2016年08月30日

猟銃器補助は疑問!山形県

日本最大の指定暴力団が二つに分裂したことに発する各地での抗争事件激化に言及した銃器評論家の方のコメントをも載せた報道です。
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“標的”を撮影し逮捕 今どき暴力団抗争「暗殺のセオリー」
(略)
殺害方法はどうか。
(略)
実は猟銃の許可があれば、ゴルゴ13が愛用するアーマライト銃も合法的に個人輸入できる。スコープを使えば200〜300メートルの場所から500円玉を撃ち抜くことも可能です」(銃器犯罪評論家の津田哲也氏)

警察の締め付けが厳しくなるほど、使う銃器も様変わりするわけだ。

こちら2016年8月20日 10時26分ライブドアニュース※同日同時刻 日刊ゲンダイDIGITALより
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むろん、わが国の公安民度を鑑みれば暴力団関係者に猟銃所持許可が下ることはないと思われます。しかし、銃器の第三者保管義務がなく多くの場合、所持者に保管が一任されている現状を鑑みれば所持者から様々な形で結果的に暴力団関係者にいつしか銃器が流れることは全面否定はできますまい。

そのような中、山形県は3年前から銃器の購入まで補助している現状があります。
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目撃485件過去最多 農作物の被害警戒 県対策会議 /山形
(略)
県は、新たに銃の免許を取得し、地元の猟友会に入った人を対象に、銃の購入補助(上限3分の1、最大5万円)を13年度から導入している。例年30人程度の申請があるという。

こちら毎日新聞2016年8月27日 地方版
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鶴岡市の例を同市HP画面(pdf)から挙げておきましょう。
こちら
補助対象経費一覧を見ると様々な対象に補助が行き届いていることがわかりますが、猟銃はあくまで武器製造法の対象範疇であることを忘却した安易極まりない机上からの公的補助と思わざるをえません。まして上述した保管体制の不備からの不法流出が否定しきれない現状があります。
以上のことから危機管理を鑑みると山形県の銃器補助へは暗澹たる気持ちにならざるをえません。

補助はあくまで県が主管する鳥獣保護法(狩猟法)管轄の罠などに限るべきであり、あろうことか公安(警察)が主管する銃刀法や火薬類取締法、武器製造法の範疇たる銃器関係への補助としうのは即刻廃止すべきです。
またこのような事象が平然と生じている山形県の構造や温床も気になるところではあります。

自粛要請県が趣味猟推進ですか

2016年08月29日

錯誤捕獲脱出クマの駆除捜索の怪(2)桑折町(福島)

錯誤捕獲脱出クマの駆除捜索の怪@桑折町(福島)の後段「★追記」部からの続報です。

その後の報道によるとやはり懸念したとおり筋違いな誘引箱檻設置が行われました。檻の形状からして脱出や放獣の余地もない捕殺を前提にしたものと思われます。
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クマ用おりを設置 福島県桑折、逃げ出したクマの捕獲目指す
(略)
桑折町松原で26日にイノシシ用のわなから逃げ出したクマに男性2人が襲われた件で、町は27日、現場周辺にクマ用のおりを設置した。設備を充実させ、クマ捕獲を目指す。
町や有害鳥獣駆除実施隊は27日も警戒活動に当たった。町によると、クマの目撃情報はなかった。
(略)

こちら※2016年08月28日 08時26分 福島民友
画像検索結果※同
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必死で捜索して出てこないクマをハチミツ等の好餌を入れた檻で誘引することは別グマ誘引を含め逆効果の可能性しかもたらさないのではないでしょうか。行政になじまない逆恨みや復讐的要素の口実は、再出没の可能性ですがそれを人為でおこなう愚かさに当局は気づくべきでありましょう。
そもそもは錯誤捕獲にして放獣事案であることも忘れてはなりません。
遭遇現場付近に嗅覚誘引物があったかどうかについても気になるところです。

クマをいったん錯誤捕獲した括り罠についてはその直径が20センチもあったことについての遵法性の有無についてはまた欄を改めることにしましょう。

福島県で架設されていた直径20センチ括り罠の怪@岡山県と比較
posted by yutan at 00:00| 錯誤捕獲を防止せよ!

2016年08月28日

福島県で架設されていた直径20センチ括り罠の怪@岡山県と比較

前欄及び18日付なぜ「くくり罠」?岡山県の続報です。

18日、疑問点を岡山県当局に箇条にて送付したところ翌19日日に御回答をいただきました。同県にはこの場にてお礼をもうしあげます。
表題に関して結論から言えば岡山県では直径12センチ以内規制緩和後でも15センチです、それを思えば前欄の福島県での錯誤捕獲で架設されていた括り罠の直径20センチというのが異常な数字であることが如実に浮き彫りになっていましょう。

以下は同県との質疑です。
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posted by yutan at 00:00| 錯誤捕獲を防止せよ!

2016年08月27日

錯誤捕獲脱出クマを捜索する怪@桑折町(福島)★追記あり

報道によると26日、午前7時半ごろ福島県桑折町松原の山林にある畑でイノシシを捕獲するワナにクマが錯誤捕獲されている通報を受けた、同町役場は職員(23)と猟友会員(69)2名が駆除に行きましたが、現場にクマの姿はなく、付近を探していたところ、突然林から現れたクマに襲われ頭や顔をひっかかれるけがをして福島市内の病院に運ばれたそうです。
幸い両名の命に別状はなかったそうですが、逃げクマを刺激するのではなくそっとしておくのが分別ではなかったでしょうか。
山中で逆襲される自業自得性に加えて、たとえ捕獲したとしても放獣が定められている錯誤捕獲事案にもかかわらず逃げグマを捜索する行為は同捕獲事案への当局の瑕疵が露見した事案といえましょう。
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クマの駆除に行った男性2人 襲われてけが 福島
(略)
町の23歳の男性職員と猟友会の69歳の男性が駆除に行くと、現場にクマの姿はなく、付近を探していたところ、突然林から現れたクマに襲われたということです。
(略)

こちら8月26日 12時34分 NHK
ワナから逃げたクマに襲われ2人けが…福島
(略)
福島北署の発表などによると、同日朝、住民から町に「畑に設置したイノシシ用のワナにクマがかかっている」との情報が寄せられ、2人が現場に向かったが、クマはワナから逃げた後だった。2人が付近を捜索すると、クマが突然現れ、襲いかかってきたという。

こちら 2016年08月26日 13時48分 読売
桑折町 ワナにかかった熊が逃げ2人軽傷(福島県)
(略)
、体長1メートルほどの熊がかかっていた。
連絡を受けた桑折町職員の男性と猟友会の男性が駆除に向かったところ、熊はワナから逃げて2人を襲い、そのまま山の中に逃げたという。2人は、顔をひっかかれるなどして軽いケガをした。
(略)

こちら[ 8/26 12:17 福島中央テレビ]
画像検索結果
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負傷された両名の早期の完治を願っています。
それにしてもこの事故を取り上げた各メディアは、箱檻だったのか括り罠だったのか罠の属性を報じるべきでした。上記にリンクした記事以外も含めざっと見たところそれを報じている社は現時点では見当たりません。
箱檻の場合は国が要請する錯誤捕獲防止に備えた脱出穴が上部に取り付けてあったのかどうかの疑念も生じてきましょう。
括り罠から脱出口付箱檻への移行促進を!(2)
どちらの罠だ?報道は明確に!
混獲罠は鉄格子檻?括り罠?

畢竟、箱罠と括り罠のいずれであっても錯誤捕獲から逃げ出したさほど大きくもない個体をさらに捜索するとは桑折町の了見が疑われてきましょう。
どさくさに紛れたような今後の逆恨み捜索の有無や捕殺の場合の部位役得の有無も気になるところです。

猟友会員をクマが逆襲@長野

★本日追記 20:05頃
その後の報道によると罠は幅広い直径の括りワナであったようです。
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「わなから逃げた」、クマに襲われ2人重傷 福島県桑折で捜索中
(略)
猟友会の男性が現場に駆け付けた時にはクマはわなに掛かったままだったが、捕獲に立ち会う役場職員が到着した時にはいなかった。
捜索で2人が山に入った直後、茂みから突然現れた体長約1メートルのクマに襲われた。猟友会の男性が猟銃で2発を放ったが、命中せず、クマは山に向かっていったという。
わなはワイヤ製で、直径約20センチ。クマに襲われる現場を目撃した男性(70)は「クマは一度わなに掛かったせいか、興奮した様子だった」と話した。

こちら2016年08月27日 08時34分 福島民友
画像検索結果
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くくり罠の直径に関しては福島県でははたして基準値(12センチ)をはるかに超えた20センチのものは架設が許可されているのでしょうか?いずれにせよ逃げグマ捜索さえしなければ起きなかった遭遇と思われます。
本来なら放獣しなければならない事案にもかかわらず捜索したことに後付ではない妥当性があったのかどうかについてはさらなる検証が求められましょう。
町当局はたとえ事故前の職員派遣が錯誤捕獲の確認を目的としたものであったにせよ、かりそめにもかくなる事態になったことを事由に現場付近に囮の餌を入れた誘引箱罠を仕掛けることがあるのであれば、それは明確に筋違い誘引です。むろん、脱出や放獣を視野にいれた檻ではありますまい。そもそも、今回の出没の原因として考えられるものに付近に生ゴミ等何らかの嗅覚誘引物の存在はなかったでしょうか?
いずれにせよ逃げグマのみならず山に生息するクマにこれ以上の人為刺激を与えて無差別出没を促す愚をおかさないことを望むばかりです。

※2016年8月28日後記
福島県で架設されていた直径20センチ括り罠の怪@岡山県と比較
※2016年8月29日後記
錯誤捕獲脱出クマの駆除捜索の怪(2)桑折町(福島)

2016年08月26日

クマ出没防止は誘引刺激ではなく餌や臭いの封印で!

道によると24日午前5時20分ごろ、秋田県大館市花岡町の民家敷地にクマがいるのを住人の60代女性が窓越しに見つけ窓を開けて「こらっ」と叫ぶと、クマは南側の山林へ立ち去ったという事案が発生したそうです。
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民家敷地にクマ、大館市 県内、出没相次ぐ
こちら
※秋田魁 2016年8月25日 8時9分 掲載
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くれぐれも無差別にクマを誘引しるような狩猟者による捜索はこの家や近隣の安全のためにも行ってはなりません。そのうえで市当局は午前5時20分頃という早朝にクマが出没した原因を検証したうえで、嗅覚誘引等を防止する手立てを認識・啓発しなければなりますまい。

加えて各県とも収穫せず放置されたままになっているカキやクリなどの果樹木を管理することも効果の期待できうる重要な防止策のひとつでありましょう。
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放置された果樹木の管理徹底を 「クマ」被害防止へ専門官提案
(略)
溝口さんは、カキやクリ目当てにクマが人里に出没しないよう、放置された果樹木を伐採したり、クマが樹木に登れないようトタン板を巻くなどの対策を挙げた。
さらに近年は畜舎に侵入して家畜用の餌を食べたり、ニワトリ小屋を襲うケースがあることから、畜舎の周りに電気柵を設置する対策も必要とした。
(略)

こちら※福島民友2016年08月25日 08時23分
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むろんこれらの対策は該当する地域の住民に任せるのではなく人員派遣、設備補助等などについては行政の当事者的関与も不可欠でありましょう。
ともあれ餌や臭いの封印こそが出没防止の決め業であることは道理の上からも明白。逆効果が懸念される捜索の名を借りた機に乗じたようなクマ猟よろしくの誘引刺激ではなく、住み分けを基本とする「出没させない」方策を採ることが肝要ではないでしょうか。

獣招く要因チェック(2)「まずは餌をなくす」等 
posted by yutan at 00:00| クマとの共生

2016年08月25日

県庁とメディア記者の暴走@長野

長野県関連を続けます。

猟友会関係者が狩猟に関してどのような主観を持ちそれを自らの発信と責任のうえで喧伝するのは御自由ですが、本来は狩猟を管理監督すべき立場の行政職にあるものが、あろうことか一方の側の見解にすぎない狩猟者側の理屈を振りかざし、公費で構築された公的な立場を背景にいかにも客観論として発信されるのはいかがなものでしょうか。
過日も同県ではそのように受け取らざるをえない行政やメディアの動きがありました。
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産経長野支局若手がハンター養成学校入校 鳥獣被害や料理ブーム背景に若手や女性もゾクゾク
(略)
「狩猟は古来より人間の生活を支えてきた。野生鳥獣と仲良くするのではなく、緊張感あるすみ分けが必要だ」
初回の座学で講師の県鳥獣対策・ジビエ振興室担当者がそう説いた。
(略)

こちら BIGLOBEニュース 産経新聞8月21日(日)12時8分より
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その発言は丸投げの証左を凝縮していましょう。
これではたとえ同県が開設した「ハンター(狩猟者)養成学校」を是とするにしても、公的存在たる同校における公正中立さは到底期待できそうにもありません。たとえば狩猟趣味にとって都合の悪い一連の事象をありのままに入校者に教示し且つ問題意識の推奨などできるのでしょうか。従来の狩猟者が怠ってきたと思われることをそのままにしておく可能性は強いと見るのが自然ではないでしょうか?
問題点も説明するのか?狩猟推奨フォーラム

また産経新聞は記者自らが入校して「野生鳥獣を追いかけていく。」そうですが、それで報道の客観・中立性が保てるのかどうかは甚だ疑問です。取材メインならあくまでオブザーバーとして参加すべきです。
取材よりも個人的に狩猟にのめりこむのがメインなら産経支局は公正報道を期するべく当該事案の報道人員を交代すべきでありましょう。
メディア関連では是非の議論のあるイベントについては社としての後援でさえ様々な問題点が発生しています。
メディアの狩猟推奨ファーラム後援・報道 
あまつさえ、記事の直接の書き手たる記者が、正式入校者としてどっぷりつかってしまえばいきおい記事も着色だらけになる懸念も大いにありえるのではないでしょうか。

もしあくまで取材目的入校というのであれば、募集人員の余剰の有無にかかわらず当局は目的相違を事由に入校を拒否し取材のためのオブザーバー参加に切り替えるよう産経支局に要望するのが筋でありましょう。
目的の相違は重視すべきです。例えば同じ狩猟関連でも警察は、実銃所持目的ではない取材対象としての講習会への記者の正式参加は認めていないはずです。

行政と狩猟団体そして一部メディアのなあなあの関係は上述した各観点等からも確かに散見できうるのではないでしょうか。

「狩りガール」の出所と環境省・メディア
再就職(天下り)長野県(2)

2016年08月24日

猟友会による捜索は本末転倒@大芝高原(長野)

報道によると21日、午前9時40分ごろ長野県南箕輪村の大芝高原セラピーロードの赤松小屋付近で子グマ一頭の目撃通報を受け、猟友会等による捜索が行われたそうです。
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大芝高原で小熊の目撃
(略)
午前9時40分に「小熊一頭を目撃した」との通報を受け、警察や役場職員、猟友会が捜索しましたが、発見されませんでした。伊那署では、近隣住民や公園利用者に注意を呼び掛けています。

こちら※伊那谷ねっと 放送日:2016年8月21日
画像検索結果※同
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表題通りです。高原にクマが出没することはままあることではないでしょうか。しかも子グマ一頭です。必死になって捜索して捕獲すべき事案でもありますまい。猟友会を排除したうえでこのまま適度な注意喚起等の非捜索を軸に対応すべきと考えます。

もし観光客の安全のための予察捜索というのであれば理不尽このうえありません。例えば登山者のために山に生息するクマを捜索するに等しい、こじつけ猟といえないでしょうか?たまさかの子グマの高原出没をに乗じた捜索との論難は避けられないと思います。
人間の側が高原を観光ルートに定めたのであるならば、管理・運営側も利用者側もあくまで自己責任のもと展開されなければなりません。山にクマがいるのは至極当然のことにつき高原への偶発出没に対しては適度な注意・防備喚起等にて対応されて然るべきです。また例えば夜間でも何らかの音声が鳴る装置を随所に設置するなど管理者側にできうる整備もあるはずです。
いずれにせよ筋違いにも猟友会に捜索させるとは本末転倒も甚だしいとはこのことではないでしょうか。
かりそめにも別グマ誘引さえの可能性すらも否めないかかる子グマ捜索がこの期に及んでも続いているのでああれば、道理に合わない捜索は即刻中止する分別を南箕輪村当局や長野県同には強く望みたいところです。

逃げグマを追うな@猟友会「警戒」への懸念(2)

※次欄も長野県関連を予定しております。
posted by yutan at 00:00| クマ、安易な駆除等

2016年08月23日

逆効果の可能性もある誘引・刺激はNG!上越市等

報道によると21日午前6時頃、「第91回謙信公祭」が行われている新潟県上越市の日山神社から北東に約400mの地点でクマの目撃情報があったそうですが、通報を受けて現場へと駆けつけた同市境保全課職員2人が周辺を捜索したが、クマはすでに逃げ出していて付近でクマの姿が確認されなかったことから、謙信公祭は予定通り実施されたそうです。

春日山地区でクマ出現 謙信公祭は予定通り実施
こちら※2016年8月21日 (日) 13:22 上越タウンジャーナル
画像検索結果※同

画像や記事中地図を見る限りにおいては現場はクマが出没することもままある山間部区域と思われますが、実際はどうなのでしょうか。

上越市の意向として「会場付近でのクマの目撃情報があり次第、速やかに対応していく」との見解も報じられていますが、事実とすれば逃げグマをいたずらに誘引・刺激することの逆効果性や無差別性を認識することが肝要です。捕獲・捕殺の「いけいけどんどん」が決して住民の安全や食害防止等のためにならないことは同様の古色蒼然たる対策を行う自治体での人里出没の頻度を鑑みても言わば現象証左にはなりえるのではないでしょうか。
同市におかれてはクマ猟よろしくの逃げグマ誘引捜索ではなく出没要因を検証のうえ嗅覚誘引など人為要因を封じることこそ肝要と思われます。

むろん、食害被害事案の場合も同様と考えます。

クマが畑のトウモロコシ食べる 会津若松、女性が通報
こちら※2016年08月22日 08時17分 福島民有ニュース

実際の食害等の被害があればあるほど再発防止のためにもわざわざ逃げグマや無関係グマをおびき出すことはありません。
posted by yutan at 00:00| クマ誘引・刺激は逆効果

2016年08月22日

くれぐれも「花子」虐待の轍を踏ませるな@群馬サファリ事故

戦後の生き証象に安らかな余生を!(2)花子死すの関連です。

「花子」がかつて人身事故を起こしたことはよく知られていますが、16日に群馬県富岡市の群馬サファリパーク(※ Wikipedia)ではツキノワグマが軽自動車で園内を巡回していた女性従業員を襲い死亡させるという痛ましい事故が発生しています。上記 Wikipediaでは産経記事をソースに(自動車の窓は開いており鉄製のパイプ格子1本が壊れていた)とも記されています。
また同じくWiki画面によると今回の死亡事故は3回目で90年と97年にもそれぞれ従業員及び観客がゾウ及びトラにより死亡されています。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申しあげます。

サファリ側は死亡事故を引き起こしたゾウとトラをどう処遇したかは私には定かではありませんが、今回のツキノワグマについては「現時点では園は処分はしない方針」との趣意が報じられています。
またその後報道では20日には事故以来4日ぶりに営業を再開し、くだんのクマ飼育スペースから当該人身事故を引き起こしたクマを含め3頭を除外した形で展示したそうです。
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群馬サファリ . パイプ点検は1カ月に一度 えさ十分、なぜ
(略)
斎藤さんを襲ったクマについて、矢島本部長は「動物愛護法などに照らし、現時点で殺処分はしない予定だが、放し飼いも当面は行わず、獣舎内で管理する」としている。
この日、パークは臨時休園したが、休園を知らない複数の家族連れが訪れた。従業員が家族に駆け寄り、説明と謝罪に追われていた。パークによると、少なくとも19日まで閉園する。
一方、高崎労働基準監督署は17日、同パークの調査に入った。発生現場を確認した後、従業員らから当時の状況や安全体制などについて約2時間にわたって聴いた。

こちら毎日新聞2016年8月18日 11時00分(最終更新 8月18日 11時50分)

クマが従業員襲撃のサファリ、4日ぶり営業再開
(略)
午前9時半の開園に合わせ、入り口には数台の車が並び、家族連れがサファリバスを待つ姿が見られた。クマの飼育スペースには、6頭のうち、従業員を襲ったクマなどを除く3頭が展示された。
(略)

こちら2016年08月21日 11時45分 読売
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「現時点で殺処分はしない予定」とはどういうことでしょうか?今後、同処分をする余地でもあるというのでしょうか?人間側の都合で飼育展開している中、原因が何であれたまさか起きた事故を奇貨に処分することは理不尽このうえありますまい。かりそめにも報復や遺族への配慮なら逆恨みにして本末転倒的な責任の取りようと感じざるをえません。
またあからさまな殺処分ではなくてもちょうど上述の「花子」が被ったような懲戒的な監禁飼育も現在の動物福祉の民度では許されないことは論を待ちません。

もとより飼育許可を出した群馬県庁主管課には殺処分許可の権限はないことが同課との質疑(後述)でわかりました。ただし、個人も施設もそうですが、不要になったから勝手に自分たちの手で殺処分してもいいはずもありません。もしかしたら個人がそうであるように保健所(動物管理センター)に持ち込み処分依頼をすれば合法的に可能なのかもしれませんが、かりそめにもそのような依頼があった場合もこういう事由での殺処分を軽々に処分を引き受けることはあってはならぬことです。

このクマを含め事故後、展示されていないツキノワグマについては時系列を越えて官民あげて留意することで、むやみなことはできないことを園側に示していくべきではないでしょうか。

以下群馬県庁との質疑です。送付は8月19日、御回答は即日いただきました。
同県へはこの場にてお礼を申しあげます。
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posted by yutan at 00:00| 動物園・クマ牧場等

2016年08月21日

お堂等の管理は万全を!内部のミツバチの巣が誘引@平泉町

報道によると19日、午前1時頃、岩手県平泉町の男性(63)方の敷地内のお堂の側面の壁の一部が中にあったハチミツの巣を狙ったクマと見られるる出没個体に破壊される事案が発生しました。通報に基づき駆けつけた一関署署員が付近を捜しましたが、クマの姿はなかったといいます。
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県内クマ出没相次ぐ 平泉ではお堂の一部破壊
(略)
お堂は側面の壁の一部が破壊され、付近に足跡やふんがあった。中にはミツバチの巣があり、クマはハチミツを狙ったとみられる。

こちら※(2016/08/20)岩手日報
画像検索結果※同
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報道が事実ならお堂の管理者がミツバチの巣に気づき撤去していたらクマは誘引されなかったはずです。近隣のためにもお堂の管理は道義的責任として認識されたうえでこの物件に限らずこまめな管理によりクマ等の嗅覚誘引防止の取り組みが官民問わず望まれてきましょう。
かりそめにも狩猟関係者等を動員したクマ捜索が無差別誘引をもたらす可能性が否定できない限りは行うべきではありません。クマも臭いがなければ出没はしないものと思われます。当地でも恒常的に出没被害があったわけでもありますまい。
嗅覚誘引をシャットアウトすることで解決できうるのであれば、逆効果を呼ぶような誘引・刺激はさせないという分別を平泉町及び岩手県には期待することにしましょう。

また同じ報道によると岩手県では同日(19日) 午後0時40分ごろ滝沢市巣子の一本木中付近の田畑に囲まれた市道で、通行中の男性が子グマ2頭を目撃し盛岡西署に通報し、市が教育機関に警戒を呼びかけ警察官が付近を巡回したそうですが、これも各当局はこの程度で抑えておくべきです。逃げグマ、しかも子グマを負うことは図らずも親グマ等の出没促進を行うことも十分考えられますのですべきではありません。ここでも滝沢市及び同県の分別に期待することにしましょう。

誘引・刺激は逆効果@南丹市
クマ誘引・刺激は逆効果(アーカイブ)
posted by yutan at 19:07| ハチミツ箱とクマ出没