檻を早急に撤去し、代わりに生ゴミ、揮発油などの誘引物質の封印及び改善すべき窓の補修及び戸締りの奨励を敷衍することで、クマ個体の誘引を防止するとこそが肝要なのではないでしょうか。

奇しくも15日は上記の広島県事案と非常に類似した台所の出窓を破ってのクマ侵入事案が発生しています。
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花巻の民家にクマ 台所の煮物やみそ食い荒らす

15日午前0時半ごろ、花巻市鉛の女性(87)方に成獣とみられるクマ1頭が侵入した。1階台所の出窓から入ったとみられ、リンゴや煮物などをあさった跡があった。女性は隣人宅に逃げて無事だった。
(略)

こちら2019.08.16 岩手日報
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こちらは広島県事案と異なり成獣と報じられいますが、刺激誘引することはやはり同様に逆効果現象を起こしてしまう懸念はぬぐいきれません。
誘引捕獲檻の設置や銃猟者出動の有無については報じられていませんが、賢明なる花巻市当局におかれましては、くれぐれみも分別ある対処が要されることは言うまでもありません。
posted by yutan at 00:00| クマ誘引・刺激は逆効果

2019年08月18日

報道の中立性は?試料提供先の大学関係者によるコメント掲載に思う

「道外者」特定及び公表の怪@札幌市役所に続き札幌市による駆除事案です。

表題に関しては北海道新聞の当該記事の一部引用を再掲します。
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クマ射殺、札幌市に意見300件 大半は道外からの抗議
(略)
クマの生態に詳しい酪農学園大の〇〇〇〇教授(野生動物生態学)は「駆除したクマは市街地の農作物に執着しており、人命を守るために仕方なかった」としている。

こちら08/15 18:43 更新 北海道新聞
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札幌市役所から私は14日に駆除された個体はすぐに試料提供すべく酪農学園大学に搬入されたと同日にお聞きしています。
駆除グマ個体処理については伝聞や事後報告受理ではなく主体的な確認を!札幌市役所

報道に記されたコメントを発信された先生が、試料提供の当事者であるかどうかは道外の一読者に過ぎない私には定かではありませんが、その蓋然性は限りなく高いのではないでしょうか?札幌市へ確認するまでもないように思えてなりません。
かりそめにも当該コメントが駆除個体からの試料提供に関与された方によるものである場合は、いくら研究目的での供与とはいえ、一方に与したようなコメントの掲載は報道の中立性が問題になってこないでしょうか?

むろん札幌市当局がメディアに駆除後の個体の処理についての情報を説明したかどうかも気になるところです。

※2019年8月21日後記
門崎允昭博士の御見解
posted by yutan at 00:00| マスコミ刷り込み帳

2019年08月17日

映画「ひろしま」 1953年 ‧ ドラマ ‧ 1時間 44分

ETV特集「忘れられた“ひろしま”〜8万8千人が演じた“あの日”〜」
こちら2019年8月10日(土) 午後11時00分(60分) NHK

私も先ほど再放送をテレビ[Eテレ]で見終えたところです。

今後この画面や子リンク、孫リンクにリンク切れの発生が確認できれば追記等することにしましょう。

この映画「ひろしま」についての情報は
こちらWikipedia
画像検索結果
posted by yutan at 02:05| 戦争、原爆、平和

「道外者」特定及び公表の怪@札幌市役所

駆除グマ個体処理については伝聞や事後報告受理ではなく主体的な確認を!札幌市役所(※前々欄)に続く札幌市でのクマ駆除関連です。

本題に入る前に日本熊森協会の見解をリンクしておきましょう。
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札幌南区の住宅地に出没を繰り返していたヒグマの射殺に思う ヒグマに街・人間恐怖体験が必要
こちら2019-08-15 (木)北海道 | 熊森の見解
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さて駆除後の地元テレビ局の報道によると札幌市南区の住宅街に出没していたクマが14日に駆除されたことに対し、市におよそ200件の苦情が寄せられたそうです。
また地元新聞社の後追い報道によると14日と翌日で計300件の賛否の意見が寄せらたといいます。
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クマ駆除で札幌市に苦情約200件「山に返せなかったか」「施設に入れられなかったか」などの声 
(略)
「駆除はやむを得なかった」とする市に対し、「クマを駆除せず山に返せなかったのか」「捕獲して施設に入れられなかったのか」などの苦情が寄せられています。14日だけで、およそ200件に上り、道外からの苦情も多いということです。
市の担当者は「苦情に対してきちんと説明していきたい」と話しています。

こちら最終更新:8/15(木) 16:51(HBCニュース) - Yahoo!ニュース

クマ射殺、札幌市に意見300件 大半は道外からの抗議
(略)
ハンターは14日早朝、クマを射殺。市には同日に244件、15日午後4時までに50件の意見が寄せられた。ほとんどが首都圏や関西など道外からで、「麻酔で眠らせて森に帰して」「捕まえて動物園に移して」などの抗議だった。
一方、クマ出没で危険にさらされた南区の住民からは「安心した」「もっと早く対応してほしかった」といった声があった。
クマの生態に詳しい酪農学園大の〇〇〇〇教授(野生動物生態学)は「駆除したクマは市街地の農作物に執着しており、人命を守るために仕方なかった」としている。

こちら08/15 18:43 更新 北海道新聞
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すべての意見具申者がそれぞれの居住地を明言してのものであるかは疑問が残るところです。また通常、市役所で発信者電話番号が表示される機器を使用している蓋然性は少ないうえに、携帯電話主流の昨今、たとえ番号が通知されていてもそれで発信者の居住地を知ることは困難と思われます。

市はいったいいかなる根拠で発信者居住地を掌握したのでしょうか。まさか、方言やなまりで居住地を特定し、あまつさえ根拠が脆弱なそれらの結果をメディアに公表したのでしょうか。例えば道内にも関西など西日本訛りの言葉で発生する方々がいたとしてもまったく不思議なことではありません。
電子メールにせよ特段、住所欄が必須事項になっているわけではありません。

そもそも意見は道内からのものであれ道外からのものであれ平等に受理しなければなりません。
事案そのものが北海道内での出来事なので、本州以南のいわばよそ者が意見することを快く思わない方々の感情的反応を取り付けることで自らの判断を正当化することなど公務の接遇からもあっていいはずもありませんが、結果として反対意見に刷り込みを与えてしまった結果になったと思われるにつき、根拠脆弱で不要な情報をメディアに流したことへの検証を市当局は反省とともに行わなければなりますまい。

それにしても札幌市に寄せられた意見や問い合わせの中には、駆除の是非ではなく、冒頭にリンクした前々欄にて示したような捕殺後のクマ個体の処理に関した事項もあったはずです。その中で市当局が確認を怠ったりしていることが判明したりすれば、批判的言明は生じるのですが、残滓処理が駆除ありきである以上は市はそれらも、道外者による駆除反対論として十把一絡げにメディアに刷り込んだのでしょうか。
いずれにせよ不可解な「道外者」特定及び公表はそんなとこr9おにも疑念の余地が象徴的にお生じてきます。

ちなみに前々欄関連では、一昨日札幌市は電話に出た職員から「担当者から電話させる」と伺っていますが、同日も昨日はついに電話はありませんでした。地元テレビ局に言われたという「苦情に対してきちんと説明していきたい」が空文句にならないことを望むところです。

地元紙の最後の学術研究者による駆除肯定報道についてはカテゴリを変えて後日、欄を改めましょう。

いつのまにか論点が・・・秋田県庁ソース記事
「県外者」特定及び公表の怪@高山市(岐阜県)

※2019年8月18日後記
報道の中立性は?試料提供先の大学関係者によるコメント掲載に思う

2019年08月16日

子グマは生きていけるのか?遠隔地放獣

報道によると12日午後3時半ごろ、山口県下松市内の住宅にクマが入ってきた事にこの家に住む70代の女性が気付き、警察と猟友会のメンバーが駆けつけて家から追い出し、いったん網で捕獲し近くの山に放獣しましたが、その後の再捕獲及び遠隔地放獣には表題に記した懸念が残るのではないでしょうか。
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子グマ捕獲の瞬間 山口・下松市
(略)
体長30〜50センチ程の子グマだったため、近くに放しました。しかし、その後も近くをうろついていたことから改めて捕獲し遠くの山に放したということです。

こちら最終更新:8/12(月) 19:52 山口朝日放送

住宅の和室に子グマが侵入 山に放されるも...
(略)
子グマはおよそ2時間後、地元の猟友会に捕獲され、近くの山に放された。
下松猟友会・〇〇〇会長は、「居間の物置みたいなところに入って、じっとかがんでいた。(子グマ)生後4〜5カ月程度、乳離れに一生懸命だと思う」と話した。
子グマはその後、再び姿を現し、市の職員がもう一度山に放したという。

こちら2019年8月13日 火曜 午前0:22 FNN.jpプライムオンライン
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まずは下松市及び猟友会へは二度に及ぶ放獣作業にはご苦労様と申し上げたいところです。
ただし母グマとは二度と遭遇できないかもしれない子グマの運命が大変気になるところです。

子グマの乳離れへの試行が生後4〜5カ月程度の時点で行われるというのはいかがなものでしょうか。
クマは冬籠り中に出産し、丸2年親子が一緒に生活し、3回目の冬眠明けの4〜5月頃になって初めて親子が分かれるというのが一般的な見解なのではないでしょうか?
むろん個体差こそありえましょうが、それにしても生後半年未満での子離れ現象は考えにくいことです。専門家(北海道野生生物研究所)の見解も紹介しておきましょう。なおヒグマもツキノワグマも生態は同じものと思われます。
こちら※11、12、を御参照

親と別れた子グマは、単独で生きていくため領域を求めて山中を歩き回るといい、中にはその過程で好奇心なども手伝い人里に出没してしまうとも言われていますが、今回2度捕獲・放獣された生後4〜5カ月程度の幼獣が母グマから自立して単独で山中徘徊できるものとは到底思われません。
報道の両動画で分かるようこの幼獣が出没した地域はかなりの山あいです。しかし、今回のことがあるまで恒常的に人家等への侵入が発生しているわけでもありますまい。
もとより当該幼獣が人を襲う事などもありえないことだと思うにつけても、再度の放獣も遠隔地域ではなく一回目と同様に近隣山域へ向けて行うべきでした。たちえそれで戻ってきたとしても粘り強く、母グマを遭遇できうる領域に放獣すべきでした。必死に子グマを探しているであろう堂々巡りになるとは考えにくいところです。
そして幼獣の遠隔地放獣は、なんとか見つけ出そうとする母グマに人里出没を促進させてしまう可能性も懸念されるところです。
上述のことから、人に被害を与えることが考えにくい幼獣は捕獲しないことがベストなのですが、捕獲した場合は放獣地は捕獲地点から離れていない山域に限るべきではないでしょうか。

定見「落ち着いた行動でクマは立ち去る」
当然ながら子グマを山に返す@青森市★追記あり
錯誤捕獲なら母グマも子グマも同地点にて放獣すべき
posted by yutan at 00:00| クマとの共生

2019年08月15日

駆除グマ個体処理については伝聞や事後報告受理ではなく主体的な確認を!札幌市役所

前欄続きです。

その後の報道によると、結局、札幌市や道警はクマは14日午前6時すぎ、猟友会のメンバーが、13日にクマが目撃された高校からおよそ1キロほど離れた山林で、クマ1頭を猟友会のメンバーが見つけて発砲し、死んだことを確認したといいます・
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住宅街に連日出没のクマ駆除 札幌 南区

駆除されたクマは体長1メートル40センチ、体重が128キロの推定8歳のメスで、市によりますと専門家が外見などから連日、住宅街に出没していたクマだと判断したということです。
警察と市は駆除されたことで、危険性がなくなったとして警戒態勢を解除しました。
こちら2019年8月14日 8時01分 NHKニュース (抜粋)
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表題に記した事は既に
クマ部位役得についての二重構造@札幌市にて私は認識していますが、念のために昨日。市当局に確認の問い合わせをしてみました。以下は今回確認が取れたかいつまんだ内容です。
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駆除は市のハンター各位への要請であり農協要請ではない。したがってハンターによるクマ部位役得はなく、死骸は昨日中に隣市に所在する酪農学園大学に札幌市市職員が搬入した。
同大学関係者が研究に活用すべく胃の内容物などの部位を摘出する。また決まりになっている北海道立総合研究機構への試料提供分についても併せて摘出する運びとなっている。

試料摘出後の処理は同大学から産廃業者等により全頭引き渡され同業者によりしかるべき埋設もしくは焼却処分となる見込み。
ただし札幌市職員は同大学へ個体搬入をした時点で帰庁している。しかし、ハンターなど第三者によるクマ部位役得はありえないものと考える。
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確かに役得なきこと市職員自らが確認しないまでも、状況的に役得の可能性はほとんどなく、例えば道内でも
島牧村のクマ肉私物化疑惑の事例こちら
などのようなあからさまなものは今回の駆除事例からはないように思われます。そのあたりは札幌市の官庁民度の高さがうかがい知れましょう。
ただし、同市への全国からの問い合わせの中には駆除で得たクマ肉や熊の胆などのクマ部位を捕殺関係者が私物化しそれを市が黙認しているのではないかとの疑念の声も寄せられているものと電話対応してくださった主管課職員から直接聞き及んでおります。
無論、札幌市におかれてはそうした誤解に対しては正しい情報を説明することは、畢竟、市、猟友会、第三者(大学、産廃業者等)、そして質問者それぞれのためになることと思われます。
その際、市が直接確認したのではなく大学関係者からの市への伝聞や事後報告受理でもって「役得はなかった」とするのではやはり説得性が乏しいものと言わざるをえません。

そうしたことから札幌市へは昨日の問い合わせで知り得たことを前提に、札幌市役所による説明責任の利便や今後のことからも伝聞で報告を取るだけでなく正規職員を解体施設のある場所に派遣し、クマの処理のありようを最後まで確認するよう同市に提案申し上げた次第です。

※2019年8月17日後記
「道外者」特定及び公表の怪@札幌市役所
※2019年8月18日後記
報道の中立性は?試料提供先の大学関係者によるコメント掲載に思う

2019年08月14日

札幌市の駆除決定は防除、追い払いの観点が欠落@読者の方

前欄続きです。

読者の方より札幌市役所および北海道庁に意見書を送付したとの内容のお便りをいただきました。
以下に転載いたします。(転載許可はいただいております。この場にてもお礼を申し上げます)
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★札幌市南区の件(1)
日付 2019年08月13日 午後 12:35
(略)
札幌市はどうしても駆除したいようです。
私も札幌市に抗議文と質問状を送りましたが、案の定、読む気はないようです。
(略)
以下が札幌市に送った文書です。

報道によれば8月7、8日に札幌市南区藤野の住宅街にヒグマが出没したとされている。札幌市はこのクマを駆除する方針であるとしている。
しかし映像を見る限り、パトカーが照明を当てただけで追い払いは実質行っていない。また、防除を何ら行っていない。このHPにも家庭菜園に電気柵を設置するようにと市は指導されているが守られていない。
駆除の前に行うべきことを行わず、駆除する方針とはどういうことであろうか?

札幌市に限らず北海道全域においてのヒグマへの対応に疑問がある。
防除、追い払いが欠落していることはヒグマ管理計画の趣旨に反している。自分達で計画をたてて自分達でルールをやぶっている。計画は単なる建前と考えているのであろうか。
また、北海道は包括許可でヒグマ駆除を認めているが、この結果、市町村が恣意的、任意で駆除できるというシステムになっている。これは明白な脱法行為である。捕獲権限はあくまで北海道庁にあるのではないか。
また、駆除したヒグマの肉の流通を認めていることは、駆除は猟師の利権になっているものと考えられる。

日本は法治国家であり、法律に従った行動をしていただきたい。このヒグマは何ら人身に害を与えていない。

★札幌市南区の件(2)
日付 2019年08月13日 午後 3:59

〇〇様
今回は札幌市のみならず。少し文章を変更して北海道庁にも送付しました。
(略)
本来、家庭菜園のコーンは全て撤去、栗、柿の木は全て伐採するべきものと思われます。
何ら指導していないのでしょう。
北海道ではヒグマの肉の缶詰を販売したり、ペットフード業者にヒグマ肉を卸したり、爪をお守りで販売とやりたい放題です。

以下のとおりです。
(札幌市)
前回のメールのとおりです。

(北海道庁)
報道によれば8月7、8日に札幌市南区藤野の住宅街にヒグマが出没したとされている。札幌市はこのクマを駆除する方針であるとしている。
しかし映像を見る限り、パトカーが照明を当てただけで追い払いは実質行っていない。また、防除を何ら行っていない。札幌市のHPにも家庭菜園に電気柵を設置するようにと市は指導されているが守られていない。
駆除の前に行うべきことを行わず、駆除する方針とはどういうことであろうか?

札幌市に限らず北海道全域においてのヒグマへの対応に疑問がある。
防除、追い払いが欠落していることはヒグマ管理計画の趣旨に反している。北海道では、自分達で計画をたてて自分達でルールをやぶっている。計画は単なる建前と考えているのであろうか。

また、北海道は包括許可で市町村にほぼ自由なヒグマ駆除を認めている。この結果、市町村が恣意的、任意で駆除できるというシステムになっている。さらに市町村は自分達に許可権限があるかのようにふるまっている。これは明白な脱法行為である。捕獲権限はあくまで北海道庁にあるのではないか。
また、駆除したヒグマの肉の流通を認めていることは、駆除は猟師の利権になっているものと考えられる。

日本は法治国家であり、法律に従った行動をしていただきたい。このヒグマは何ら人身に害を与えていない。

※脚線部は転載者によるもの。市役所への意見書にはなかった部分です。
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市役所、道庁への御意見具申に敬意を表したいところです。

私も意見具申者の方とほぼ同感です。
北海道では本州各県と異なり、狩猟ではなく公務委託の色彩の強い駆除から得たクマ部位の自家消費のみならず商取引まで認められているという驚くべき実態がありあます。
さすがに隊員ハンターを道内市町村の非常勤職員とする鳥獣被害対策実施隊では公務上の役得として厳禁の建前もあるようですが、札幌市のように実施隊自体を設置しないとか、某自治体のように実施隊のハンター隊員がクマ部位を私物化している現状すら伺われる事案もあったようです。

いずれにせよ今回の駆除決定は前欄等で指摘させていただいた観点のみならず、上記意見書の観点からも勇気ある中止を札幌市及び道庁は選択すべきものと考えます。

※2019年8月15日後記
駆除グマ個体処理については伝聞や事後報告受理ではなく主体的な確認を!札幌市役所
posted by yutan at 00:00| クマ、安易な駆除・捜索等